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一般常識

「ビール」「発泡酒」「第三のビール」「第四のビール」の意味と違い

「ビール」「発泡酒」「第三のビール」「第四のビール」の意味と違い

ビール・発泡酒・第三のビール・第四のビールの意味と違いとは

「ビール」と言えば、世界中の大人にとって最も身近なアルコール飲料の1つです。さまざまな食べ物に合い、また季節も問わずに楽しめることから、大勢の人が愛飲しています。一方、「ビール」と似ているものの、異なる種類の飲み物として「発泡酒」や「第三のビール」と呼ばれるものも人気があります。しかし、これらの飲料には一体、どういった違いがあるのでしょうか。

今回は、「ビール」「発泡酒」「第三のビール」、そして「第四のビール」の意味や違いについて解説していきましょう。

「ビール」とは

ビール

「ビール」はアルコール飲料の一種で、英語では「beer」または「ale」、日本語表記では「麦酒」と呼ばれます。「beer」の語源は、「飲む」を意味するラテン語の「bibere」にあります。

「ビール」の歴史は古く、メソポタミア文明のシュメール人によって、紀元前4千年紀にはすでに作られていました。その後世界に広まり、日本では19世紀に入って醸造が試みられるようになりました。

「ビール」の製法はさまざまですが、もっとも一般的なのは、大麦を発芽させた「麦芽」を、ビール酵母でアルコール発酵させるというやり方になります。現在は「ラガービール」が主流となっていますが、そのほかにも「エール」や「自然発酵ビール」などの種類があります。

「発泡酒」との違いについては、以下で見てみましょう。

「発泡酒」とは

発泡酒

「発泡酒」は、日本の酒税法で定義されている酒類の一種です。日本では一般的に「ビール風味のアルコール飲料」を指しますが、酒税法の定義においては、「ビール」とは区別されています。

酒税法における「発泡酒」の定義は、次のようなものです。すなわち、「麦芽または麦を原料の一部とした酒類で、発泡性を有するもの(アルコール分が20度未満のものに限る)」が「発泡酒」ということになります。
ビールとの違いは、「麦芽の割合に指定がない」という点にあります。「ビール」の場合は麦芽を2/3以上使用したものを言いますが、「発泡酒」は麦芽の割合についての指定はありません。この違いを踏まえると、使い分けしやすくなります。

「第三のビール」とは

第三のビール

「第三のビール」とは、ビールや発泡酒とは異なる原料や製法で作られた、ビール風味のアルコール飲料を意味する言葉です。「第三のビール」という呼称は正式なものではなく、「ビール」「発泡酒」に続く新しいアルコール飲料ということで、新聞などのメディアによって付けられました。

「第三のビール」は、酒税法上「ビール」や「発泡酒」との違いを明確にするため、原料に麦芽を使わないことが特徴となっています。これによって税率を下げるのが目的でしたが、2006年の酒税法改正により、350ml缶で3.8円の増税が課されることとなりました。またこの改正により、新たな原料や製法を使った「第三のビール」の開発は、事実上難しくなっています。

「第四のビール」とは

第四のビール

「第四のビール」もまた、ビールや発泡酒とは原料や製法が違うものの、ビール風味のあるアルコール飲料を意味しています。

「第四のビール」の「ビール」や「発泡酒」との違いは、「発泡酒に別のアルコール飲料が混ぜられている」という点にあります。大麦と小麦を問わず、麦由来のスピリッツや焼酎などを発泡酒と混ぜることで、「ビール」などとの差異化が図られました。酒税法の分類としては「第三のビール」と同じものにあたりますが、製法が異なることから、一般的には「第四のビール」の名で呼ばれています。