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「カレーうどん」と「カレー南蛮」の意味と違い

「カレーうどん」と「カレー南蛮」の意味と違い

「カレーうどん」「カレー南蛮」の意味と違いとは

カレーは日本の国民食と言われるほど頻繁に食べられるようになり、異国の地から来たカレーから多くの料理が生まれました。その中には、洋と和が融合した「カレーうどん」「カレー南蛮」があります。日本食と言えるほど我々の食文化に浸透した「カレーうどん」と「カレー南蛮」ですが、この二つを明確に使い分けている人はなかなかいないのではないでしょうか。ここでは、「カレーうどん」と「カレー南蛮」の意味と違いをご紹介します。

「カレーうどん」とは

カレーうどん

カレーうどんとは、その名の通りカレー味のうどんのことですが、その味は、うどんや蕎麦の汁で具材を煮込み、カレー粉を入れてとろみをつけたものなので、和風の香り漂うカレー汁が特徴です。カレーうどんはまさに、洋食文化のカレーと日本食文化の麺が融合し誕生した日本独自の麺料理と言えるでしょう。

具材は、店によって若干の違いはあるものの、大体は豚肉か牛肉、そして玉ねぎが入ったシンプルなものです。

カレーうどんの元祖は、東京の早稲田に現存する老舗蕎麦屋「三朝庵」で、明治初頭からカレーうどんを出していたと言うのが有力な説です。現在はカレーうどんの専門店ができるほど日本人の文化に馴染み、各地で独自性を出したオリジナルメニューが生まれるなど進化は続いています。

「カレー南蛮」とは

カレー南蛮

カレー南蛮も「カレーうどん」とほぼ同時期に誕生し、当初「カレー南蛮蕎麦」と呼ばれ、麺は蕎麦だけを指し、蕎麦屋さんの定番麺料理でした。しかし、現在のカレー南蛮は、お店によって麺を蕎麦とうどんから選ぶことができるようになっています。そのため本来の意味からするとううどんと蕎麦と言った違いがありましたが、現在では以前のような麺の違いは薄れてきていると言えます。

このカレー南蛮も、具材はシンプルな肉と長ネギで、蕎麦やうどんの出汁とカレースパイスの融合が楽しめる日本独自の麺料理として日本食文化に定着しました。

カレー南蛮の特徴として、「南蛮」という言葉は「ネギ」を意味し、カレー南蛮には斜め切りした長ネギが入っていることからその名が生まれたという説があります。つまりルーツからいくとカレー南蛮は長ネギ、カレーうどんは玉ねぎという違いがありますが、現在はお店の趣向で決まり厳密な使い分けはされなくなっているようです。

「カレーうどん」と「カレー南蛮」の意味と違い

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