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「海草」と「海藻」の意味と違い

「海草」と「海藻」の意味と違い

「海草」と「海藻」の意味と違いとは

「海草」と「海藻」は、どちらも「かいそう」と読む言葉です。しかも、どちらも「海草サラダ」「海藻サラダ」などと使われることから、違いが分かりにくくなっています。一体この2つは、どのような点が異なるのでしょうか。詳しい使い分けのポイントが知りたいところです。

そこで今回は、「海草」と「海藻」の意味や違いについて解説したいと思います。

「海草」とは

海草

「海草」は、「海に生える種子植物」を意味する言葉です。「種子植物」とは、植物のうち種子を形成するものを指します。根・茎・葉の区別ができるのが特徴で、この点は後述する「海藻」との違いになります。英語では、「sea grass」と呼ばれます。

「海草」は、すべてが単子葉類(被子植物のうち、1枚の葉を持つのが特徴のもの)です。海岸近くや入江の比較的浅い場所に根を下ろし、匍匐茎(ほふくけい)と呼ばれる地上近くを這う茎によって群生しています。葉は細長い紐状かまたはへら状で、単純な形をした花を咲かせます。日本には7属15種が生息しており、代表的なものには「アマモ」や「スガモ」、「エビアマモ」などがあります。

「海藻」とは

海藻

「海藻」とは、「海に生える藻類」を意味する言葉です。海産の糸状または葉状、さらに樹状の形状を持つ藻類を総称した言い方になります。前述のように「海草」とは違い、根・茎・葉の区別が明確ではありません。

「海藻」は、「紅藻類」「褐藻類」「緑藻類」の3つに大別されます。紅藻類の代表的なものは、「アサクサノリ」「テングサ」「フノリ」などで、褐藻類には「コンブ」「ワカメ」「ホンダワラ」が、緑藻類には「アオノリ」「アオサ」「ミル」などがあります。

このように、「海藻」は「藻類」を指し、「海草」は「種子植物」を指すようになっています。放送でこれらを使い分ける際は、「ウミクサの海草」「ウミモの海藻」と表現することもあります。

ただ、これらをまとめて「海草」と称することもあることから、ワカメのサラダを「海草サラダ」と書くのも間違いではありません。