イジメ・嫌がらせ
職場での間違ったスメハラ対策と正しいスメハラ対策6選
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間違ったスメハラ対策と正しいスメハラ対策
ニオイによるハラスメントであるスメハラ。
「5つのスメハラの原因と対策」でも記載したようにスメハラと言っても様々ニオイが原因となります。また、最近は職場におけるスメハラ対策としてセミナーや研修が行われている場合もあります。
そんな注目を浴びているスメハラですが、会社によってはまだまだ対策が取られていない場合があったり、席などの配置しだいでは自分だけがスメハラを受けてしまっている場合もあります。
さらに「扇風機を使う」や「芳香剤を置く」などの対策が有効と言われることもありますが、ここでは職場における間違った対策と正しい対策についていくつか紹介していきます。
間違ったスメハラ対策
スメハラを受けている方の中には下記のような対策を考えている方もいるかと思いますが、場合よっては間違った対策となってしまう場合があります。
スメハラの原因となる方の机に芳香剤を置く
加齢臭や口臭などがきつい方の机の上に芳香剤を置くといったスメハラ対策などがありますが、場合によっては相手の方を傷つけてしまう可能性やイジメになってしまう場合がありますので注意が必要です。
また、仮にあなたとその方の間に芳香剤を置いたとしても全てのニオイを芳香剤がとってくれる訳ではないため効果としてもあまり期待することができません。
扇風機やサーキュレーターを設置する
サーキュレーターや扇風機を設置することで空気の流れを作ることでニオイを遮る。といった対策方法もありますがこれも間違った対策となりやすいので注意しましょう。
たしかにサーキュレーターや扇風機を設置することで空気の流れを変えることはできますが、その向き次第では別の方に被害が及ぶ可能性も出てきます。また、空気の流れが変わることで別の方がスメハラ被害にあったしまった場合に、あなたがわざとやっていると感じれば、あなたがスメハラを行っていることになってしまう可能性もあります。
空気清浄機を設置する
完全に間違っているとは言い切れませんが空気清浄機も間違った対策となる場合があります。
空気清浄機の多くは空気を吸い込むと同時に空気を循環させるための空気も排出しています。そのため場合によってはスメハラの原因となっている不快なニオイを職場全体に循環させてしまう可能があります。
空気清浄機を設置する場合にはそういった空気の流れなども考え機種選びや設置場所を検討するようにしましょう。
正しいスメハラ対策
これまでは間違ったスマハラ対策について紹介してきました。もちろん、上記の対策が必ずしも間違った方法となる訳ではありませんが、もう少し根本的に見直すことの方が効果的で正しいスメハラ対策になります。
本人に気づかせるのが一番の対策方法
スメハラのほとんどが本人の無自覚によるものだと言われています。そのため本人に気づいてももらい、本人に対策を行ってもらうのが一番効果的です。
「5つのスメハラの原因と対策」にも記載しましたが体臭であれば定期的に体を拭いたり、着替えることで軽減させることができます。また、女性に多いと言われる香水や柔軟剤などのニオイも控えてもらうことで簡単に抑えることができます。
まわりで扇風機や空気清浄機を使うよりもそういった本人よる対策を行ってもらうことで費用や労力をかけずに軽減させることが可能となります。
会社による対策が必要
上記に記載したように本人によるスメハラ対策が最も効果的ですが、当事者同士ではトラブルとなる可能性が高くあります。場合によっては立場や役職などによりパワハラやセクハラなどの問題となってしまう可能性さえあります。
そのため最善策と言えるのが会社としての取り組みです。例えば職場内での香水の使用を禁止したり、昼食後の歯磨きを義務付けるなどでもスメハラの対策となります。
また、社員を集めてスメハラに対する研修を行うことで相手を傷つけずに「昼食時にニンニクなどのニオイのキツい物を食べない」「一定の年齢に達したら定期的に体を拭く」などの意識付けを行うことも可能となる。
マスクも効果的
上記の2つの方法が効果的な対策方法となりますが、会社によってはすぐに取り組めなかったり、被害を受けているのがあなた1人の場合などは会社として動いてくれないこともあるかもしれない。そんなとき完璧な対策とはいないもののマスクをつけることでニオイを抑えることが可能となります。
マスクはウイスルや花粉など防ぐ以外にも外からのニオイを軽減させる効果があります。また、現在市販されているマスクの中にはそういったニオイの軽減力が高い消臭フィルターなどが入ったマスクも存在してします。
会社として取り組んでもらえない場合や会社としてすぐに対策できない場合にはマスクをつけることで多少なりとも楽になるはずです。
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