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転職するリスク10選

転職するリスク10選
働き方改革などで、雇用を取り巻く環境が急激に変化している現在、転職は決して珍しい選択肢ではなくなりました。実際に転職を考えているという人も多いでしょう。
しかし、ちょっとした不満から勢いで転職しようとしている場合は要注意です。転職にはさまざまなリスクがあり、そうしたことを考えずに職場を変えてしまったため、後でひどく後悔したというケースは少なくありません。

そこで本記事では、転職活動を始める前に知っておくべき「転職のリスク」について、詳しく紹介していきたいと思います。

金銭面に関するリスク

給料が下がることも

給料が下がることも

給料が上がることを期待して転職しようと考えている人は、返って収入が下がるリスクもあることを踏まえておいた方が良いでしょう。

もちろん、転職によって給料アップを実現できるケースがあるのは事実です。しかし、残念ながらそうしたケースばかりとは限らず、転職活動の際手取り額をきちんと確認しておかなかったり、実際の給料が募集要項にあった額より少なかったなどの事情で、結果的に給料が前職より少なることも珍しくありません。これは多くの場合、認識の甘さから来るリスクなので、これに対処するには、「求人票の募集要項をよく確認しておく」「面接時や内定通知時に重ねて尋ねておく」といったことが必要となります。

また、年俸制から月額制に以降する場合、月々の収入額が以前より減ってしまうこともあるので、この点についても要注意です。

ボーナスや退職金が減る

ボーナスや退職金が減る

転職にまつわるリスクには、「ボーナスや退職金が減ってしまう」というものもあります。
ボーナスの金額については、一定期間の査定に基づいて決められるのが通常です。もしも支給日に在籍していなければ、受け取る権利を失うために、転職する時期によってはボーナス自体をもらえない可能性もあります。ボーナスの支給後に退職した場合でも、転職先では査定期間の途中からの入社ということになるため、査定額が下がってしまいます。そのため、転職した年度のボーナスについては、それほど期待できないと考えるのが妥当です。

退職金についても同様で、金額は会社の在籍期間に応じて決められますから、途中で退職すればその分減額される勘定になります。転職先でも在籍期間は限られるため、将来的に退職金は少なくなると考えられます。

ローン審査が不利に

ローン審査が不利に

意外に見落とされがちな点ですが、「ローン審査が不利になる」ということも、転職にまつわるリスクの1つです。

住宅ローンなどでは、何千万という大金の融資が、相手の「信用度」に基づいて行われます。要するに、ローンを組むには、「貸したお金がきちんと戻ってくると考えられるだけの信用があること」が前提となるわけです。その信用度を測る際の重要な基準となるのが、「勤続年数」です。つまり、同じ会社に長く勤めているほど、金融機関の信用は高まることになります。

近年は転職が増えたことで、勤続年数の基準も緩む傾向にありますが、それでも「1年以上」の勤続を求める金融機関がほとんどです。ですので、転職直後の時期に住宅ローンを申し込んでも、審査に通らない可能性が高いと考えた方が良いでしょう。

人間関係に関するリスク

上司や先輩が年下になることも

上司や先輩が年下になることも

転職すると、今までとはまったく異なる人間関係の中に身を置くことになります。職場には、自分より年下の人間が多くなるかもしれません。それだけでなく、上司が自分より若いということも十分あり得ます。年齢についてはあまり気にならないという人もいるでしょうが、実際には年下の人間にあれこれ指図や注意をされることは、やはり多くの人にとって抵抗のあるものです。

比較的年齢が近い場合はまだしも、30歳過ぎでの転職であれば、一回りくらい年が離れているケースもあります。もちろん、気を使って敬語で話してくれる上司もいるでしょうが、中には平気で横柄な態度を取る者もいます。こうした場合は、かなりのやりづらさを感じることも多くなるでしょう。このようなストレスは、転職の少なくないリスクであると言えます。

職場になじめないことも

職場になじめないことも

転職には、「新しい職場になじめない可能性がある」というリスクも付きまといます。

職場の雰囲気は、企業ごとにそれぞれ異なります。ですので、もし転職先の職場の空気が前職のものと大きく違うようなら、すぐには溶け込めないかもしれません。特に、前の職場に居心地の良さを感じていたり、社風が身に沁みついていたりする場合はなおさらです。

こうしたリスクは、転職先が大企業であるほど高まります。なぜならば、大企業は新卒教育や福利厚生に力を入れていて、離職率が低く生え抜きの社員が多いためです。このような集団の中に素早く溶け込むには、かなりのコミュニケーションスキルが必要になりますが、そうしたスキルがない場合、しばらく居心地の悪い思いをすることになるかもしれません。

期待が大きくなることも

期待が大きくなることも

「過剰な期待を背負わされかねない」というのも、転職にまつわるリスクの1つです。

転職には、未経験の業種にチャレンジする場合と、これまでの経験や知識が活かせる業種にチャレンジする場合の2種類があり、このうち後者は「キャリア採用」と呼ばれます。
「キャリア採用」は、即戦力としての能力が見込まれての採用ですから、周囲の見る目もそれに応じたものとなります。要は「仕事ができて当たり前」といった先入観を持たれてしまうわけで、そうすると、最初から高いハードルを課されてしまうことにもつながります。特に、中途採用が異質な存在として扱うよう企業では、こうした傾向が強くなります。

このような強いプレッシャーがかかる場合もあるということは、事前に踏まえておいた方が良いでしょう。

その他のリスク

すぐに内定先が決まらない

すぐに内定先が決まらない

転職で一番大きなリスクとも言えるのが、「内定先がすぐに決まるわけではない」ということでしょう。

転職先が見つかるまでの期間は、年代や職種などの要因で異なりますが、およそ2ヵ月ほどというのが平均です。多くの人が3ヵ月以内には転職先を見つけますが、中には長期化するケースもあり、半年ほどかかることも珍しくありません。ですので、大体3~6ヵ月ほどはかかると見込んでおいた方が良いでしょう。
会社を辞めてから転職活動するとなると、転職に成功するまでは無職ですから、その間生活できるだけの蓄えが必要になります。失業保険も、自己都合退職なら給付まで3ヵ月かかります。

一方、在職中から転職活動して仕事を見つけておけば、退職しても間を置かずに働けるので、このリスクは避けられます。ですので、転職活動のやり方としては、こちらの方がおすすめです。

スキルが通用しないことも

スキルが通用しないことも

「自分の持つスキルが通じないこともある」というリスクも、転職においては踏まえておいた方が良いでしょう。

たとえキャリア採用による入社だったとしても、必ず即戦力として通じるとは限りません。前職と同じ業種でも、扱う商材の違いなどによって、勝手が変わることもあります。まして異業種への転職となると、今までの経験やスキルが全く通用しない状況も考えられます。

こうした結果を出せない状況が長引くほど、転職先で肩身のせまい思いを強いられることになります。即戦力を期待されての入社であれば、なおのこといたたまれないでしょう。特に自分のスキルに自信がある人ほど、感情的に負のスパイラルに陥ってしまい、最悪すぐに退職するといったケースも見られます。
こうしたことのないよう、転職先で通用するスキルがあるかどうかは、事前に冷静に判断しておいた方が良いでしょう。

仕事内容が考えていたものと違うことも

仕事内容が考えていたものと違うことも

「事前に思い描いていた仕事内容が違う」というリスクも、転職においてはあり得ます。

転職する理由は人それぞれでしょうが、「希望の仕事に就きたい」ということを一番に挙げる人も多いはずです。しかし、そのつもりで入社してみると、実際には求人とは全く異なる部署に配属されたり、働いてみたら自分のイメージしていた感じとは違ったという事態になることもあります。実際にこうした違和感を感じる人は多く、場合によってはせっかく転職したのに、すぐに退職してしまうケースも見られます。
しかし、転職後すぐの離職は、よほどの事情でない限り、次の転職活動にとって不利になります。

ですので、こうした場合でもなるべく自分で改善する努力をしたり、あるいは在籍しつつ転職の機会を探るのがおすすめです。

教育システムが不十分なことも

教育システムが不十分なことも

「会社の教育システムが整っていない場合もある」というリスクについても、転職に際しては要注意です。

これは特に、中途採用が多い会社によく見られる特徴となっています。こうした企業は社員の入れ替わりが激しいために、あまりまとまった教育を新人に施すことがありません。簡単なマニュアルだけを渡し、後は自力で理解するよう求めることが多くなっています。基本的にその人任せで、懇切丁寧な指導などは期待できないので、積極性や自発性に乏しい人にとっては苦労が多いでしょう。さらにキャリア採用だと、前述のように「できて当たり前」という空気があるので、気軽な質問すらしにくい場合もあります。

教育体制の充実度は、会社の将来性を測る指標でもあるので、転職するのであれば、その点もしっかりチェックしておいた方が良いでしょう。