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「かぼちゃ」と「パンプキン」の違い
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「かぼちゃ」と「パンプキン」の違いとは
秋の味覚である「かぼちゃ」は、近年ハロウィンが日本の文化に浸透してきたこともあり、馴染みのない多種多様なかぼちゃが日本でも流通するようになりました。品種によって味や特徴に違いがあるかぼちゃですが、栄養価の高い野菜で、日本の食卓に欠かせない身近な食材と言えるでしょう。
さて、ここではかぼちゃとパンプキンの違いをご紹介します。パンプキンという言葉も料理名を通してすっかり日本の食文化に定着しています。それでは両者の違いを見ていきましょう。
「かぼちゃ」とは
ウリ科植物である「かぼちゃ」の名の由来は諸説ありますが、14世紀ポルトガル人がカンボジアの産物として日本に伝えたことから、ポルトガル語でカンボジアを意味する「カンボジャ(camboja)」が転じて訛ったものとする説が最有力と言われています。
かぼちゃは大きくわけて、「日本かぼちゃ」「西洋かぼちゃ」「ペポかぼちゃ」に大別され、日本に最初に伝来したのは、味が淡泊で粘りが強い「日本かぼちゃ」で、煮崩れしにくいため懐石料理などに用いられています。
しかし現在日本で流通している大半は糖質が高くホクホクした食感が特徴の「西洋かぼちゃ」です。また、食用より鑑賞用品種が多い「ペポかぼちゃ」は、「おもちゃかぼちゃ」とも呼ばれています
「パンプキン」とは
かぼちゃの英名を「パンプキン(pumpkin)」と考えている人は珍しくありません。しかし、実はパンプキンは「ペポかぼちゃ」の一部の品種のことで、ウリ科かぼちゃ属は総称して、「スクワッシュ(squash)」と呼ばれています。
一般的にパンプキンは、果皮がオレンジ色をしており、ハロウィンで装飾される「ジャック・オ・ランタン」もパンプキンが用いられています。日本では、一般的に「パンプキンスープ」「パンプキンケーキ」など、他の外来語と一緒に複合語として用いられています。
つまり、かぼちゃとパンプキンの違いは、かぼちゃはウリ科かぼちゃ属の総称であり、パンプキンはそのくくりの中にある「ペポかぼちゃ」に属する一部の品種ということになります。
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