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春雨とビーフンの違いとは?

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春雨とビーフンの意味のとは
春雨とビーフンは、どちらも細長い麺で、ツルツルとした食感が特徴です。野菜や肉との相性が良く、とくに中華料理屋さんのメニューで見かけることが多い点も共通しています。似ている点が多いため、春雨やビーフンを使った料理を作ろうとするとき、使い分けに迷ってしまうことも多いでしょう。
見た目、味、食感が似ている春雨とビーフンですが、実はその材料は全く異なります。そこで、春雨とビーフンの言葉の意味、それらが食べられるようになった背景や製造方法の違いなどを解説したいと思います。
春雨とはデンプンから作られた麺のこと
春雨とは、デンプンから作られた麺のことです。その起源は中国にあり、1000年以上前から食べられています。中国における春雨の名称は「粉条(フェンティアオ)」。「棒状の粉末」という意味があり、形状をそのまま表現していると言えるでしょう。
春雨の原料は、中国と日本で違いがあります。デンプンに水を入れて作った生地を細長い麺にする点は共通しています。しかし、デンプンをとる原料は、中国は主に緑豆、日本は主にじゃがいもという違いがあります。
春雨は細長い麺であることが一般的ですが、平麺バージョンも存在します。食感は、中国の緑豆春雨は硬めで、日本のじゃがいもの春雨は柔らかめです。春雨は、中国と日本だけではなく、台湾や東南アジア諸国でも広く食べられています。
春雨もビーフンもデンプンをベースに作られる食品ですが、春雨が緑豆やじゃがいもを減量に作られるのに対してビーフンはお米を原料としていると言った違いがあります。
ビーフンとは米粉から作られた麺のこと
ビーフンとは、米粉から作られた麺のことです。紀元前220年頃、秦の始皇帝が、お米を食べる習慣がなかった兵士向けに作ったことが始まりと言われています。ビーフンの中国語は「米粉(ミィーフェン)」。文字通り、お米で作った麺という意味です。
ビーフンの作り方は春雨とほとんど違いがありません。米粉を水で練って生地を作り、それを細い麺にします。ビーフンは、お米のなかでも「うるち米」を使うことが一般的です。なぜなら、うるち米にはデンプンが豊富に含まれているため、ビーフン作りに最適だからです。
ビーフンは、特にお米の生産量が多い地域に広がり、中国・日本の他、台湾や東南アジア諸国で愛されています。日本でビーフンはメジャーな食材ではありませんが、中国・台湾や東南アジア諸国では、主食として日常的に食べられています。

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