ビジネス知識
エレベーターに関する17のビジネスマナー
スポンサーリンク
エレベーターの乗り降りはもちろん待っている時にもビジネスマナーがある
社会人の基本と言えるビジネスマナー。そしてエレベーターの乗り方や降り方にもマナーが存在している。
営業で他社に訪問する際はもちろん、来客されたお客様を見送る際やたまたま上司や社長と同乗してしまうこともあるでしょう。
そんな時のためにも覚えておきたいエレベーターに関するビジネスマナーを紹介していきます。
エレベーターに乗る前のマナー
エレベーターには乗る前からマナーがある。乗る前のマナーは社会人になる前から知っている方も多いと思うがここでは復習の意味も込めて紹介していきます。
また、乗る前のマナーを間違えてしまうと乗った後のマナーに繋がりにくくもなってしまうためしっかりと覚えておくようにしましょう。
降りる人が優先
ビジネスマナーというよりも常識的なことですがエレベーターは降りる人が優先となります。エレベーターが到着したらまずは乗っていた方が降り、次に待っている方が乗るのが常識です。
エレベーターを待つ時は扉の正面に立たない
上記に続いた内容になりますが、エレベーターを待つ際はエレベーターの扉の前に立たないのがマナーです。誰も乗っていなければ問題ありませんが、エレベーターの前に立っていては優先的に降りる方が先に降りることができなくなってしまいます。
エレベーターを待つ場合には、扉の脇に立って待つようにしましょう。また、他に待っている方がいない場合にはボタンのある側に立って待っていると次の対応もしやすくなります。
エレベーターに乗ってからのマナー
エレベーターのマナーで最も覚えておきたいのが乗ってからのマナー。学生のうちは間違えても仕方がないかもしれませんが社会人となればできて当然のことなのでしっかりと覚えておきましょう。
目上の人から順に乗る場合と目下の者が先に乗る場合がある
エレベーターは最も目下の人が先に乗り、その後は目上順に乗っていくのが基本です。詳しい内容はこの後紹介しますが、最も目下の人がエレベーターを操作するため先に乗るがマナーとなります。
その後は社長や部長と言った役職順に搭乗していきますが、お客様がいる場合にはお客様が先に乗りその後、役職順に登場していきます。
すでにエレベーターに他の方が乗っている場合
上記はあくまでもエレベーターに誰も乗っていない時のエレベーターのマナーです。到着したエレベーターにすでに他の方が乗っている場合には目上の方から順に搭乗します。
この場合にもお客様が一緒の場合にはお客様を優先的に搭乗させるのがマナーです。
エレベーターが閉まらないようにする
上記でも記載したように最も目下の者はエレベーター扉が閉まらないようにおさえて置くのがマナーです。
そのため先に搭乗し操作パネルに前に立ち「開」ボタン押しておきます。
反対に先に搭乗している方がいる場合にはその方が「開」ボタンを押してくれていますので扉の前で待ち最後に搭乗します。
ただし、必ずしもマナーのある方が先に搭乗しているとは限りません。そのためエレベーターを呼ぶ「↑」「↓」のボタンの前で待ち、間違って扉が閉まってしまわないようにボタンを押しておきましょう。
エレベーターの操作は目下の者が行う
エレベーターに乗ってからも操作を行うのは目下の人になります。そのため目下の人は操作盤の前に立ち、行き先の階を押したり開閉の操作を行います。
また、先に搭乗している方が操作盤の前にいる場合には行き先の階を目下の者が伝えるようにしましょう。
エレベーターにも上座や下座がある
目上の人が座る位置となる上座。また、反対に目下の人が座る位置となる下座。会議室や応接室など室内だけでなくエレベーター内にも上座と下座が存在しています。
そしてエレベーター内の上座と下座は操作パネルの位置を基準にして決まります。操作パネルが通路側から見て右側についている時は入口側に近い操作パネルの前が下座となり、左側についている時は左側が下座になります。
また、両方に操作パネルがついている時は同じく通路側から見て右側が下座となります。
反対に上座はエレベーターの奥側にあたり、4人以上で乗車する場合には下座の真後ろが上座となります。
エレベーター内では携帯電話やスマホは触らない
ビジネスマナーと言うよりも社会人として常識的なマナーだがエレベーター内での通話はしないのが基本なります。また、SNSやメールなどのチェックもエレベーター内でしないようにしましょう。
エレベーター内では会話もNG
携帯電話やスマホを触らないだけでなく会話もしないようにしましょう。特に他の方が乗っている際はトラブルとなる可能性もあるため抱えている案件や社内の情報などの話もしないのが常識です。
エレベーターから降りる際のマナー
エレベーターから降りる際にもマナーがあります。ただし乗る時とは違いおさえておくべきポイントも少ないので覚えやすいと思います。
目上の人から降りる
降りる際には必ず目上の方から降りるのがマナーです。お客様が同乗する際は必ずお客様から降り、続いて同じ会社で役職の高い順におります。
最も目下の人は扉が開くと同時に操作ボタンで「開」を押し続けておきましょう。また、「開」を押しつつも扉を手でおさえておくとなお良いマナーになります。
ただし、エレベーター内が混雑している場合には必ずしも上記の順序で降りる必要はありません。
違う階で降りる場合には声をかける
エレベーターで上司やもちろん、お客様と偶然乗り合わせてしまい、自分は違う階で先に降りる場合には「お先に失礼致します」と一声かけるのがマナーです。
来客の見送りはエレベーターまで
自社にお客様が来社され帰られる際の見送りは会社によってルールが異なりますが、一般的にはエレベーターまで見送るのがマナーです。
2人以上いる場合には目下が先にエレベーターのボタンを押しにいく
来客されたお客様をエレベーターの前で待たせないためにも自社の社員が2人以上いる場合には片方(目下の人)が先にエレベーターのボタンを押しにくようにしよう。
そうすることでお客様をエレベーター前で待たせることなく、または待たせる時間を短くすることができます。
ただし、タイミングを見ることも大事です。早く押しすぎてしまうとお客様が着く前にエレベーターが着てしまい長い間エレベーターを止めてしまうことになりかねません。
扉が閉まるまで丁寧にお辞儀をする
エレベーターが到着し、お客様が搭乗されたら「ありがとうございました」と同時にお辞儀をするのがマナーです。また、お辞儀はエレベーターが完全に閉まるまで続けるのもマナーです。
誰かに操作してもらった場合にはお礼
また、同乗していた方が「開」ボタンを押してくれた場合にもお礼を言うのがマナーです。
同じ会社で働く同僚などであれば「お先です」や訪問先の企業の社員や目上の方が押してくれば場合には「ありがとうございます」など一言お礼を言うようにしましょう。
押し間違えった時は長押しまたは数回プッシュでキャンセル
マナーではありませんが、エレベーター内の操作ボタンで目的の階とは違うボタンを押してしまった場合には長押しまたは数回プッシュすることでキャンセルできることを知っておくと便利です。
エレベーターによって仕様が異なりますが、比較的新しい機種のエレベーターであればキャンセルすることができます。
この記事が気に入ったら いいね!しよう