コミュニケーション
上司や先輩への上手な謝り方16選
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上司や先輩への間違った謝り方と上手な謝り方
仕事をしている以上誰でも必ず経験するミス。どんなに経験豊富な上司でも、仕事のできる先輩社員でもミスした経験を持っているはずです。
ミスによってお客様に迷惑をかけるケースもありますが、同じ職場で働く仲間にも迷惑をかけてしまうこともあります。
さらには自分のせいではない、または半分は自分のせいではないけど謝らなくはならない場合もあるかもしれません。
しかし謝り方を間違えてしまうとこれまで築き上げてきた上司や先輩から信用を失ってしまうかもしれません。
ここではそうならないためにも上司や先輩への間違った謝り方から上手な謝り方を紹介していきます。
弁解したい気持ちが先行してしまい謝罪の言葉がない
「やろうと思っていたんですが先輩から別の仕事を優先するように言われて・・・」や「いつもどおり起きたんですが自転車のパンクと電車の人身事故が重なってしまい・・・」など弁解したい気持ちが大きいあまり謝罪の言葉を忘れてしまうのは間違った謝り方になります。
もちろん本人は謝罪しているつもりでも相手には言い訳を述べているようにしか聞こえません。
上司や先輩はもちろん、取引先などに謝罪する場合も「申し訳ございません」と言った謝罪の言葉を忘れないようにしましょう。
謝罪の言葉から先に述べる
上記のように弁解した後に謝罪の言葉を忘れずに伝えたとしても弁解が先にくるのは上手な謝り方とは言えません。
理由があるにせよ、謝罪しなければならない場合、相手は苛立ちを感じていたり激怒している場合がほとんどかと思います。
そんな相手にまず弁解から述べてしまえば、すでにある苛立ちなどがさらに大きくなってしまうことになりかねません。また、仮に後に謝罪の言葉を述べても相手の怒りの度合いが大きくなってしまっていれば謝罪の言葉よりも弁解の言葉の方が相手の記憶に大きく残ってしまう可能性があります。
相手に謝罪する際はまず、謝罪の言葉を先に述べるようにしましょう。
謝罪よりも言い訳が多い
「謝罪の言葉がない」「弁解の後に謝罪の言葉を述べる」と同じように謝罪よりも言い訳など弁解が多くなってしまうのも間違った謝り方です。
上記でも述べたように弁解が多くなってしまえば相手には謝罪の言葉が記憶の中に残らなかったり、謝罪よりも言い訳をしていると言った記憶が残ってしまいやすくなります。
許しを得ようとしない
そもそも「謝る」とは相手に自分ミスなどを詫びる行為のことです。そのため相手に謝罪の言葉を伝えるだけでなく、相手に許しを得ようとしてしまうのは上手な謝り方ではありません。
特に自分のミスなどが原因で上司や先輩に迷惑をかけてしまった場合、相手に謝罪するのは社会人として当然のこと。その上で相手の許しまでを得ようとするのは「お詫びをするので許して欲しい」と相手に要求していることになります。
謝罪を述べる中で「どうすれば許してもらえますか?」や「挽回します」など相手の許しを得ようとする発言はもちろん、態度や表情をしてしまうのも上手な謝り方ではありません。
表情や声のトーンも重要
謝る際の表情や声のトーンにも気をつけるのも上手な謝り方の1つです。
同じ「申し訳ございません。」の一言でも表情や声のトーン1つで相手に伝わる謝罪の気持ちが大きく異なります。
謝ると言った行為は相手に自分の非を認め詫びることですので、言葉よりも気持ちが大切になります。
動作でも謝罪の気持ちが伝わる
表情や声のトーンに加え動作も謝るときには気をつけたいポイントになります。
例えば「相手の目を見ない」で謝罪をしたり「頭を下げる角度が低い」だけでも相手は謝罪の気持ちの大きさを無意識に図っています。
特に相手が激怒していたり、申し訳ないと言った気持ちから相手の目を見ていられなくなってしまうこともあるかと思いますが、謝罪の気持ちをしっかりと伝えるために相手の目を見ながら大げさなぐらいしっかりと頭を下げた方が相手に対して自分の詫びる気持ちが伝わるはずです。
時間を空けずに謝罪する
謝罪が必要な時には時間を空けずに謝罪することも上手な謝り方です。
相手が怒っている事を想像し、いつまでも謝りに行かなかったり、相手に迷惑をかけてしまった原因を調べるために謝罪が遅くなってしまえば、相手はその時間分だけイライラが募ってしまいやすくなります。
また、謝罪に来なかったことにもイライラさせてしまえば、余計に謝罪を受け入れてくれない状況を作ってしまいます。
自分から謝る
謝罪が必要になるケースでは100%自分の落ち度ではないケースもあるかと思いますが、それを理由にいつまでも謝らなかったり、謝るのが遅くなってしまえば上記でも記載したように相手の苛立ちなどを余計に大きくしてしまう可能性があります。
特に上司や先輩など立場的に強い相手に謝罪をしなければならない場合には例え自分だけの落ち度でなくとも自ら謝っておいた方が事を大きくせずにすむ可能性が高いと言えます。
相手に非があっても謝る時は考えない
上記でも記載したように自分に非がない場合や半分は上司や先輩にも落ち度がある場合でも謝罪する時は相手の非については考えないようしましょう。
仮にそれが正論であったとしても謝罪する時にそういった思いが態度や表情に出てしまえば火に油を注ぐようなものとなってしまうこともあります。
謝罪は自分が話よりも相手の話を聞く
謝罪する時に自分が話すよりも相手の話を聞いていた方がよい場合もあります。
よく「言い訳するな」と言われるように、自分から謝罪の言葉以外を発してしまうと相手の怒り具体によってはどんなに正当な理由があっても言い訳に聞こえてしまう可能性があります。
一方、仕事の愚痴やプライベートで起きた文句を友人などに聞いてもらい、多少なりともストレスの解消ができた経験をした方も多いと思います。
謝罪の時も同様でこちらから謝罪の言葉の相手に聞かせるよりも相手に話させることで少なからず相手の気分が晴れやすくなります。
もちろん、すぐに相手の気分が晴れるとは限りませんが、少なくとも自分から話すよりも効果があると言えます。
何度も謝罪の言葉を述べる
謝る時に「申し訳ございません」や「すいませんでした」と1、2度述べただけで謝ったつもりになってしまうのも注意が必要です。
特に謝罪している時間が長くなればなるほど最初に述べた謝罪の言葉は相手の中で徐々に薄れていきます。そのため自分の中では謝ったと言った認識があっても相手は「謝っていない」や「謝罪の気持ちが足りない」と認識を持ってしまう可能性が高くなってしまいます。
もちろん「すいません、すいません」と同じ言葉を何度も発してしまうと言葉の重みが薄れやすくなってしまいますが、謝罪中に適度なタイミングで謝罪の言葉を繰り返す方が上手な謝り方になります。
同じフレーズを使いすぎない
上記でも記載したように「すいません、すいません」と言ったように同じ言葉を何度も繰り返してしまうのは上手な謝り方とは言えません。
「申し訳ございません」「大変申し訳ございません」「反省しております」「不徳の致すところです」「ご迷惑をおかけ致しました」など謝罪のフレーズを変えながら謝ることで同じ謝罪の言葉でも相手への伝わり方が大きく異なります。
他にも部下の失敗を先輩として上司に謝罪する時などは「監督不行き届きにより大変申し訳ございません」など様々なフレーズを使い分けるのが上手な謝り方です。
お礼を言う
お礼を言われて嫌な気分になる人はまずしないように謝罪の最後にお礼を言うのも上手な謝り方です。
先輩や上司に謝罪した後に「ご指導いただきありがとうございました」などお礼を述べることで必ずプラスに働くとまではいませんが、マイナスになることはないと言えます。
タイミングよく謝る
上手に謝る上で大切な要素に「タイミング」があります。
相手が忙しい時に謝りにいけば相手の迷惑になってしまいかねません。場合よってはミスなどの原因による苛立ち以上に相手をイライラさせてしまうことになってしまう可能性も出てきます。
もちろんいつまでも謝罪しないのは上手な謝り方ではありませんが、相手のタイミングも見計らって謝罪することも大切です。
自分の負担
相手にかけてしまった負担と同様、または近い負担を自ら追うことで相手は謝罪を受け入れやすくなったり、相手から許しを得やすくなります。
もちろん必ずしも自分に負担を課したからと許される訳ではありませんが、クレームで謝罪する時に菓子折りを持っていたり、個人情報流出などにで企業が個人に対して謝罪金を支払うように謝罪の気持ちが伝わりやすくなるのは確かです。
遅刻などであれば1週間は普段よりも早く出社したり、仕事でミスをした場合にはその月は普段以上の成果を出すなど何らかの負担を自らにも課すことも上手な謝り方の1つです。
メールよりも電話、電話よりも対面
謝罪する時はできるだけ対面で謝罪するのがベストな謝り方です。
対面で謝罪できる環境があるにも関わらず、メールや電話などで謝罪してしまうと相手によっては「逃げている」といった捉えられ方をされる可能性があります。
もちろん、相手にすぐに謝ることが出来ない場合などにはメールや電話でまず謝ることも大切ですがやはり最後は対面で謝った方が謝罪の気持ちが伝わりやすくなります。
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