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EU加盟国一覧(27ヶ国)

EU加盟国一覧

EU加盟国一覧

EU(欧州連合)の意味とは?加盟の8つのメリットと6つのデメリット」ではEUの目的や歴史、メリット・デメリットなどについて見てきましたが、実際のEU加盟国についても知りたいところです。EC時代に6ヵ国からスタートしたEUは、以後何度かの拡大を経て、現在は全部で27の国が加盟しています。その中には、以前は東西で陣営が分かれていた国々も一緒に含まれています。

具体的にどういった国が加盟していて、どんな特徴を持つのか、ここではEU加盟国の一覧をご紹介していきましょう。

ベルギー

ベルギー

ベルギーは、正式な国名を「ベルギー王国」と言います。西ヨーロッパに位置しており、首都はブリュッセルにあります。公用語は、オランダ語の一種であるフラマン語とフランス語の2つで、それぞれが話される地域で国土が二分されています。

ベルギーは、EUの原加盟国6ヵ国(インナー6)のうちの一国になります。首都のブリュッセルにはEUの主要機関の多くが置かれていることから、「EUの首都」という呼ばれ方をすることもあります。

人口の少ない小国ではあるものの、EU内においては中心的な役割を果たす国です。

ブルガリア

ブルガリア

ブルガリアの正式名称は、「ブルガリア共和国」です。バルカン半島に位置しており、ルーマニア、セルビア、ギリシャなどと隣接しています。首都はソフィアにあり、公用語はブルガリア語が話されます。

ブルガリアがEUに加盟したのは、2007年の1月1日です。この時は、ルーマニアと共にEU入りを果たしました。この加入によって、EU加盟国は27ヵ国となっています。現在EUの公用語の中で、唯一キリル文字を使用する国家でもあります。

チェコ

チェコ

チェコは、正式には「チェコ共和国」と呼ばれます。中央ヨーロッパに位置しており、首都はプラハに置かれています。公用語はチェコ語で、北はポーランド、南はオーストリア、東はスロバキア、西はドイツと隣接しています。
チェコがEUに加盟したのは、2004年の5月1日です。同じ時期に加盟した国には、ほかにエストニアやハンガリーなどの9ヵ国があります。これらの国々は、冷戦時東側に属していましたが、EU加盟によってヨーロッパ東西の統一が示されることになりました。ちなみにチェコは、ユーロには非加盟となっています。

デンマーク

デンマーク

デンマークの正式な国名は、「デンマーク王国」です。北ヨーロッパに位置しており、バルト海と北海に挟まれたユトランド半島と、その周辺の島々から成っています。首都はコペンハーゲンで、公用語はデンマーク語になります。

デンマークがEUに加盟したのは、1973年の1月1日です。当時は「欧州共同体(EC)」でしたが、この時同時に加盟した国には、イギリスとアイルランドがあります。EU加盟国ではあるものの、ユーロ参加については国民投票で否決されたため、現在も自国通貨のクローネを使用しています。

ドイツ(加盟時西ドイツ)

ドイツ

ドイツの正式名称は、「ドイツ連邦共和国」です。中央ヨーロッパ西部に位置し、首都はベルリンに置かれています。公用語はドイツ語が話され、名目GDP世界4位、輸出世界3位、輸入世界3位という大国となっています。

ドイツは、まだ国家が東西に分かれていた1958年に、西ドイツとしてEU(当時は欧州共同体)に加盟しました。その後1990年にドイツが再統一されたことで、東ドイツもEU入りを果たします。現在ドイツは、強力な経済を背景として、EU内でもとりわけ強い影響力を発揮する国となっています。

エストニア

エストニア

エストニアの正式な国名は、「エストニア共和国」です。北ヨーロッパのバルト三国の中で、最も北に位置する国になります。公用語はエストニア語で、首都はタリンにあります。1941年にドイツによって占領、そして1944年にはソ連に併合されますが、1991年、ソ連崩壊の過程で独立を回復しました。

エストニアのEU加盟は、2004年の5月1日です。前述のように、同じタイミングでチェコやハンガリーなど全部で10の国がEUに加盟しています。

アイルランド

アイルランド

アイルランドは、「アイルランド共和国」とも呼ばれる北西ヨーロッパの国です。北大西洋のアイルランド島の大部分を領土としており、首都はダブリンに置かれています。19世紀にイギリスに併合されますが、1931年に主権国家としての地位を確立、1938年に独立国家として承認されています。
北アイルランドとは国境で分かれているものの、現在はヒトやモノなどの自由な行き来が可能です。ただ、イギリスのEU離脱により、今後検問が復活するかどうかが懸案となっています。

アイルランドがEU(当時はEC)に加盟したのは、1973年の1月1日です。この年には、ほかにイギリスとデンマークが加盟しており、EUの第一次拡大にあたります。

ギリシャ

ギリシャ

ギリシャは、正式な国名を「ギリシャ共和国」といいます。「ギリシア」と呼ばれることもありますが、日本語での公式な名称は「ギリシャ」になります。南ヨーロッパに位置しており、首都はアテネです。ギリシャ語が公用語として使われています。民主主義や西洋哲学などの発祥地としても知られる国です。

ギリシャは、1981年1月1日にEUに加盟しました。2009年、政権交代をきっかけとして巨額の財政赤字が発覚したことにより、「ギリシャ危機」とよばれる問題がEU全体に波及します。一時はギリシャのEU離脱なども取りざたされましたが、各国の協力を得て財政健全化の目途が立ち、2018年にはEUの金融支援プログラムを終了させています。

スペイン

スペイン

スペインは、正式な国名を「スペイン王国」といいます。南ヨーロッパのイベリア半島に位置しており、ポルトガルやフランスなどと接する国です。首都はマドリードで、公用語はスペイン語になります。16世紀の大航海時代には、ヨーロッパの強国として世界中に植民地を獲得、「太陽の沈まない国」と呼ばれました。

スペインがEUに加盟したのは、1986年の1月1日です。この加盟はポルトガルと同時であり、EUの第三次拡大にあたります。しかし、スペインでは近年極右政党の台頭が目立ち、EU懐疑派も勢いづいています。

フランス

フランス

フランスは、正式な国名を「フランス共和国」といいます。西ヨーロッパの領土を中心として、海外にも領土を持つ国家です。首都はパリで、公用語はフランス語になります。名目GDP世界6位の大国であるとともに、古い歴史を持ち、豊かな文化を誇ることから、世界中から多くの観光客を集めています。

フランスは、EUの設立に積極的に関与した国の1つ(インナー6)です。現在でも経済力や軍事力を背景として、ドイツとともにEUのリーダー的存在として大きな影響力を発揮しています。

クロアチア

クロアチア

クロアチアの正式な国名は、「クロアチア共和国」です。東ヨーロッパのバルカン半島に位置し、スロベニアやハンガリーと国境を接しています。首都はザグレブで、公用語はクロアチア語になります。1991年6月にユーゴスラビアからの独立を宣言しますが、その結果ユーゴスラビアとの軍事衝突に発展し、95年の戦闘終結までに多くのセルビア人難民を生むこととなりました。

クロアチアは、2013年の7月1日にEUに加盟しています。これにより、EUの加盟国は一時最多の28ヵ国となりました。その一方で、ユーロには非加盟となっています。

イタリア

イタリア

イタリアは、正式には「イタリア共和国」と呼ばれます。南ヨーロッパに位置し、国土の大部分は地中海に面しています。首都はローマで、公用語はイタリア語になります。GDP世界8位の先進国であり、G7やG20に参加していることでも知られています。また歴史と文化にあふれ、多くの観光名所を持つことでも有名です。

イタリアもまた、EU設立の中心的存在となった国(インナー6)の1つです。ただ、近年は巨額の債務を負っていることが問題視され、EUの執行機関である欧州委員会から懲戒手続きを科されるなどしています。

キプロス

キプロス

キプロスの正式名称は、「キプロス共和国」です。トルコの南、東地中海に位置するキプロス島の大部分を占める国で、イギリス連邦に加盟しています。首都はニコシアで、公用語はギリシャ語とトルコ語になります。
1974年のクーデターをきっかけとしてトルコ軍が北キプロスを占領、以後南北に分断された状態が続いています。長年観光業と金融業が主な産業でしたが、近年は法人税の低さもあり、拠点を移す企業も増えています。
EUへの加盟は、チェコなどと同じく2004年1月1日になります。

ラトビア

ラトビア

ラトビアは、正式には「ラトビア共和国」と呼ばれます。北ヨーロッパに位置し、エストニア、リトアニアと共に「バルト三国」を形成しています。首都はリガで、公用語はラトビア語ですが、国民にはロシア系住民が多いことから、ロシア語も多く使われています。

1944年にソ連に占領、併合されましたが、1991年に独立を果たしています。EU加盟はチェコ、エストニアなどと同じ2004年1月1日で、これは前述のように、東西ヨーロッパの統合を示す歴史的な出来事でした。

リトアニア

リトアニア

リトアニアは、正式な国名を「リトアニア共和国」といいます。北ヨーロッパのバルト海に面した国で、「バルト三国」の中では最も南に位置しています。首都はヴィリニュスで、公用語はリトアニア語になります。

1918年にリトアニア共和国としてロシア帝国から独立しますが、その後も他国の侵略にあい、1944年にソ連に編入されました。再び独立を回復したのは、ソ連が崩壊しつつあった1991年9月です。EU加盟は、他のバルト三国と同じく2004年1月1日になります。

ルクセンブルク

ルクセンブルク

ルクセンブルクは、正式には「ルクセンブルク大公国」と呼ばれる国です。西ヨーロッパに位置しており、フランス、ベルギー、ドイツと国境を接しています。首都はルクセンブルク市で、公用語はフランス語、ドイツ語、ルクセンブルク語になります。国土は日本の神奈川県ほどの広さですが、1人あたりGDP世界1位を誇る先進国でもあります。また税率の低さも特徴で、数多くの国外企業を誘致しており、さらに金融立国として投資信託の運用拠点となっていることでも知られています。

ルクセンブルクもまた、「インナー6」と呼ばれるEU設立の中心国です。

ハンガリー

ハンガリー

ハンガリーは、中央ヨーロッパに位置する共和制国家です。オーストリア、スロベニア、スロバニアなどと国境を接しています。首都はブダペストにあり、公用語はハンガリー語になります。

1949年にはソ連の衛星国となりますが、民主化運動や冷戦終結などを経て、1989年に多党制に基づくハンガリー第三共和国が成立しました。以後ヨーロッパ社会への帰属を目指し、1999年にはNATOに、そして2004年にはEUに加盟しています。

マルタ

マルタ

マルタは、正式な名前を「マルタ共和国」といいます。地中海のほぼ中央、イタリアのシチリア島南に浮かぶ島国です。面積は、東京23区のほぼ半分ほどになります。首都はバレッタで、公用語はマルタ語と英語になります。

19世紀にイギリスによって支配されますが、1964年に独立、1974年にはイギリス連邦加盟のマルタ共和国として成立しました。観光業が盛んなほか、貿易や金融などにも力を入れています。EUには2004年に加盟を果たしており、加盟国の中でもトップクラスの経済成長率を誇ります。

オランダ

オランダ

オランダの正式な国名は、「オランダ王国」です。西ヨーロッパに位置しており、ドイツ、ベルギーに隣接しています。ベルギー、ルクセンブルクと合わせて「ベネルクス」と呼ばれます。憲法上の首都はアムステルダムですが、事実上の首都はデン・ハーグとなっています。公用語はオランダ語です。

オランダは、EU設立を進めたインナー6のうちの一国です。世界17位の経済規模を誇っており、EU加盟国の中では6位にあたります。また、近年のブレグジットを機に、イギリスからオランダに拠点を移す企業が増加しています。

オーストリア

オーストリア

オーストリアは、正式な国名を「オーストリア共和国」といいます。中央ヨーロッパの南方に位置しており、ドイツ、リヒテンシュタイン、スイスなどと国境を接しています。首都はウィーンにあり、公用語はドイツ語になります。

1938年のドイツ侵攻によって主権を失いますが、第二次大戦後の1955年、正式に独立を回復しました。1人あたりGDPが世界10位と豊かな国であり、自動車産業や鉄鋼業、観光業が主な産業となっています。EUには、1995年1月1日に加盟しています。

ポーランド

ポーランド

ポーランドは、正式には「ポーランド共和国」と呼ばれる国です。中央ヨーロッパに位置し、首都はワルシャワに置かれています。公用語はポーランド語です。

1939年にドイツとソ連に分割占領され、1945年にはソ連に占領されてポーランド人民共和国となりますが、1989年に民主化を果たし、現在のポーランド共和国が誕生しています。

EUには、2004年の5月1日に加盟しました。経済は好調で、加盟国の中では2008以降もプラス成長を維持した唯一の国となっています。ただ、ユーロには加盟しておらず、現在も独自の通貨ズウォティを使用しています。

ポルトガル

ポルトガル

ポルトガルは、正式には「ポルトガル共和国」と呼ばれます。南ヨーロッパのイベリア半島に位置しており、スペインと国境を接しています。首都はリスボンで、公用語はポルトガル語になります。日本との関係が深く、16世紀以降鉄砲の伝来を始めとして、ヨーロッパのさまざまな製品や文化をもたらしました。

ポルトガルのEU加盟は、1986年の1月1日です。一時は財政危機に陥り、ユーロ圏で資金提供を受けるなどしていましたが、現在は経済の回復を達成しています。

ルーマニア

ルーマニア

ルーマニアは、ヨーロッパの南西部に位置しており、「東欧」と呼ばれる地域に属しています。国境を接する国には、ハンガリーやウクライナがあります。首都はブカレストで、公用語はルーマニア語になります。第二次大戦後に共産化しますが、1989年にルーマニア革命が起こり、民主化を遂げています。

EU加盟を果たしたのは、2007年の1月1日です。ユーロ導入は2014年に予定されていましたが、実際には実現せず、現在通貨として「レウ」が使用されています。

スロベニア

スロベニア

スロベニアの正式な国名は、「スロベニア共和国」です。中央ヨーロッパに位置しており、イタリアやオーストリア、クロアチアなどと国境を接しています。首都はリュブリャナにあり、公用語はスロベニア語になります。

1945年にユーゴスラビア連邦の構成国となりますが、1991年に連邦からの離脱を決め、独立を果たしています。

スロベニアのEU加盟は、2004年の5月1日です。ユーロには2007年に加盟しましたが、これは元共産国としては、最初の加盟でした。

スロバキア

スロバキア

スロバキアは、「スロバキア共和国」というのが正式な国名です。中央ヨーロッパにあり、チェコやポーランド、ウクライナなどと国境を接しています。首都はブラチスラバで、公用語はスロバキア語になります。

第一次大戦後、チェコと合併して「チェコスロバキア」になりますが、1989年の「ビロード革命」により、分離独立を果たしています。

EU加盟は、チェコやスロベニアなどと同じく2004年5月1日です。独立以来経済は順調に推移していますが、現在も4%近い成長率を保っており、これはEU加盟国の中でもトップクラスの数字となっています。

フィンランド

フィンランド

フィンランドは、「フィンランド共和国」が正式な国名です。「北欧」と呼ばれる地域に属し、スウェーデン、ノルウェー、ロシアと国境を接しています。首都はヘルシンキにあり、公用語はフィンランド語とスウェーデン語になります。

EUには、1995年1月1日に加盟しました。2000年には、北欧諸国の中で最初にユーロを導入しています。人口や経済規模は小さいものの、1人あたりGDPなどで見ると豊かで、「世界でもっとも競争的で、市民が人生に満足している国の1つ」と評されています。

スウェーデン

スウェーデン

スウェーデンの正式な国名は、「スウェーデン王国」です。北ヨーロッパのスカンジナビア半島に位置しており、ノルウェー、フィンランドと国境を接しています。首都はストックホルムで、公用語はスウェーデン語になります。

EU加盟は、フィンランドと同じ1995年1月1日です。加盟国の中でも移民に寛容な国として知られており、2010年の調査では、外国生まれの住民が全人口の14%にのぼることが明らかとなっています。しかし、移民の社会統合が進まないなどの実態もあり、近年では国内で反移民の声が強まっています。

イギリス(2020年1月31日に離脱)

イギリス

イギリスとは日本独特の呼び方で、「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」が正式な国名です。グレートブリテン島などの島々から成っており、首都はロンドン、公用語は英語になります。

イギリスがEUに加盟したのは、1973年1月1日です。75年には国民投票で継続的な加盟が支持されましたが、当時からEU離脱の声は存在していました。2010年代に入るとそうした声が強まったことで、2016年に離脱か残留かを決める国民投票が実施されます。その結果、離脱派が過半数を占め、イギリスのEUからの離脱が決定されました。その後離脱方法を巡って紆余曲折はありましたが、2020年1月31日に正式なEU離脱が完了しています。

EU(欧州連合)の意味とは?加盟の8つのメリットと6つのデメリット