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一般常識

「関西」「近畿」「京阪神」「西日本」の意味と違い

「関西」「近畿」「京阪神」「西日本」の意味と違い

関西・近畿・京阪神・西日本の意味と違いとは

日本の各地方の呼称には、さまざまなものがあります。大阪や京都の周辺を指す場合にも、「関西」や「近畿」「京阪神」などの呼称が使われますが、これらはそもそもどこを指し、どう使い分けるのが正しいのでしょうか。また、「西日本」との違いも気になるところです。

そこで今回は、「関西」「近畿」「京阪神」「西日本」の意味と違いについて、詳しく解説したいと思います。

「関西」とは

関西

「関西」とは、「関所の西の国」という意味の言葉です。相対する言葉として、「関東」があります。ここで言う「関所」とは、古くは鈴鹿関(すずかのせき)・不破関(ふわのせき)・愛発関(あらちのせき)の三関を指していましたが、のちには近江国(現在の滋賀県)逢坂山の「逢坂関(おうさかのせき)」を指すようになりました。
鎌倉時代には近江、伊賀、大和、山城、摂津、河内、和泉の7国に山陽、山陰、南海、西海各道の31国を含めた38国を「関西」と呼んでいましたが、現在では、大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県の2府4県を指すのが一般的です。

「近畿」などとの違いについては、以下で見てみましょう。

「近畿」とは

近畿

「近畿」とは、本州の中央部よりやや西よりの地域、畿内とその周辺を含めた地方の呼称になります。「畿内とその附近の国々」といった意味の言葉です。
具体的には、京都、大阪、滋賀、兵庫、奈良、和歌山、三重の2府5県を、「近畿」と呼ぶようになっています。「畿」とは「都」を意味する言葉で、「畿内」とは、旧国名では山城、大和、河内、和泉、摂津の5国(現在の大阪、奈良、京都の一部)を指していました。

「近畿」という言葉は、比較的新しいものです。使われ出したのは明治時代からで、それまでは「畿内」が主に使われていました。

「近畿」と「関西」の違いは、三重県を含むかどうかという点にあります。前述のように、「関西」は三重県を含まないのが通常ですが、「近畿」では含むようになっています。厳密な使い分けのルールなどはありませんが、この点で両者を区別することが可能です。

「京阪神」とは

「京阪神」とは、京都市、大阪市、神戸市の3市を総称した言葉です。それぞれの頭文字を取った言い方で、読み方は、「けいはんしん」となります。また、この3市を中心とした周辺地域を指して言う場合もあります。
単純に3都市の総称として使う場合には、「京阪神三大学(京都大学・大阪大学・神戸大学)」のように、3都市のみのことがらを表す際に使われます。一方、後者の場合は、3都市周辺の地域(大阪府全域や兵庫県南部など)まで含め、「近畿地方の主要部」といった意味合いで使われるようになっています。

このように、「京阪神」は「近畿地方の一部」あるいは「近畿地方の主要部」を指すようになっており、この点は「関西」や「近畿」との違いになります。

「西日本」とは

「西日本」とは、日本列島の西半部という意味の言葉です。「東日本」に対する言葉で、中部地方より西、近畿、中国、四国、九州の各地方をまとめて言う呼称となっています。読み方は「にしにほん」、あるいは「にしにっぽん」です。
具体的にどこからを「西日本」とするかは場合によって違いますが、一般的には、三重県以西を「西日本」と呼ぶことが多くなっています。地質学的には、糸魚川静岡構造線より西の地域が「西日本」と呼ばれます。

このように、「西日本」の表す範囲は、「関西」や「近畿」よりも広いという違いがあります。「関西(近畿)地方」の意味で「西日本」が使われることもありますが、本来の意味にはそれ以外の地方も含まれます。