コミュニケーション
6つの社内営業のメリットと社内営業が上手くいく19のコツ
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社内営業というと「話すのが苦手だから社内営業は無理」「下手だから上手くいかなそう」など難しいと思っていると方も多いと思います。
しかし「社内営業とは?社内営業の必要性5選」でも記載したように社内営業は決して「媚を売る」ことではなく、あくまでも会社の業務を効率的に行うのが本来の目的です。
ここでは社内営業によって得られるメリットと社内営業が下手、苦手と言った人でも簡単に社内営業が上手くいくためのコツを紹介していきます。
社内営業を行うメリット
社内営業が上手く行くようになると会社には様々なメリットがあります。また、会社だけでなく、社内営業を行うことで行っている本人はもちろん、関わりを持つ社員にも多くのメリットが生まれます。
会社全体の業務が円滑に進む
冒頭でも記載したように社内営業は本来、会社全体の業務が円滑に進むために行われるための手法のです。
社内営業によって同じ部署の人間同士はもちろん、他部署との人間ともコミュニケーションなどが円滑に取れるようになることで、業務が進行しやすくなり、最終的には会社の利益にもつながります。
他の社員が協力してくれる
仮に社内営業が苦手で普段から社内営業を行っていなければ、他の社員にちょっとしたお願いをしても聞いてくれないばかりか、仮に聞いてくれても「なんで私が手伝わなきゃいけないの」と言ったように思われてしまうかも知れません。
しかし社内営業が上手くいっていると、ちょっとした頼み事もしやすくなるだけでなく、頼まれる方も心良く協力してくれるようになると言ったメリットがあります。
融通を利かせてもらいやすいようになる
例えば経費の締め日にも関わらず他の業務に忙しく「もう少し待ってもらいたい」と言ったようなことは仕事をしていると往々にあると思います。
しかし、そんな時も普段から社内営業を行っていれば、期限を伸ばしてくれたり、どうしても今日中であれば残業をしてでも待ってくれるなどのメリットがあります。
反対に普段から社内営業を行っていない、または下手で社内営業が上手く言っていない方の場合には、融通を効かせてもらえる可能性は社内営業を上手くやっている人と比べれば低くなってしまいます。
昇進や出世の可能性やチャンスが増える
社内営業ができていれば昇進など出世の可能性が増えやくなるだけでなくチャンスも増えると言ったメリットもあります。
例えば、自分と同期がまったく同じ営業成績だとして、どちらかを昇進させると言った話がきた場合、上司であれば普段から社内営業ができている方を昇進させたいと思うはずです。
また、上司によっては多少営業成績が劣っていたとしても、他の社員とも円滑にコミュニケーションを取れている方を選んだ方が、部下の管理を行う上司として適正があると判断する方もいるはずです。
さらに、昇進などの出世のチャンスも社内営業ができていれば、できていない人よりも多くなるなどのメリットも生まれてきやすくなるはずです。
トラブルなども解決されやすい
仕事をしていれば様々なことでトラブルが発生します。もちろん、自分の責任でトラブルとなることもあれば、直接的には自分のせいではないこともあるかと思います。
また、そういったトラブルは社外の人だけでなく、社内の人にも迷惑をかけてしまうこともあり、社内の人に謝罪しなければならないと言ったケースも出てくると思います。
そんな時にも社内営業ができていれば本人も謝罪がしやすいだけでなく、迷惑をかけた相手も謝罪を受け入れやすくなると言ったメリットがあります
自分の提案や意見が通りやすい
社内営業によって自分の提案や意見が通りやすくなると言ったメリットも生まれます。
社内で様々な提案や意見を通す際には、たとえそれが良い提案であったとしても必ず通るとは限りません。人によっては「自分の業務量が増える」「よく分からない」と言った理由で否定したり、却下したりする方もいるはずです。
もちろん、そういった判断が正しいとは言えませんが、実際にそう言った方がいるために自分の提案や意見が却下された経験をお持ちの方もいると思います。
そんな時にも、普段からコミュニケーションが取れていれば多少自分の業務量が増えても賛同してくれる方が出てきたり、よく分からないと言った方にも業務外で説明する機会なども増えてくるため、自然とそういった社員も賛同してくれることが多くなるはずです。
下手な人から学ぶ社内営業を上手くするコツ
上記で社内営業を上手く行うことで得られるメリットについてご紹介してきました。しかし冒頭でも記載したように社内営業が苦手な方もいると思いますし、実践したものの下手で上手くいかなかったと言う方もいると思います。
ここからは社内営業が上手くいくためのちょっとしたコツをご紹介していきます。
どんな人にも自分から挨拶する
自分から挨拶をすることも社内営業のコツです。
挨拶は社会人として基本的なことですが、普段から社員全てに挨拶をしていれば、コミュニケーションのきっかけが必ず生まれてきます。
また、顔も名前も知らないような方に業務上連絡をする場合なども普段から挨拶をしていれば、相手が自分の名前を知らなくても顔ぐらいは覚えていてくれる可能性も出てくるため全く知らない相手よりも話しやすい環境ができるはずです。
普段のコミュニケーションが重要
普段からコミュニケーションを取ることも社内営業を行ううえでは大切になります。もちろん長話をする必要はなく、「この間の案件決まりました?」や「昇進おめでとうございます」と言ったような何気ない会話をするのがコツで、そういった何気ない会話が何度も続けば必然的に社内営業ができていることになります。
仕事以外のコミュニケーションも大事
上記のような話も常に仕事だけの会話からだけではいつまでたっても一定の距離が合いたままのこともあります。また、業務の話ばかりしていては楽しいコミュニケーションとならないこともあります。
そうならないようにも仕事以外の会話をできるようになっていくことも社内営業が上手くいくためのコツとなります。
野球に興味がある方に対して「昨日の試合見ました?」など仕事以外で興味のある話をふれば、相手もノッてきやすいためコミュニケーションもとりやすくなります。
ポジティブな返事が期待できる会話をする
業務の話題にしろ、仕事以外の話題にしろ、ポジティブな返事が期待できるように話しかけを行うのも社内営業のコツです。
上記でも例に上げた野球の話であれば事前に勝敗を調べておいたうえで「昨日は勝ちましたか?」と聞けば相手は気分良く話をしてくれるはずです。
広く浅く様々な話題を持つ
相手と話が盛り上がるには共通の話題を持つと仲良くなりやすい傾向にあります。実際に友人の中にも共通の趣味を持っている方や共通の学校に通っていたなど共通点のある方が多いと思います。
社内営業でも同様に相手と共通の話題を持つために深く知らなくとも話ができるように幅広い知識をインプットしておくこと大切です。
追いかけすぎない
相手と仲良くなろう、コミュニケーションを取ろうと追いかけすぎないのもコツの1つです。
恋愛などでもよく言われますが、追いかければ追いかけるほど相手は逃げていき、むしろ必要以上に追いかけてしまえば、相手からウザがられてしまう可能性すらでてきます。
相手にこちらから話しかけることも社内営業では大切ですが、常に追いかけるのではなく時には相手から話しかけられるのを待つことも上手くいくコツです。
相手の状況を見て営業をかける
上記と同じくらい重要なコツに相手の状況を見てから営業をかけるといったこともあります。
相手が締切に追われているなど多忙な状況にも関わらず、業務の話や仕事以外の話をしてしまえば仲良くなるどころか嫌われてしまう可能性の方が高くなってしまいます。
特に日本人は空気の読めない人を嫌う傾向にあるため、社内営業をする際も相手の状況を見極めてから行うように注意しましょう。
相手の話は否定しない
相手の話を否定しないことも大切です。たとえ相手が間違った考え方であっても話している相手にとってはそれが正しい考え方だと思って話しています。そして人は自分の意見や考えを否定されるよりも肯定されることを好みます。
そのため、たとえ相手が間違った意見を述べても決して否定しないことが社内営業のコツです。
相手が仕事と関係のない友人であれば、そういった間違いを正して上げることも必要ですが、社内営業はあくまでも業務が円滑に進むなど上記で記載したメリットが生まれるために行うものです。
そのため、肯定する必要はありませんが、社内営業を行う際に相手の意見を否定しないように注意をしましょう。
お礼は必ず伝える
お礼を言われて気分を害する人はまずいませんが、お礼を言われなかったことに気分を害してしまう方は大勢おり、気分を害してしまえば、社内営業どころか次からは話すら聞いてくれない可能性も出てきてしまいます。
そのためどんな些細なことでもお礼を言うことも社内営業のコツへとつながります。
ちょっとした連絡メールにも「ありがとうございます」と言ったように一言だけでも返信したり、飲みに連れていってくれた上司に「昨日はごちそうさまでした」と一言お礼を言うだけでも相手の印象は大きく変わってくるはずです。
与えられた仕事を頑張る
コツと言うよりも当然のことですが、会社から与えられている自分の担当業務をがんばってこなすことも社内営業を行ううえでは大切です。
仮に社内営業を上手くできていても普段から仕事を頑張っていないにも関わらず「困った時には協力して」と言ったスタンスではどんなに仲が良くても手伝ってくれません。
反対にたとえ成果が人よりも劣っていたとしても、頑張っている姿を普段から見せていれば、困っている時にはこちらから頼まなくても向こうから声をかけてきてくれるようになるかもしれません。
報連相を的確に行う
特に上司に対して社内営業を行う場合には報連相(報告・連絡・相談)が大切です。
むしろ上司との業務に関する会話は報連相しかないと言っても過言ではありません。報連相が普段から上手くできれば特別なことをしなくとも必然的に社内営業を行うことにもつながります。
メールやチャットよりも対話
最近は社内間のやり取りにはメール以外にチャットが使われるようになっています。また、近年は業務上の連絡や相談であっても直接対話でやり取りするよりもメールやチャットと言った全て文字での会話を好む方の一定数存在しています。
しかし、そういったメールやチャットは読み方次第で感情が伝わりにくいなどのデメリットがあるため社内営業といった面においてはメールやチャットよりも対話でのコミュニケーションの方が効果的です。
もちろん、相手の好みに合わせるのが最も効果的なコツですが、お礼を伝える場合や業務外の会話をする場合などはできるだけ対話でコミュニケーションを行うようにしましょう。
雑用をこなす
口下手などの理由で社内営業が苦手と思っている方は、雑務を行うことでも社内営業をすることができます。
特に中小企業などでは郵便物を取りにくい人やコピー機など普段は掃除を行わない物の担当が決まっていないことも多いと思います。
そういった雑用を自ら気づいた時にさり気なく行えば気づいた相手は好印象を持つ可能性が高くなります。
もちろん、変にアピールしてしまうとやっかむ方も出てきますが、外から帰ってきた時に郵便物を確認する、コピーが出てくるまでの時間に軽く拭くなどさり気なく行うのがコツです。
キーパーソンを抑える
上記のようなコツで社内営業をすることで、すぐにとはいかないまでも徐々に良くなってくることかと思います。
しかし全ての社員に対して行っていればそれだけ時間もかかりますし、大手企業のように大人数の企業であれば、全ての人に対して行うのは実質的に不可能な場合もあります。
そんな時はキーパーソンだけに絞って社内営業をかけるのも1つのコツです。
例えば、直属の上司や近々部下になる後輩、さらにはすでに社内営業ができている人などキーパーソンとなる相手だけでも社内営業を行っておくことで今後の業務が円滑に進む可能性が高くなります。
過剰にアピールしない
「雑用をこなす」でも触れましたが過剰にアピールしすぎないことも大切です。いきなり朝早く出社し誰もしていなかった掃除をしだせば不審に思われる可能性が高くなるだけでなく、社内営業は必要ないと考える方から冷ややかな目で見られてしまう可能性もあります。
社外の営業でも過剰にアピールしてしまうことで相手が警戒するのと同じように、アピールはしつつも適度に行うのがコツです。
教えを請う
社内営業と言うと「こちらから話をしなければならない」と思っている方も多いと思いますが、教えを請うと言った行為も社内営業では有効な手段です。
イライラした時に友達などと話して気分が紛れた経験をした方も多いと思いますが、人は相手の話を聞いている時よりも自分が話をしている時の方が気分が良くなります。
また、人間には様々な欲求がありますが、「人に認められたい」と言った承認欲求が多かれ少なかれ必ずあります。
そのため、相手にこちらの話を聞かせるのではなく、「これはどうやるんですか?」「このやり方で正しいですか」と言ったように教えを請うことで自然と相手は気持ちが良くなり、自分に好意を持ちやすくなります。
飲み会だけでなくランチに誘う
社内営業は会社にいる時に限定して行う必要はありません、仕事帰りに飲みにいく事はもちろん、営業帰りに部下とランチを一緒に取る事なども社内営業につながります。
むしろ特別なコミュニケーションを取らなくともそういった社外で一緒の時間を共有するだけでも自然と相手との距離が縮まります。
ゴマすりはしない
コツではありませんが、「社内営業=ゴマすり」と言った認識をお持ちの方もいると思いますが、社内営業とは本来、業務を円滑に進められるようにコミュニケーションをとっておくことが目的であるため、自分の利益のためだけに行われる訳ではありません。
そのため、一般的に上司に自分の都合が良くなるようにゴマするのは社内営業ではありません。
また、ゴマすりと言うと一般的には自分が下手に出て相手を持ち上げる方法をとりますが、社内営業は上記で紹介したように挨拶をしたり、お礼を言ったりと普通のコミュニケーションでも十分に社内営業を行うことができます。
さらに、ゴマすりは基本的に上司や先輩といった目上の方に行うのに対して、社内営業は上司や先輩以外にも同僚や後輩、部下と言った相手にも行うため全く違ったものになります。
むしろ下手にゴマをするような態度をとってしまうと、「見下されてしまったり」「なめられてしまったり」と逆効果になってしまうこともあります。
継続することが大事
どんなことでも同じことが言えますが、社内営業は今日したからと言って成果がすぐに出るものではありません。
そのため継続的にコミュニケーションをとることが大切です。
継続的にコミュニケーションを取ることで、特別な話ができなくとも自然と社内営業ができるようになるはずです。
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