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「ねぶた」「ねぷた」の意味と違い

「ねぶた」「ねぷた」の意味と違い

「ねぶた」「ねぷた」の意味と違い

日本各地には、全国に知られた大きなお祭りがありますが、中でも特に有名なのが、「ねぶた祭り」でしょう。東北の夏と言えば「ねぶた」を連想する人も多いでしょうが、その一方で「ねぷた祭り」との違いが気になるという人も少なくないと思います。果たしてこの2つには、何か明確な違いなどはあるのでしょうか。

今回は、「ねぶた」と「ねぷた」の意味や違いについて解説していきますので、両者の使い分け方が知りたいという人は、ぜひ参考にしてみてください。

「ねぶた」とは

ねぶた

「ねぶた」とは、東北地方から北関東の各地で行われてきた、旧暦7月7日の行事の1つです。特に青森県において盛んで、青森市の「青森ねぶた祭」などがよく知られています。

「ねぶた」の名の由来は諸説ありますが、睡魔を払うみそぎの行事である「眠た流し(眠り流し)」から来ているとする説が有力です。このような悪疫を払う意味を持った行事に、盆行事の火祭りが合わさって出来上がったのが、「ねぶた祭り」であると考えられています。

「ねぷた」との明確な違いは、後述するように特にありません。「青森ねぶた」と「弘前ねぷた」のイメージで、燈籠(青森ねぶたは人形型、弘前ねぷたは扇型)や掛け声(青森ねぶたは「ラッセラー」、弘前ねぷたは「ヤーヤドー」)によって区別するケースも見られますが、実際には地域ごとの呼び方が異なるだけというのが正確なところです。

「ねぷた」とは

ねぷた

「ねぷた」とは、青森県を中心として東北各地で行われている、七夕行事の1つです。有名なものでは、青森県弘前市の「弘前ねぷた」があります。名称の由来は、夏場の睡魔を払うための「眠り流し」にあると言われています。古来から行われてきた行事ですが、江戸時代以降に燈籠などが用いられるようになり、徐々に手が込んでいった結果、現在のような大がかりな祭りへと発展しました。

「ねぶた」との本質的な違いは、上で述べたようにありません。「ねぶた」は青森市、「ねぷた」は弘前市と言われることがありますが、実際にはそれ以外のさまざまな地域でも、「ねぶた」「ねぷた」双方の名称が使われています。
燈籠の形や掛け声で区別する場合もありますが、これも名称とは実質的に無関係です。「ねぶた」と呼ぶか「ねぷた」と呼ぶかは地域の訛り方により、内容も各地域の特性で微妙に変わってくると考えるのが、正確な理解でしょう。
ちなみに、「ねぶた」の呼称は青森市周辺と下北の地域で、「ねぷた」の呼称は弘前市を中心とした津軽地方でよく使われる傾向があります。

「ねぶた」「ねぷた」の意味と違い

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