社会人のためのビジネス情報マガジン

  • フェイスブック
  • ツイッター
  • RSS

コミュニケーション

インラインの意味とは?失礼のないインラインの使い方

インラインの意味とは?失礼のないインラインの使い方

インラインの意味と失礼のないインラインの使い方とは

仕事上で「インラインにて回答します」「インラインにて失礼します」と記載されたメールを受け取った方もいると思います。

ここではインラインの意味と相手に失礼のないインラインの正しい使い方についてご紹介していきます。

インラインの意味とは

○○株式会社 △△△様

お世話になっております。
□□□□株式会社の☆☆☆です。

ご連絡をいただきありがとうございます。
インラインにて失礼いたします。

>発売予定はいつでしょうか
来月の14日を予定しております。

>全国の店舗で販売されるのでしょうか
販売当初は関東のみとなっております。

その他にも不明な点がありましたら
お気軽にお問い合わせください。

インラインとは「相手のメールを引用して回答する」と言った意味になります。

上記のようにインラインでの返信は「一問一答」や「Q&A形式」のような形で相手の質問に回答となるため、相手にも分かりやすくなるだけでなく、メールを読み返した際にも内容を理解しやすかったり、間違って伝わることなどを避けることが可能となります。

「インラインにて回答します」「インラインにて失礼します」などとメールの冒頭に記載されている場合には「引用させていただき回答させていただきます」と言ったこと断りの意味を含めて相手に伝える表現となります。

インラインは失礼にあたるのか

「インラインにて失礼します」とわざわざ断る必要があるのか?と思っている方もいると思います。

インラインはビジネスメールではよく使われているため一般的には失礼にならないと考えている方が多いようですが、送ったメールを断りなく勝手にインラインにて引用することから肯定的に捉えていない人がいることも事実です。
そのため、インラインにて引用する前に一言断りやお詫びの意味を込めて「インラインにて失礼致します」など記載しておいた方が肯定的に捉えていない方にも配慮したメールとなります。

また、「インラインにて失礼致します」といった断りは社外の方にメールを送る場合だけでなく、社内の方に送る場合にも入れておくようにしましょう。
同僚や後輩など気心が知れた仲であれば問題ないかもしれませんが、先輩や上司など目上の方に送る際には一言添えておくことは上記でも触れたように相手の考え方に配慮したやり取りとなります。

インラインの基本的な使い方

インラインにて返信する場合には半角または全角で「>」といった不等号をつけるのがマナーです。人によっては「>」の代わりに「■」「●」といった記号を使う方もいますが、文字化けなどの原因となりかねませんので基本的には避けた方が無難です。

ただし、不要な部分までインラインにて引用しないのが、失礼にならないためのインラインの使い方です。
上記の使い方でも触れたようにインラインにて返信するのはメールが読みやすくなるなどのために行われますので、不要な部分まで引用してしまっては本来の趣旨から外れてしまいます。

例えば、「創立10周年おめでとうございます。貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。先日お送りした企画書の件いかがでしたでしょうか?」と言ったメールをインラインにて返信する場合には

>創立10周年おめでとうございます。貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。先日お送りした企画書の件いかがでしたでしょうか?
社内で検討しておりますので、週明けにはご返事できるかと思います。

とすることも可能ですが

>先日お送りした企画書の件いかがでしたでしょうか?
社内で検討しておりますので、週明けにはご返事できるかと思います。

と必要な部分だけを引用した方が、相手に分かりやすく伝えることができます。
ちなみにこういった部分的に引用することを「部分引用」と呼ばれています。

誤字や脱字があっても直さない

インラインしたい部分に誤字や脱字があっても勝手に直さないのがマナーです。

例えば「登録書と申込書2通を添付します」といった表現には下記の2通りの受け取り方があります。

登録書と申込書の2通を返信ください。
登録書と2通の申込書の計3通を返信ください。

そのためインラインにて返信する場合に勝手に「登録書と申込書(、)2通を返信ください」や「登録書と申込書(の)2通を返信ください」と書き直してしまうと相手の意図と異なった内容になってしまう可能性があります。
インラインにて回答する場合には誤字や脱字などがあったとしても必ずそのまま引用するようにしましょう。

インラインの意味とは?失礼のないインラインの使い方

この記事が気に入ったら いいね!しよう

最新の情報をお届けします