コミュニケーション
会話が続かない人の共通点と続けるコツ10選
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会話が続かない人の共通点と続けるコツ
人にはさまざまな悩みがありますが、そのほとんどは、対人関係に関するものでしょう。具体的には、「会話がなかなか続かない」ということで悩んでいる人も多いと思います。会話に対する苦手意識を払拭できれば、仕事やプライベートももっと充実させることができますが、それにはまず、会話が続かない原因について探る必要があります。
本記事では、会話が続かない人に見られるいくつかの共通点と、会話を続けやすくするコツについて解説していきましょう。
同調しすぎる
会話が続かない人に見られる特徴として、「むやみに相手の言葉に同調する」ということがあります。
会話のマニュアルなどによく書かれていますが、相手の話に同調することが大事なのは、間違いありません。ただし、それはあくまで適切に行った場合の話です。何でも肯定したり、うなずいたりするのは、返って逆効果となります。経験がある人も多いでしょうが、むやみに「うんうん」と相槌を打たれたり、「わかるわかる」を連発されると、うんざりして話を続ける気もうせるでしょう。
それに対し、うまく会話を続けられる人は、「相手を気分よくさせる」という返事のコツを心得ています。単純に同意するのではなく、「よくわからないんですけど、でもすごく興味あります」などと、相手の気分を乗せるような返事を忘れません。
自分をアピールしすぎる
会話が続かない人に多くみられる特徴として、「すぐに自分の話に持って行こうとする」ということも挙げられます。
当たり前のことですが、話す側としては、「まず自分の話を聞いて欲しい」という思いが第一にあります。これは他愛ない話であれ、深刻な悩みの告白であれ、基本的には変わりません。それなのに、「ふーん、でも私は…」と急に自分の話をしだすと、相手としてはがっかりして話す気力も無くすでしょう。このように、むやみに自分の話ばかりしたがるのは、会話を途切れさせる原因になります。
これに対して会話を続けるコツは、「相手の気持ちに沿った返事をする」ということです。「なるほど、そうなんだね」「どうしてそう感じるの?」などと、相手の気持ちを汲んだ言葉を返すと、自然に話がつながっていくでしょう。
結論が早い
「すぐに結論を言おうとする」ということも、なかなか会話が続かない人に見られる共通点です。
徐々に話を進めることで場を盛り上げていくのは、トークのテクニックの1つですが、そこで大事になるのが、「聞く側が話の腰を折らない」ということです。段階的に盛り上がっていく話術なので、途中で余計な一言を挟むと、すべて台無しになってしまいます。ところが、せっかちな人はそうした会話の流れが我慢できず、「それってこういうことでしょ」などと途中で結論を言ってしまうため、会話が途切れる原因となります。
こうしたことを避け、会話を続けるためのコツは、「相手の話は最後まで聞く」ということです。これも基本的なことですが、相手が話したがっている内容は、きちんと最後まで聞くのが会話のルールとなっています。
会話を広げられない
会話が続かない人の多くには、「話をうまく広げられない」という傾向も見られます。
よく「会話のキャッチボール」などという表現が使われますが、会話下手な人は、このキャッチボール作業が苦手な人が少なくありません。相手が言ったことに対し、「そうなんですか」くらいしか返事をしないため、そこで会話が途切れてしまうわけです。こうした人は、会話を広げる努力をしていないか、そもそもそうした意識が欠落していることが多くなっています。
これに対し、会話が上手な人は、キャッチボールのコツをきちんと心得ています。相手の言葉に対し素早く連想を巡らせ、違った角度から言葉を返すことができます。例えば特定の趣味の話なら、その趣味についての知識や疑問などを、感想や質問にして返すといった具合です。
ほめられても上手く返せない
会話が続かない人に見られる共通点として、「ほめられた時に素直に返せない」ということもあります。
例えば会社で先輩に、「最近よくがんばってるね、感心するよ」などとほめられた時、会話下手な人は、「そんなことありません、まだまだ全然です」などと否定してしまう傾向があります。本人としては、謙遜や礼儀で言っているつもりですが、これが会話を途切れさせる原因となっています。なぜならば、否定の返事を返すことで、ほめた方はコミュニケーションを拒絶されているように感じるからです。
それに対し、誰かからほめられた時は、「素直にお礼を言う」ことが会話を続けるためのコツになります。先ほどの例ならば、「本当ですか、ありがとうございます」などと言うことで、相手もスムーズに次の言葉が出やすくなるでしょう。
リアクションが薄い
「リアクションが薄い」ということも、会話が続かない人に共通して見られる特徴の1つです。
先ほども述べたように、会話は相互間のキャッチボールで成り立っています。相手の反応によって、こちらの気分や出方も変わってくるわけですが、そんな時に相手の反応が極端に薄ければ、自然にテンションも下がって会話も途切れがちになってしまうでしょう。こうした薄いリアクションの裏には、「相手に自分をさらすのが怖い」という心情が働いていることも多いようです。
しかし、会話を上手く続けるためには、「あまり深く考えすぎない」こともコツになります。そもそも、会話の内容まで細かく覚えている人は、あまりいないのが実情です。多くの場合は全体の印象の方が頭に残るので、とにかく場の空気を冷まさないことも大事になります。
緊張している
「緊張している」ということも、会話が続かない人の特徴となっています。
当然のことながら、人間は緊張が強いと、うまく話せなくなる傾向があります。プライベートで家族や友人と話す時は問題なくても、仕事の場や初めて会う異性と話す際には、どうしても緊張してしまうという人も多いでしょう。せっかく向こうから積極的に話しかけてくれても、緊張のせいで上手く言葉が出なかったり、ごく短い返事しか返せないといったケースはよくあります。
こうした時に、会話を続けるためのコツとしては、「自分のことをネタにしてみる」ということがあります。会話の序盤や中盤あたりで、「実はちょっと緊張してるんですよ」「初対面だとどうしてもあがっちゃうんです」などと、緊張していることを軽い調子で告白すれば、気分もほぐれますし、場もなごみやすくなるでしょう。
沈黙が怖い
会話が続かない人に見られる共通点、続いては、「沈黙を恐れ過ぎている」ということです。
会話を苦手とする人の中には、「ちょっとでも間が空くのが怖い」という人が少なくありません。これは間が空くことで、気まずい空気になることを避けたいという心理が働いています。そのために不必要におしゃべりになってしまったり、一方的にまくしたてるなどのケースがよくありますが、これは返って相手にしゃべりづらいと感じさせる原因となります。
そうした時、会話を続けるためのコツとしては、「ゆっくり話す」ことが大事になります。焦って話すとどうしても早口になり、話題もすぐに尽きてしまいますが、ゆっくり話すことで会話のペースも落ち着き、比較的間も持ちやすくなります。沈黙が訪れても、焦らず身近な話題などを切り出せば、新たな糸口がつかめるはずです。
洞察力が弱い
「洞察力が弱く、相手の気持ちを汲み取れない」ことも、会話が続かない人によく見られる特徴となっています。
これも言うまでもなく、会話の相手と自分とは、別個の人間です。考え方も違うので、いつも自分と同意見の内容を話すとは限りません。会話を成り立たせるには、ある程度相手の気持ちになって考える能力が必要ですが、こうした力が弱いと、話がかみ合わなくなるケースがよくあります。「それって~っていうことだよね?」「いや、そうじゃないんです」といった具合です。
こうしたことを避けるコツとしては、「相手をよく観察する」ことが有効です。相手を良く見ず、自分の考えだけで判断することが誤解の元ですから、相手の表情やしぐさ、声のトーンなども観察した上で、気持ちを推し量るようにしましょう。
目を見ない、または見過ぎている
会話が続かない人の共通点、最後に紹介するのは、「全く相手の目を見ないか、または見過ぎている」ということです。
目は、他人とコミュニケートする上で重要な器官です。人間は、多くの情報を目から読み取るからです。しかし、まったく目を合わせない人の場合、「そもそも会話をする気がない」と思われて不信感を抱かれやすくなっています。また、逆に目を見過ぎていても、「こちらに対し敵意があるのでは」と思われて敬遠されがちです。
それに対し、会話を続けるためのコツとしては、「目を見る割合とタイミングに気をつける」ことが重要になります。実は、自分が話している時には、それほど相手の目を見なくても特に問題はありません。ただ、相手が話している時や、大事なポイントと思われる箇所では、しっかり相手の目を見ることが大切になります。
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