コミュニケーション
説得力のある人とない人の話し方の違い23選
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説得力のない人と説得力のある人の話し方の違い
ビジネスシーンにおいて説得力は非常に重要な能力の1つです。
今後の事業計画をプレゼンする時などはもちろん、営業で商品を紹介する時、社内会議で業務改善案を提案する時など説得力があればこうした話を優位に進めることができます。
反対に説得力がない場合にはせっかくよい意見や提案であっても話がうまく伝わらず失敗してしまうことも出てくるかと思います。
ここでは説得力がある人の話し方とない人の話し方の違いについていくつか紹介していきます。
不要な癖を行わない
人には必ずと言っていいほど癖があります。
「えっと~」「ちょっと」などの口癖はもちろんのこと、相手と話す際に「髪を触る」「鼻を触る」など仕草による癖など様々なものがありますが、その全てと言っていいほど説得力のある話し方をするうえでは不要となります。
特に上記のような口癖は相手に不安を与えやすいだけでなく、場合によっては不信感を与えてしまう可能性もでてきます。
説得力のある人ほどそういった癖が少ない傾向にあり、相手に不安や不信感と言ったものを与えず話を進めていきます。
数字を使って話す
説得力がある人ほど数字を使って話す傾向にあります。
例えばテレビCMやネット広告などでも「1000万ダウンロード突破」や「女性の10人に1人が使っています」など数字が掲載されているのを見たことがある方も多いと思います。
反対に説得力がない人ほど「多くの人が使っています」「女性に大人気です」など数字を使わずに話をする傾向にあります。
上記の例からも分かるように数字があることで客観的に判断することができるため相手を説得しやすくなります。
権威の力を使う
人は権威のあるものに弱い生物です。特に日本人は権威に弱いと言われているため、営業はもちろん、部下や上司に話す際も権威の力を使うと説得力が増します。
「スティーブジョブズ(アップルの創立者)やマークザッカーバーグ(フェイスブックの最高責任者)も言っていました」など権威のある人が話していた言葉を利用して話すと説得力が増します。
また、必ずしも権威の力は人でなくても構いません。「日経新聞にも記載がありました」など権威の高い媒体なども相手を説得するうえでは利用すべき価値があります。
自信を持って話す
自信を持って話すことは相手を説得するうえで非常に重要な要素です。
説得力のない人ほど自信を持たずに話しやすく、この後紹介する「声の大きさ」や「姿勢」といった物に必ずと言っていいほど表れてきます。
反対に説得力のある人ほど自分や話す内容などに自信を持って話す傾向にあります。極端に言えば根拠のない自信も説得力のある話し方をするうえでは重要です。
言い切る
説得力ない人ほど話す際に言い切らない傾向にあります。
「○○する可能性があります」「なると思われます」「かもしれません」などもしかしたらそうならないと言った可能性を含めた話し方をする傾向にあります。
反対に説得力のある話し方が身についている人ほど「○○です」など言い切るような話し方をします。
大きな声で話す
有名な経営者はもちろん、テレビのMC、さらには説得力のある話し方をする友人なども含め声が小さくボソボソと話をする方はまずいないと思います。
声の小さいことは説得力に欠けてしまうだけでなく、聞き取りづらくなってしまったり、話の内容がつたわらない可能性が高くなります。
説得力を持ちたい、相手を説得したいと言った場合には普段よりも声を一まわり大きく話すことも大切です。
ゆっくりと話す
説得力のある話し方をするうえで大きな声で話すと同じぐらい重要なのがゆっくりと話すことです。
ゆっくりと話すことで相手が聞き取りやすくなるだけでなく、相手も聞いた内容を整理しながら理解することができるようになります。
反対に早口で話してしまう人は、説得力に欠けやすくなります。仮に早口で話しその場では説得できたとしても、後で冷静になった場合には「まくしたてられた」と言ったような捉え方をされてしまう可能性があります。
相手を本当に説得させると言った意味では、やはりゆっくりと話し相手に理解させることが大切です。
沈黙と言った間を上手く使う
「説得する=相手に話す」と考えてしまいがちですが「沈黙」と言った「間」を作ることも説得力のある話をするうえでは重要です。
特に重要な話をする直前などに間を入れることで相手に次に話す内容が強く印象付けられるため説得力が増しやすくなります。
反対に説得力がない人は間を作らず常に同じリズムで話したいことを話し続ける傾向にあります。
説得したい相手を絞る
講演会など不特定多数に話しかける場合は当てはまりませんが、営業で数人に話しかける際は説得したい相手を絞ることも大切です。
もちろん、絞り込んだ相手以外を全て無視すると言ったことではありませんが、相手を絞ることで話が分散せずに説得力を持たせることができます。
営業であれば決裁権を持っている一番役職が上の方などに向けて話をすることで説得力が増し成約率などにも違いが出るはずです。
デメリットをメリットに変える
相手に話す際にはメリットだけでは信憑性が薄れてしまいます。しかしデメリットをそのまま伝えてもデメリットとしてしか相手は捉えてくれません。
例えば「他社よりも価格が高い」と言ったデメリットがある商品を営業する場合、説得力のない人はデメリットの触れず隠そうとする傾向にあります。
反対に説得力のある人は「他社よりも品質に力を入れているため価格は高くなっておりますが・・・」や「他社よりもサポート体制に人員を割いているために価格が高くなっておりますが・・・」と言ったようにその反対にあるメリットを伝えることでデメリットを伝えつつもメリットを強調するような話し方をする傾向にあります。
論理的に話す
説得のある話し方をするうえで最も重要と言っても過言ではない要素に論理性があります。
説得力のない話し方ほど「感覚的にこうなると思う」と言ったように論理的思考や論理的な説明ができない傾向にあります。
説得力のある話ができる人ほど論理的な思考や発言をします。
例えば「明日は雨になる気がする」と伝えるよりも「今日の夜は九州地方で雨が降っていたし、風も強いので明日は関東地方は雨になる」と言ったように「なぜそういったことになるのか」を論理的に伝えることで説得力を持たせることができます。
相手の話を聞く
「話し上手は聞き上手」と言われるように相手に話す際には、話をする以上に相手の話を聞くことが重要となります。また、それは話に説得力を持たせる上でも重要な要素となります。
「聞き上手な人の特徴となるためのコツ10選」でも触れましたが、学校などで担任の先生や校長先生から一方的に話をされても記憶に残らなかった経験をお持ちの方も多いと思います。また、会社によっては学校同様に上司や社長から一方的に話をされて理解できない、納得できないと言った経験をしたことがある方もいると思います。
コミュニケーションの基本は双方向で行うことにあるため、片方だけからの話を聞くと言った状態は相手に興味を持っていない限り集中して聞きづらくなります。
また、相手の話を聞くことで相手の興味や思考などのポイントが分かりますので、自分が話す時にどういった話し方がすれば目の前の相手を説得できるのかが見えてくるようにもなります。
相手の話も肯定する
上記に続いて相手の話を聞く際は相手の話を否定しない、反対に言えば肯定することも重要です。
相手がせっかく話した内容を否定していては相手の気分が良くなることはありませんし、気分が悪い相手にどんなに良い話をされても素直に受け取ってもらなくなってしまいます。
反対に相手の話をしっかりと聞き肯定することで相手は無意識の内に「この人は理解してくれている」と言ったような信頼感を持つようになります。
自分の話に説得力を持たせるために相手の話を肯定しながら聞き、説得する前に信頼感を持たせることが大切です。
論破しない
正確には説得力のある話し方ではありませんが、上記のように相手の発言を否定することで論破し自分の意見の正当性から説得させようとしてしまう方もいると思います。
しかし論破してしまうと相手は必ず言っていいほど気分を害してしまい、害してしまえばいくら正論を述べた所で聞く耳を持ってくれなくなってしまいます。
上記でも紹介したように相手に対して説得力のある話をすると同時に相手を論破するなど否定的な意見を極力発言しないことが重要です。
結論から先に話す
結論から先に話すことも説得力のある人の特徴的な話し方の1つです。
ダラダラと前振りを長く話してしまえば結論に入る前に相手は話の内容だけでなく、あなた自身に興味を失ってしまうかもしれません。
また、結論が分からないことで話し方によっては「一体何の話をしているのか」分からなくなってしまうこともあります。
先程の雨の例であれば、「明日は雨になる」と言った結論から話し、その後に「今日は九州で雨だった」や「西からの強い風が吹いている」と言ったような根拠を述べるようにすると自然と説得力のある話し方ができるようになるはずです。
長々と話さない
例え結論から話しても長々と説明してしまえば相手は興味を失ってしまう可能性が高くなります。場合によっては危機疲れしまう可能性すらあります。
説得力のある人ほど短く話す傾向にあります。
ただし話したいことを全て話しては短く話すことはできません。短くには話を削る必要があります。相手に伝えるべき情報とそうでない情報をうまく切り分けことで相手に興味をもたせたまま説得力のある話し方をすることができます。
たとえ話を利用し相手にイメージさせやすくする
説得力のある話し方ができる人ほどたとえ話が上手な傾向にあり、説得力がない人ほどたとえ話が下手な傾向にあります。
特にビジネスシーンでは「他業種の人に商品を説明したり」や「新しいビジネスを上司や部下に説明をする」など相手が理解しにくいことを説明しなければならないことが多々あります。
そういった時にたとえ話が上手くできるかどうか説得力が大きく変わってきます。
話に一貫性がある
話に一貫性がないのも説得力のない方の話し方の特徴です。
話をするうえで話に矛盾点が生じてしまうとどんなに良い話でも信憑性が薄れてしまいます。「特に説得しよう、しよう」とするほど一貫性がなくなりやすい傾向にあります。
ビジネスシーンで「営業で相手に商品を説明する場合」や「上司に新しいビジネスプランを提案する場合」、「社員に今後の事業展開を説明する場合」など相手と話をする際は事前に話すことを決めておける場合が多々あります。
事前に話す内容に一貫性があるか、矛盾点が生じていないかをチェックしてから話すことも重要です。
語尾を伸ばさない・語尾を弱めない
特に社会人になったばかりの人に多いのが語尾を伸ばす話し方。もちろん新人全てがそういった話し方をする訳ではありませんが「○○だと思いまーす」と言ったように伸ばしてしまうと説得力のない話し方になってしまいます。
また、語尾を弱めないようにも注意が必要です。
語尾を弱めずに「思います」「可能です」と言った語尾を強調した話し方をするだけでも説得力は大きく変わってくるはずです。
身だしなみにも気をつける
説得力は話し方だけではなく見た目でも変わってきます。
極端な例ですが、全く同じ話を同じ話し方で「全身スウェット」の人がするのと「全身スーツ」の人がするのであれば後者の方が話に説得力があるはずです。
もちろん上記は極端な例ですが、「靴が汚れている」「ワイシャツにシワが目立つ」「袖がほつれいている」と言った服装の身なりはもちろん、「無精髭が伸びている」「髪型セットされていない」「歯が黄ばんでいる」などにも気をつけることが大切です。
背筋を伸ばす
身だしなみ以外にも姿勢でも説得力は大きく変わってきます。
営業や社内会議などで座って話す際はもちろん、講演会やセミナーなどで立って話す際も必ず背筋を伸ばして話すように注意しましょう。
ジェスチャーを多用する
ジェスチャーを多用することでも説得力は変わってきます。
ジェスチャーは非言語によるコミュニケーションの1つと言われるようにジェスチャーを使うかどうかで相手の理解などが大きく変わってきます。
また、ジェスチャーを利用することで相手から見た場合に動きが発生するため相手の興味を長時間引きつけておくことができます。
相手の顔を見て話す
最後に相手の顔を見て話すことも説得力を増すため重要な話し方となります。
緊張している人が下を向いたり、自信のない人が目を見て話せないように、人間は自然とそういった行動を取りやすい傾向にあります。また、話を聞く側もそういった仕草を自然と読み取ります。
普段友人と話す時にはそういった仕草をしても問題はないかもしれませんが、ビジネスシーンで説得力のある話し方をするのであれば話す時は相手の顔も見ながら話すようにしましょう。
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