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「陶器」「磁器」の意味と違い

「陶器」「磁器」の意味と違い

「陶器」「磁器」の意味と違いとは

粘土を材料として作られる「焼き物」は、私たちの生活に欠かせない道具ですが、そうした焼き物を表す際、よく「陶器」と「磁器」という2つの呼び名が使われるようになっています。これらは「陶磁器」とひとくくりにされることもあって、同じものとして捉えられることも少なくありませんが、実際にはさまざまな点で異なっています。では、両者は具体的に、どのような点で区別されるのでしょうか。

今回は、「陶器」と「磁器」の意味や違いについて詳しく解説していきたいと思います。

「陶器」

陶器

「陶器(とうき)」とは、大まかに言えば、「釉(うわぐすり)をほどこした焼き物のうち、素地(きじ)の焼き締まりが中程度で吸水性があるもの」を意味します。

「磁器」との違いは何点かありますが、まず1つには、「原材料の違い」が挙げられます。「陶器」に使われる「陶土」は、有色で有機物を多く含み、粘土質が高めで可塑性も高いという特徴があります。2つ目の違いは、「焼成温度」です。これは焼き物を高温加熱する際の温度のことで、「陶器」の場合は一般に1,000~1,200℃で焼成されるようになっています。3つ目は「釉の違い」で、「陶器」では「磁器」に比べて溶けやすい釉が使われるようになっています。

さらに、「陶器」と「磁器」では焼き上がりの質感も異なり、「陶器」の素地は多孔質でザラザラしているという特徴があります。吸水性が高いのは、このように小さな孔がたくさん開いているためです。用途についても違いがあり、「陶器」は主に湯呑や抹茶碗、土鍋などとして使われるようになっています。

「磁器」

磁器

「磁器」とは、こちらも大まかに言うと、「素地のガラス質が磁化して半透明となった、吸水性のない焼き物」を意味します。

「陶器」との相違点は、上で述べたように、原材料や焼成温度などいくつか挙げられます。まず「磁器」で使われる粘土は、「磁土」や「磁器土」と呼ばれるものです。白色で有機物をほとんど含まず、粘土質が低めで、可塑性も比較的低くなっています。続いて焼成温度は、一般に1,200~1,300℃と、「陶器」に比べて高めになります。このため「磁器」では、「陶器」とは違い、溶けにくい釉薬が使われます。

焼き上がりの質感については、「陶器」の素地が多孔質でザラザラしていたのに対し、「磁器」の場合はガラスのようにツルツルした感触になるという特徴があります。表面に穴がないので、吸水性もありません。一方、用途の面では、「磁器」はティーカップやサラダボウルなどによく利用されるようになっています。

「陶器」「磁器」の意味と違い

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