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退職する人の前兆17選

退職する人の前兆

退職する人にみられる前兆一覧

近年、多くの企業で終身雇用制度が崩壊し、転職は当たり前の風潮が日本でも広まる中、いかに人材の流出を防ぐかが今後の課題であり、その一つとして退職の前兆を事前に察知し先手を打つことが重要になります。

言うまでもなく、社員は思い付きで退職を切り出すのではなく、時間をかけて積み重なった不満が限界に達して退職を決意し、転職活動をはじめます。優秀な社員であるほど退職の意思を隠し、数か月かけて着々と準備を進めていきますが、様々な場面で「退職の前兆」が雰囲気や言動に現れ察知することができます。
上司からすれば管理能力を問われる問題であり、普段から信頼関係を築くことはもちろん、退職の兆候を敏感にキャッチし、部下の気持ちを汲み取ることで引き留めることができるかもしれません。

ここでは、退職する人の前兆を徹底解説しますので参考にして下さい。

ミーティングでの雰囲気が変わり消極的になる

ミーティングでの雰囲気が変わり消極的になる

本来ミーティングとは上司や同僚と互いに意見を飛ばしあい、今後の戦略や方向性を確認する場ですが、同時に自己アピールできる絶好の機会とも言えるでしょう。そのミーティングで、以前は自分の意見を述べ話し合いに積極的に関わっていたのが、突然自分の存在感を消すように消極的な態度になり、意見を求められても当たり障りのない最低限の発言しかしなくなったら、退職の前兆と疑うべきでしょう。

この場合、発言をしなくなっただけでなく、メモをとる様子もなく、どこか上の空で周りの話を聞いています。それは退職を決意したため、自分がいなくなった後の業務には興味が持てず、この無意味な時間が早く終わってほしいと思っているからです。

また、何かと理由をつけてミーティングに参加しないことが続く場合も退職の意向を疑いましょう。

飲み会など業務外の付き合いが悪くなる

飲み会など業務外の付き合いが悪くなる

退職を決断した人は、いずれ離れる社員同士の親睦が無意味なものに感じ、業務外の関りを断とうとする傾向があります。飲み会であれ、休日のイベントであれ、会社の人間が集まれば自然と仕事の話や職場の人間関係の話題が中心になり、退職の意向があり仲間意識が薄れている人にとっては、関わりたくないどうでもよい話に思えるのでしょう。同僚に限らず上司からの誘いも断ることが続くようであれば、退職の前兆と疑うべきでしょう。

また、転職活動が忙しく、退社後や休日はその準備に追われていることも考えられます。
一方、プライベートな問題から付き合いが悪くなることも考えられるので、上司は日中の業務態度と総合して判断する必要があります。

会社への不満を言わなくなり大人しくなった

会社への不満を言わなくなり大人しくなった

これまで会社への不満をいつも口にしていた人が突然言わなくなり大人しくなった時は、退職の前兆と考え注意することが必要です。
仕事内容や給与、評価などで社員が不満を持つということは、議論することで改善を期待している証拠であり、会社への関心を示しています。それを言わなくなるということは、今の職場に見切りをつけ、すでに次の段階へ頭を切り替えたことを現わしています。つまり退職する会社には関心がなく、不満に思っていたことが気にならなくなったということです。

また、転職活動をしている人は、周囲からの妨害を恐れ、その動向が気づかれないように目立った言動をしないようにする心理が働きます。不満も言わずソワソワした雰囲気を感じたら退職の意向を疑うべきでしょう。

マイナス思考のネガティブ発言が増える

マイナス思考のネガティブ発言が増える

前節でも述べた通り、愚痴や不満は会社への関心であり期待が込められている場合が多い中、それまでTPOをわきまえていた同僚や部下が、就業中であっても所かまわずネガティブな発言を繰り返し、明らかに会社での様子に変化を感じる場合は、過度のストレスで限界にきている状態で、退職を検討するきっかけになり得る前兆と言えます。

このようにネガティブな発言を繰り返していると、不満が募るばかりか会社への嫌悪感が増し、いずれ会社に見切りをつけていくでしょう。部下であれば、不満を口にだしているうちはまだ心のどこかで期待し話し合いの余地も残されているので、上司はこれをサインと捉え、話を聞いてあげることで退職を回避できるかもしれません。

就業規則を探る素振りが見られる

就業規則を探る素振りが見られる

会社の就業規則を調べているような素振りが見られた時は、すでに転職に向けて動いている可能性があるので注意が必要です。なぜなら転職活動をトラブルなく進めるためには、この就業規則をしっかりと把握しておく必要があるからです。

そもそも普段の業務で就業規則を取り出すことは滅多になく、ましてや退職に関するルールは希望者だけの関心事で、社内ネットワークで簡単に閲覧できない場合は、ほとんど内定が近づいた段階で行動に移す傾向があります。総務や人事によく出向き、自然に有給や退職金の話題を振ってくるようになります。退職を考えている分かりやすい前兆と言えますが、本人も転職妨害を恐れ慎重に進めるので、気づいた時にはすでに手遅れになっていることが多いでしょう。

退社時間が早くなった

退社時間が早くなった

退職を決意した人にとって、周りの人に合わせ会社に残る付き合い残業ほど無駄な時間はないと考えるものです。単純にプライベートの時間を優先したいという気持ち、また会社への未練もなく、頑張る意味がないので定時で帰ることに抵抗を感じなくなっています。このように、目に見えて残業が減っているようなら退職の前兆を疑うべきでしょう。

また、すでに転職活動を開始していて、夜に設定された面接に出かけるため、他の社員を避けるように定時で退社しているケースが考えられます。退社時間を気にしていたり、いかにも面接で着るような好感が持てるスーツなど、いつもより身だしなみに気を使っているのが見える時は注意が必要と言えるでしょう。

頻繁に私用電話で離席するようになった

頻繁に私用電話で離席するようになった

退職を決意し、すでに転職エージェントや転職希望の企業とコンタクトをとっている可能性があります。そもそも就業中は、よっぽどの緊急性がない限り私用電話はを掛けないという暗黙のルールがあります。しかし、面接合否や最終選考の連絡などは一刻も早く知りたいがため、私用電話をしていることも考えられます。

営業職であれば取引先から携帯に連絡が入ることはありますが、仕事の内容であれば自席で対応することができるでしょう。

私用電話を頻繁に確認している、電話が鳴った途端、携帯をもって離席し周囲から隠れるようにひっそりと話をしている、席を離れる時は必ず携帯電話を持ち歩くなど、今までになかった行動が目につくようになったら退職の前兆と考えるべきです。

遅刻や早退が目立ち業務姿勢に変化がみられる

遅刻や早退が目立ち業務姿勢に変化がみられる

いよいよ本格的に転職活動が始まると、最初のうちは職場への配慮もあり活動は業務後に行う努力をしますが、次第に上司の評価はどうでもよくなり、転職活動の優先度が上がるため、朝からの面接や会社説明会に出かけるようになります。
このように、お世話になった会社への配慮もできなくなり、なにかと理由をつけて遅刻や早退が増える場合は、完全に退職に向かっている前兆と捉えていいでしょう。

また、転職活動を優先したいため、有給休暇を確認し少しずつ使い始めていくようになります。これは、転職を考える人には珍しいことではなく、有給の買い取制度がない場合は特に、残りの有給日数を無駄にしないため、スケージュールを組み計画的に有給を消化する傾向があります。

引継ぎのため担当業務のマニュアルを作成し始めた

引継ぎのため担当業務のマニュアルを作成し始めた

円満退職するため、後任への引継ぎは避けては通れない社会人としての義務です。しかし、通常業務の中転職活動も忙しく、いざ転職が決まってからでは引継ぎ業務が間に合わずトラブルに発展するケースもあります。そのため、退職を決意した人によく見られる前兆として、上司から指示がないのにも関わらず、実際に退職するまでの流れを想定し、自分の仕事を他の社員と共有し始めることがあげられます。

あたかも業務の連携を図り、後輩の指導と見せかけて自分の担当する仕事の説明をしたり、資料を渡したりしますが、実際はすでに引継ぎを開始しています。
また、担当業務のマニュアルを作成している場合は、退職を切り出される日は近いかもしれません。

暗い雰囲気で挨拶もしなくなる

暗い雰囲気で挨拶もしなくなる

会社を辞めたいと気持ちが落ち込んでいる社員は、無意識のうちに自分の世界に入り込んでしまい、今までとは違った雰囲気が出るので「様子がおかしい」と気づくはずです。特に挨拶などにその傾向がでる場合が多く、どこか上の空で覇気がなく、こちらの挨拶にも気づかずに素通りしてしまったり、意図的に目を合わさなくなったなど違和感を感じたら、退職の前兆を疑い注意する必要があります。この場合は、悩んでいるだけかもしれないので、声をかけて話し合うことで解決する可能性があります。

また、なかには退職を決意していて、会社にも人間関係にも嫌悪感があり、挨拶すらしたくないという精神状態に陥っている可能性があります。この場合は、明らかに態度で現れているはずです。近いうちに退職の話を切り出されるでしょう。

同僚とのコミュニケーションが減り単独行動が多くなった

同僚とのコミュニケーションが減り単独行動が多くなった

職場での人間関係は、この先も長くかかわるからこそ大切にしようと努力するものであり、退職を考え始めた人は、無理をしてまで付き合う人間関係に興味がなくなり、単独行動が目立つようになります。今までは同僚と一緒にランチや飲み会に出かけていたのに、突然一人でランチに行くようになったら、退職の前兆を疑って注意するべきです。ランチに限らず、社員同士の雑談にも参加せずとても暗い印象を与えるようになります。

このような職場でのコミュニケーションを避ける行動は、退職が理由ではなく、個人的な問題を抱えている場合もあるので、部下が同僚と一線を引いているように感じたら、上司は話を聞くなどアプローチするタイミングと言えるでしょう。

清潔感のある身だしなみに変化

清潔感のある身だしなみに変化

髪型など雰囲気が変わることは珍しいことではありませんが、いかにも面接で好感が持たれるようなリクルートスタイルで出勤するようになったら退職の前兆として危険度はかなり高めといえるでしょう。これは、すでに転職エージェントとはコンタクトがとれており、突然の面談に備え常に身だしなみを整えているということです。

女性であれば、髪色を黒にし綺麗にまとめ、ネイルやマニュキュアはやめて手のケアを行い、清潔感と安心感のある雰囲気になります。男性も同様に、髪型や髪色を落ち着かせ、髭や爪などの手入れも入念に身なりを整えてきます。また、ワイシャツやスーツにもしっかりとアイロンがかけられ、面談に備えてネクタイを鞄に忍ばせているでしょう。

机の整理で忙しそうにしている

机の整理で忙しそうにしている

退職の意思が固まり転職に動きだすと、会社に残っている私物や個人データなど身辺整理を始めます。いきなりすべての私物を持ち帰っては同僚に気づかれてしまうので、少しずつ持ち帰り始めます。通勤バック以外に毎日紙袋を持って帰るようになり、デスクがきれいになっていったら退職の兆候ではと疑うべきでしょう。

また、机の中には溜まった不要な古い資料などが眠っていることがあります。その中には人に見られたくない私物の書類もあるでしょう。誰に注意されたわけでもなく熱心にデスク周りの整理整頓を始めたら危険信号です。最近頻繁にシュレッターで書類を破棄している、山積みだったファイルを選別し整理し始める、デスクのごみ箱が毎日いっぱいになっている、これらも退職の前兆を見分けるサインになります。

長期的な新しい業務に消極的

長期的な新しい業務に消極的

退職を考えている人は一般的に、会社に迷惑をかけない最低限のことはやるが、それ以上、ましてや新しい業務は引受けたくないと考えます。近い将来去ることを想定しているので当然の心理であり、退職を考えている人の前兆として分かりやすい行動の一つです。

例えば、今までは新しい企画にも積極的に取組みチャンスを掴んできた部下が、突然長期的な新しい仕事に対し消極的になり、取り繕うように誤魔化し、他の社員に譲ったり押し付けたりする態度を見せた時は、今の職場でこの先働く意思がないということでしょう。どんな退職理由があるにせよ、誰もが出来れば円満退職したいと考えており、現在持っている業務をスムーズに引継ぎ、辞める影響を最小限に留めたいと考えています。

空き時間に調べもの

空き時間に調べもの

退職しようか悩み始めた時、一番の関心事は退職後の行き先です。現在の職場でストレスが限界に達し、退職してから次のことを考える人もいますが、大半は生活維持のため在職中に転職先を探し始めるでしょう。そのため、昼休みなど空き時間は一人で行動するようになり、転職サイトで求人情報をチェックするようになります。

最近スマホでなにやら熱心に調べものをしているようだ、声をかけた途端画面を消された、リストのようなメモ書きをしている、このような様子が見られた時は、退職へ気持ちが向かっている前兆と言えるでしょう。サイトで調べているうちはまだ話し合いの余地があり、このサインに気づいたら引き留めることができるかもしれません。

資格取得に熱心になる

資格取得に熱心になる

業種によってはスキルアップのため会社が社員に資格取得を求めており、向上心や競争心が強い人は積極的に勉強をします。しかし、それまで資格取得に無関心だった人が急にやる気をだしたり、業種以外の勉強にも取組み始めたら、退職の前兆を疑い注意するべきです。

転職は中途採用への応募であり大変狭き門と言えるでしょう。即戦力を求める中途採用枠では、これまでの業務経験の他、資格や検定が自分の価値を上げる武器になります。そのため、近い将来の転職を見据え、まずは選考で有利になる資格を取得し、その後転職活動をスタートさせます。上司は、部下の勉強する姿勢だけを評価するのではなく、どのような勉強をしているか気にすることで転職を思いとどまらせることができるかもしれません。

具体的な目標がなく考課を気にしなくなった

具体的な目標がなく考課を気にしなくなった

定期的に部下と上司が面談時間を持ち、今期のフィードバックや反省、今後の具体的な目標を設定するなど、社員面談は業務効果を上げる上で重要な役割を果たしています。またその内容によって社員の昇進や昇給も査定されるので、面談は自己を最大にアピールできる場と考え、部下はしっかりと熟慮し具体的な目標や課題を準備してくるはずです。

しかし、退職を考えている人は辞める会社の考課に関心がなく、具体的な目標や課題を立てる必要がありません。以前は向上心もあり、自分に見合った的確な目標で成果をあげていた社員が、突然具体性のない曖昧な表現で面談を乗り切ろうとした時は、すでに会社に未練はなく退職を考えている前兆と判断できるでしょう。