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「レトルト食品」と「インスタント食品」の意味と違い

「レトルト食品」と「インスタント食品」の意味と違い

「レトルト食品」「インスタント食品」の意味と違いとは

「レトルト食品」や「インスタント食品」と言えば、現代人には欠かせない加工食品ですが、この2つにどのような違いがあるかご存知でしょうか。あまり考えたことがないという人も多いでしょう。実はこれらは、似ているようでいてそれぞれ異なるものを指しています。

今回は、「レトルト食品」と「インスタント食品」の意味や違いについて探っていきましょう。

「レトルト食品」とは

レトルト食品

「レトルト食品」とは、調理後に高圧加熱殺菌を施し、袋詰めにした保存食品を意味します。「レトルト食品」という言い方は略称で、正確には「レトルトパウチ食品」と呼ばれます。「レトルト」とは本来、缶詰や袋詰め食品を加熱殺菌する釜を指す言葉でした。

調理済みの食品を加熱殺菌して保存食にする方法は、19世紀のフランスで開発されましたが、1950年代に入ると、アメリカ陸軍が「レトルトパウチ(レトルト食品を封入している袋)」を使った保存食を開発します。これは宇宙食にも利用されますが、アメリカでは一般には広まりませんでした。
市販のレトルト食品が誕生したのは1968年で、日本で売り出された「ボンカレー」が第一号になります。その後、さまざまな食品に利用され、国内で広まっていきました。

「インスタント食品」との詳しい違いについては、以下で説明していきましょう。

「インスタント食品」とは

インスタント食品

「インスタント食品」とは、調理や処理に時間がかからず、すぐに食べられるよう加工されている食品を意味します。「即席食品」とも呼ばれます。
広義には缶詰や冷凍食品なども含みますが、一般的には、水を加えることで従来の形に再現できるものを指すようになっています。

「レトルト食品」との主な違いは、食べる際の処理の仕方にあります。
「レトルト食品」がお湯やレンジで中身を温めて食べるのに対し、「インスタント食品」は、直接お湯を注いで食べることがほとんどとなっています。また、「レトルト食品」がカレーやシチューなど液状のものが主体なのに対し、「インスタント食品」はラーメンやコーヒーなど、固形のものがメインである点も違います。
以上のような点を踏まえて、両者を使い分けるようにしましょう。

「レトルト食品」と「インスタント食品」の意味と違い

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