一般常識
「ジャージ」「スウェット」トレーナー」の違いとは

スポンサーリンク
「ジャージ」「スウェット」トレーナー」の違い
スポーツやトレーニングをする時に着用するスポーツウェアというと「ジャージ」「スウェット」「トレーナー」などを思いつくのではないでしょうか。ただし、この3種類の違いについて聞かれても、すぐに答えるのは難しいでしょう。この3種類には違いがあるのかないのか。違いがあるのであれば何がどう違うのか。
今回は「ジャージ」「スウェット」「トレーナー」の特徴や違いについて解説していきます。購入する際などに参考にしてみてください。
「ジャージ」とは
「ジャージ」とは、本来は「ジャージー」といい、伸び縮みしやすいジャージー織で作った生地、衣服です。元々イギリス海峡のジャージー島の漁師の作業着として作られました。
軽くて耐久性、伸縮性があり動きやすいため、学校の運動着やトレーニングウェアとしてよく利用されています。汗の乾きが速い素材である点もスポーツウェアとして便利です。生地の素材はポリエステルが多いですが、綿やポリウレタンを使ったものもあります。
後述しますが、「スウェット」と「ジャージ」は同じジャージー織で作られていますが、この2つの違いは生地が異なること。じつは「ジャージ」は汗が乾くのは速いのですが、汗を吸い取りにくい生地でした。そこで吸水性を高めた「スウェット」が開発されたのです。
「スウェット」とは
「スウェット」とは、「ジャージ」と同じくジャージー織で作られ、「綿ジャージ」とも呼ばれる生地、衣服です。表はジャージー織、裏地はタオルのような裏毛(パイル地)か裏起毛という表と裏の二重構造になっています。
スウェットシャツは、厚めでゆったりと着られるプルオーバータイプで、襟や袖がゴムになった形状が典型です。スウェットシャツ、スウェットパンツと併せてスウェットスーツと呼ばれます。
「ジャージ」との違いは生地にあります。「スウェット」は汗を意味する「Sweat」を語源とし、よく汗を吸い取るのが特徴。つまり、「スウェット」とは、ジャージー織において、とくに吸水性に優れた生地、衣服のことです。裏起毛のような起毛にすることで吸水性と保湿性を高めているのです。
このように、「スウェット」は、汗を良く吸収し、軽くて保湿力があり冬場でも暖かい生地のため、トレーニング用から防寒着、ルームウェアなどのカジュアルまで、幅広い用途で使われます。素材は厚めの綿が主流ですが、ポリエステルとの混紡など他素材と混紡したものもあります。
「トレーナー」とは
「トレーナー」とは、「スウェットシャツ」の和製英語。つまり「スウェットシャツ」と同じものを示す、日本の呼び方の一つです。ただし「スウェット」がスウェット生地として、生地名にも使われるのに対し、「トレーナー」はスウェットシャツの別名です。
日本のファッションブランドの社長が、ボクシングジムのトレーナーが「スウェットシャツ」を着用していたことにちなみ「トレーナー」と名づけ、その呼び名が定着しました。
今では「スウェット」と「トレーナー」は、メーカーによって使い分けていることが多いようです。
ただし、衣服としての「トレーナー」はあくまでも日本特有の言葉のため、外国では通用しません。
前述したように、「ジャージ」と「スウェット」は生地が違いますが、「スウェット」と「トレーナー」は同じもの。呼び名の違いだけで、同じものを指しています。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
- 最新の情報をお届けします
- Tweet Follow @b_textbook
その他おすすめのコンテンツ一覧
-
一次元・二次元・三次元・四次元・五次元の違い
-
生む(生まれる)・産む(産まれる)の違い
-
「ください」と「下さい」の正しい使い分け方と違い
-
元・基・下の使い方の違い
-
高級寿司屋のマナーと正しい食べ方34選
-
「信用」と「信頼」の違い
-
民主主義・資本主義・社会主義・共産主義の違い
-
「動線」と「導線」の違い
-
「蘇る」と「甦る」の意味と違い
-
朗報・悲報・吉報・凶報・訃報・速報の違い
-
「宜しく」と「よろしく」の正しい使い分け方と違い
-
「尋ねる」「訪ねる」「訊ねる」の意味と違い
-
早生まれと遅生まれの意味と違い!メリットとデメリット15選
-
「讃える」と「称える」の意味と違い
-
「夫」「主人」「旦那」「亭主」の意味と違い
-
「つまずく」と「つまづく」の意味と違い
-
アラサー・アラフォー・アラフィーは何歳から何歳まで?
-
「慣れる」と「馴れる」の意味と違い
-
「一人称」「二人称」「三人称」の意味と違い
-
「年度」「年次」「年時」の違い
-
全20種類!○○世代一覧
-
「出身地」「出生地」の意味と違い
-
「凡例(はんれい)」と「凡例(ぼんれい)」の違いと読み方
-
「早急(そうきゅう)」と「早急(さっきゅう)」の意味の違いと読み方