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誰でも今日からできる!?フードロス対策8選
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誰でも今日からできる!?フードロス対策8選
貧困問題や環境問題がクローズアップされている中、それに関連してよく聞かれるようになった言葉に、「フードロス」というものがあります。簡単に言えば、「食べものの無駄な廃棄」のことですが、日本ではこのフードロスが、年間600万トンにも及ぶとされています。「社会としていかにフードロスを減らしていくか」が重要課題とみなされている現在、一般の個人もこの問題とは無関係ではありません。
本記事では、立場を問わず誰でもできるフードロス対策について、具体的な8つの方法をご紹介していきたいと思います。
食材を確認してから買い物に行く
フードロスが発生する原因に、「余分な食料を買ってしまう」ということがあります。特にやりがちなのが、「すでにある食材を気づかずに2度買ってしまう」ということです。これを防ぐには、買い物前に冷蔵庫の中身などをチェックしておくことが有効です。こうしておくと、余分な食材を増やさずフードロス対策になりますし、経済的にもお得です。
買い物に出る前に、冷蔵庫や食品庫内をスマホなどで撮影しておくと、買い物中にも確認できて便利でしょう。
必要な分の食糧を買って食べきる
上でも触れたように、食べものを多めに買ってしまうと、結局食べきれない部分が出てしまい、捨てざるを得ないということがよくあります。ですから、フードロスをなくすためには、「必要な分の食料だけ買う」というルールを徹底することが重要になります。
習慣的に食べものを多めに買ってしまうという人や、お買い得品をまとめ買いする癖がついている人などは、余計な分を買わないよう日ごろから意識しておきましょう。また、「買った分は期限内に食べきる」ことも大切です。
保存方法に気を配る
フードロスを防ぐには、食べものの保存の仕方も重要になります。買ってきた食材を冷蔵庫などにしまう際は、賞味期限や消費期限が迫っているものを手前に置くようこころがけましょう。もちろん、すでにある食材についても同様です。生鮮食品などの傷みやすいものについては、まとめて下処理して冷凍しておくなどすると、長持ちします。また、料理を保存袋やタッパーなどに保存する際は、調理した日付や賞味期限を記載しておくと、食べ残し対策として役立ちます。
調理は無駄なく
フードロスの原因の1つに、「食材の過剰除去」というものがあります。野菜の皮を厚く切りすぎるといったことがそれですが、これを防ぐために、食材の正しい切り方や、余り部分の活用法を身につけておくのも大事になります。例えば、一見余分に見える野菜の皮や葉でも、だしに使ったり漬物にしたりと、さまざまな料理に利用できます。また、食材は賞味期限や消費期限の近いものから使用していき、量も食べきれる分だけ作ることをこころがけましょう。
賞味期限や消費期限について正しい知識を持つ
賞味期限や消費期限について正しく知ることも、フードロス対策には重要です。「賞味期限」とは、「おいしく食べられる期限」のことであり、表示されている時間を過ぎたからと言って、直ちに食べられなくなるわけではありません。保存状態にもよりますが、大体表示日時の1.5倍ほどなら健康に影響はないとされるので、すぐに捨てたりしないようにしましょう。
一方「消費期限」は、「安全に食べられる期限」のことで、その日付を過ぎると食べない方がよいとされます。ですので、消費期限内に食べきることが大事になります。
外食時も気を付ける
フードロスを防ぐには、外での食事にも気を付けなくてはなりません。まず、適切な量を注文することが重要です。気になった料理をいっぺんに頼んだりせず、冷静に考えてから注文するようにしましょう。それでも食べ残しが出た場合は、お持ち帰りが可能かお店に確認してみてください。
一方、特に食べ残しが多くなる宴会については、「3010運動」という対策が提唱されています。これは、乾杯後の30分間とお開き前の10分間は自分の席から離れず、落ち着いて料理を楽しもうという趣旨の運動です。
余った食料を寄付する
買いすぎてしまった食材や、食べきれなかった贈答品などを近所におすそ分けしたり、寄付するといった対策も有効です。食品の寄付については、フードバンクやフードドライブといった場所が活用できます。
フードバンクは、そのままだと処分されてしまう食品を寄付で集め、食べものに困っている施設などに届ける活動を行っている団体の総称で、法人や個人から寄付を募っています。一方フードドライブは、自治体などのイベントで個人向けに行われる食品寄付活動で、集められた食品は、地域の福祉団体などに寄贈されます。
フードロス通販サイトの利用
フードロス削減を目的とした通販サイトを利用するのも、対策として有効でしょう。世の中には、さまざまな理由で一般の市場に出回らない食品が多くありますが、こうした通販サイトは、そのような訳ありの食品をあちこちから調達し、お得な値段で販売しています。例えば、コロナ禍で使えなくなった学校給食用の食材をサイト上で販売し、膨大な量のフードロスを防いだ例などもあります。こうしたサイトの利用は、フードロス対策への寄与となるだけでなく、家計的なメリットにもつながります。
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