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「コストリダクション」の意味とは?使い方や例文

「コストリダクション」の意味とは?使い方や例文

「コストリダクション」の意味とは?使い方や例文

ビジネスの現場では、突然耳慣れない言葉に出くわすことがよくあります。「コストリダクション」という言葉も、そうしたものの1つかもしれません。「コスト」は別として、「リダクション」が何を表すのかわからないという人も多いでしょう。

そこで今回は、ビジネス用語としての「コストリダクション」の意味や使い方について、具体的な例文付きで解説していきたいと思います。

「コストリダクション」の意味

「コストリダクション」とは

「コストリダクション」とは、簡単に言えば「経費削減」という意味の言葉です。
ビジネスにおいては、「いかに売上を上げるか」と同等かそれ以上に、「いかにコストを省くか」が重要な課題となります。生産や在庫管理、販売や店舗運営などにかかるコストは、なるべく無駄を省き、適正なレベルにすることが求められます。
「コストリダクション」は、こうした企業活動を行う上での余分なコストの削減を指して使われる言葉です。

また、「コストリダクション」は金銭の削減だけでなく、生産現場での無駄な作業工程といった、仕事の非効率性をなくす取り組みについても使われるようになっています。

「コストリダクション」の由来

日本で使われる「コストリダクション」は、英語の「cost reduction」という表現をカタカナ化したものです。「cost」は「費用」「経費」「代価」などを表し、「reduction」は「縮小」「割引」「削減」などを表します。英語圏では一般的な表現であり、日本でよく使われる「コストダウン(cost down)」といった表現は、アメリカなどではされないようになっています。

「コストリダクション」の使い方・例文

「コストリダクション」の意味について学んだところで、実際の使い方についても見てみましょう。ビジネス用語としての「コストリダクション」は、以下の例文のように使われます。

  • 例文:「コストリダクションの成果もあって、業績は順調に回復している」
  • 例文:「コストリダクションの意識は、すっかり社内に浸透している」
  • 例文:「経営陣の一新に伴い、さっそくコストリダクションの方向性が示された」
  • 例文:「コストリダクションの一環として、仕入先の見直しが検討されている」

「コストリダクション」実施の流れ

「コストリダクション」の意味は「経費削減」ということですが、では実際に「コストリダクション」を行う場合、具体的にはどのように進めれば良いのでしょうか。この項目では、「コストリダクション」を実施する上での流れについて見ていきましょう。

コストの把握

まず必要になるのが、「コストの種類の把握」です。無駄なコストを省くためには、どこにどれだけのコストがかかっているかを、きちんと知っておく必要があります。こうしてコストの種類について把握したところで、いよいよ具体的な「コストリダクション」に取り掛かります。

削減対象の決定

続いては、実際に削減するコストを決めます。もっとも無駄と思われるコストや、容易に削減できそうな部分を明確に絞ることで、効率的に「コストリダクション」を行うことができます。

この際、単に費用が高い部分だけでなく、徐々にコストが上昇しているものについても、削減対象に含めるのが大切です。こうすることで、後々コストが膨らんでいくリスクを排除することができます。

目標の設定

「コストリダクション」を行うにあたっては、具体的な目標を定めておくことも重要です。この場合の目標は、「いつまでにどれくらいのコストを削減する」という、具体的な数値を入れたものを指します。作成した目標は、社内全体で共有しておきましょう。この際、誰が見ても容易に目標を把握できるように、なるべく簡単な形にまとめることがポイントです。

「コストリダクション」の注意点

実際に「コストリダクション」を行うにあたっては、いくつか注意すべきポイントがあります。ここでは、そうした注意点についていくつか紹介してみましょう。

社内全体でコスト意識を共有する

「コストリダクション」を遂行するにあたっては、社員全員の協力が欠かせません。1人1人にコスト削減の重要性が伝わっていないと、取り組みがスムーズに進まず、思うような成果も上がらないでしょう。ですから、「コストリダクション」実施の前には、現在事業にかかっているコストがいくらか、またそれらを削減することにどんな意味があるかなどについて、しっかり共有しておく機会を持つことが大切です。

従業員に我慢を強要しない

「コストリダクション」を行う上では、「従業員に我慢を強いるような方法は取らない」ということも重要になります。

「コストリダクション」は無駄や非効率をなくすための手法であり、決して必要なものを削ることではありません。特に人件費については、従業員の生活に直結しているため、安易に削減すると大きな反感を招く恐れがあります。また、一見無駄に見えても、現場レベルでは必要なコストもあります。

「コストリダクション」では、上から一方的に削減を言いつけるのではなく、従業員の理解や協力が得られる形で進めるのが大切です。

「コストリダクション」の類語

「コストリダクション」には、いくつか意味の似た言葉があります。それらの言葉と「コストリダクション」との違いについても紹介しておきましょう。

コストコントロール

「コストコントロール」は、「原価管理」とも呼ばれており、製造段階での原価を低減させる活動を指します。品質を維持、もしくは上昇させつつ、できるだけ製造にかかるコスト(原価)を下げることについて言う言葉です。経費全般について言う「コストリダクション」とは、ターゲットとする位置が異なります。

  • 例文:「生産工程を見直すコストコントロールによって、製品1個あたりの原価を削減できた」

コストダウン

「コストダウン」は、日本では「コストリダクション」と同様に、「経費削減」の意味で使われます。ただし、前述のように日本独特の表現である点がポイントです。また、「コストダウン」の場合、リストラなどの従業員に負担を強いるやり方についても含むところが、「コストリダクション」との違いになります。

  • 例文:「強引なコストダウンは、返って社員のモチベーションを低下させる」

最後に

以上のように、「コストリダクション」は「経費削減」を意味するビジネス用語です。「コストダウン」と似ていますが、社員には直接影響を及ぼさない範囲で無駄を見直すところがポイントとなります。実際の仕事現場ではこうした点をしっかり踏まえ、正しい使い方を心掛けてください。