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イジメ・嫌がらせ

モラハラとパワハラ、セクハラの違い?職場で起きるモラルハラスメント30選

モラハラとパワハラ、セクハラの違い?職場で起きるモラルハラスメント

モラハラとパワハラ、セクハラの違い

モラハラとは?家庭で起きるモラルハラスメント12選」にも記載しましたがモラハラとは精神的に相手を追い込む嫌がらせのことです。

一方、パワハラは地位や立場と言った優位性を利用し肉体的にも精神的にも相手を追い込む嫌がらせのことを指します。

パワハラと重複する部分もありますが、大きな違いはパワハラが殴る・蹴るなどの直接的な暴力を含むのに対して、モラハラは肉体的にダメージを与える暴力は含みません。

また、職場で行われるパワハラが上司や先輩、さらには部下(逆パワハラ)からと言った地位や立場などの優位性を利用して行われるのに対して、モラハラは優位性のある人物からだけでなく同僚など、同じ地位や立場の人間から行われる場合も含まれると言った違いがあります。

さらに、地位や立場と言った優位性を利用したパワハラは会社などの職場で行われることが多いのが一般的ですが、モラハラは職場だけでなく、家庭などでも行わるケースが多く見られると言った違いがあります。

セクハラは性的な嫌がらせを行うことを指す言葉です。そのため、パワハラ同様にモラハラと重複する部分もありますが、男性が女性に、女性が男性に行われるセクハラとは違い、モラハラは男性同士、女性同士と言ったケースも多く見られると言った違いがあります。

職場で起きるモラルハラスメント

上記でも記載したようにモラハラは職場や家庭など様々な場所で起きていますが、家庭で起きているモラハラに関しては「モラハラとは?家庭で起きるモラルハラスメント12選」に記載させていただきましたので、今回は職場で起きるモラハラについてご紹介していきます。

精神的な嫌がらせ

職場で起きやすいモラハラを「精神的な嫌がらせ」「孤立・切り離し」「業務妨害」「プライベートへの干渉」の4つに分類でき、ここでは「精神的な嫌がらせ」に該当するモラハラについて紹介していきます。

無視をする

無視をする

職場で行われているモラハラの中でも比較的多いのが「挨拶をしても返事をしない」「話しかけても返事をしない」といったよう無視をする嫌がらせです。
男性同士でも無視と言った嫌がらせを行われることがありますが、お局様と言われる社歴の長い女性社員が若手の女性社員に対して行うことも多くみられます。
また、若手が年上の社員に対して集団で無視を行うなどの行為も多くみられます。

バカにした発言や態度をする

バカにした発言や態度をする

「東京大学の出身のくせに頭が悪いな」や「中卒は使えない」など相手をバカにした発言や態度をとるのもモラハラです。また、そういった発言や態度に対して便乗し、「クスクス」と笑うなどの行為もモラハラとなります。

嫌味を言う

嫌味を言う

「お前のせいでチームのノルマが達成できなかった」「誰のせいで残業していると思ってるの」「どうせあんたに頼んでもできないでしょ」など直接的に嫌味を言うのもモラハラとなる可能性があります。
また、直接的でなくとも相手のミスや失敗につけ込んで周囲に嫌味を言いふらすしたり、聞こえるように発言するのもモラハラとなる可能性があります。

悪口を言う

悪口を言う

上記同様に「ウザい・キモい」「ゴミ・クズ」と言った直接的な悪口はもちろん、「あいつって根暗だよな」「仕事できないような」と言った間接的に聞こえるように言う悪口もモラハラに該当します。

一人だけ有給休暇を与えない

一人だけ有給休暇を与えない

有給休暇の16の基本(消滅・期限・買取・拒否・退職・理由・計算など)」にも記載しましたが、有給は労働者に与えられた権利であり、基本的に申請された有給を拒否することはできません。にも関わらず、有給を拒否したりする行為はモラハラにもパワハラにも該当します。
特に退職に合わせて消化しようとする有給を拒否するなどが多く見られます。

退職を促す

退職を促す

直接的に退職を促す場合はもちろん、間接的に退職を促す場合もモラハラです。
上司が「使えない」と言った理由で退職を促したり、「嫌い」「合わない」などの理由で同僚が退職するように仕向けたりするケースがあります。
また、産休や育休の取得者に対して退職を促す行為はモラハラだけでなくマタハラにも該当します。

身体的な特長をからかう

身体的な特長をからかう

一般的によく言われる「ハゲ」「チビ」「デブ」と言ったような身体的な特徴をからかう行為はもちろんのこと「加齢臭」「ワキガ」と言ったような身体的特徴をからかう行為もモラハラとなります。

悪い噂を流す

悪い噂を流す

事実はもちろん、根も葉もない悪い噂を流す行為もモラハラです。
「業務でミスをした」「あいつの対応が悪くて取引先に切られた」など業務上のことだけではなく「離婚経験がある」「彼氏・彼女にフラれた」と言ったプライベートな情報を噂として流す行為も含まれます。

ちょっとしたミスに対する必要以上の指導

ちょっとしたミスに対する必要以上の指導

業務を行ううえでミスは決して許される行為ではありませんが、「社内メールに誤字があっただけで3時間も注意される」と言ったような必要以上の指導はモラハラとなる可能性があります。もちろん時間だけでなく、指導する際の発言や態度などにもよってはモラハラとなる可能性があります。

あだ名をつける

あだ名をつける

あだ名をつける行為も該当する可能性があります。また、あだ名をつけられた本人が嫌がらせと感じた場合にモラハラとなる可能性が高いため、つけた本人に嫌がらせなどの悪意がない場合でもモラハラとなる可能性があります。

意見や提案を理由もなく否定する

意見や提案を理由もなく否定する

正当性があるにも関わらず特定の相手の意見や提案を否定する行為もモラハラとなる可能性があります。

吊し上げる・大勢の前で怒鳴る

吊し上げる・大勢の前で怒鳴る

ミスや失敗などによっては業務上指導する必要があることもありますが、他の社員がいる前で指導する、いわゆる吊し上げと言った行為はモラハラとなります。
また、怒鳴るなど感情的な指導も業務上必要はありませんのでモラハラとなります。

不必要に過去のミスを蒸し返す

不必要に過去のミスを蒸し返す

長年、仕事をしていればだれでも一度はミスを犯すことがあると思います。また、社会人になりたてで右も左も分からない新人の時にはミスをしてしまう可能性も高いと思います。しかしそういった過去のミスを長期間にわたり蒸し返したり、別のミスを犯した際に必要以上に蒸し返す行為はモラハラとなります。

物に当たる

物に当たる

直接的に物を投げつけるなどの行為はパワハラとなりますが、直接的でなくとも、物にあたるといった行為はモラハラとなります。
「ゴミ箱を蹴る」「机を叩く」「扉を勢いよく閉める」などの行為は感情的になったとしても社会人として取るべき行動ではありません。

時間や曜日を問わず連絡が入る

時間や曜日を問わず連絡が入る

深夜に業務連絡が入れたり、土日などの祝日に業務連絡が入れる行為もモラハラとなる可能性があります。トラブルなど緊急性を要する場合などは必要な時もありますが、平日など会社が指定する所定の労働時間内でも問題ないにも関わらず連絡をする、または返信を求める行為はモラハラとなります。

物を隠す

物を隠す

小学生などの時に悪ふざけとして行った方やされた方もいると思いますが、社会人になっても行う方もいます。
悪意があって行う方もいますが、中には小学生のように悪ふざけとして行う方もおり、悪意がある場合はもちろん、悪意がない場合でもモラハラとなります。

孤立・切り離し

特定の相手だけを集団から切り離し孤立させる行為もモラハラに該当します。ここからは「孤立・切り離し」といった行為のモラハラを中心にご紹介していきます。

孤立させる

孤立させる

「気に入らない」「嫌い」と言った理由で相手を孤立させてしまうのもモラハラに該当します。
一人で相手を孤立させるように仕向けることもありますが、集団で孤立させるように仕向けることもあり、どちらにしても嫌がらせであることに違いはありません。

飲み会などの行事に誘わない

飲み会などの行事に誘わない

職場などで行われる飲み会などの行事に誘われないと言ったような、いわゆる「仲間はずれ」もモラハラです。
また、飲み会への誘いをしないと言ったケースもありますが、案内をしておいて「来なくてもいいよ」「参加しないでしょ」と言ったように参加させない、しにくいようにしむけるケースもあるようです。

会議やミーティングに呼ばない・参加させない

会議やミーティングに呼ばない・参加させない

上記の飲み会以外にも業務の一環である会議やミーティングに呼ばない・参加させないと言ったケースもあります。
上記同様に案内しないケースもありますが、「関係ないミーティングだから」「参加しなくてもいいよ」と言ったように必要があるにも関わらず参加させないモラハラが行われるケースもあります。

業務妨害

モラハラの中には業務に対する嫌がらせも存在しています。モラハラにより業務が行えなくなってしまいたり、進行に支障がでてしまうなどのケースもあります。
また中には、業務をさせない、こなしきれない業務を与えると言ったようなモラハラも存在しています。

仕事を与えない

仕事を与えない

モラハラの中には「営業に営業をさせない」「経理に経理業務をさせない」など仕事を与えないと言った嫌がらせもあります。
上司など立場的に上の者から行われる場合もありますが、立場的に同じ同僚などが悪意を持って行う場合などもあります。

こなしきれない業務量を与える

こなしきれない業務量を与える

上記とは反対に「1日1,000件テレアポかけて」「今日中に全員の給与計算と経費の精算を一人で行っておいて」など一人ではこなしきれない量の業務を与えることもモラハラです。
もちろん、こなしきれなかった場合に評価を下げることもモラハラに該当します。

雑務しか与えない

雑務しか与えない

能力に見合っていない仕事を与えることもモラハラです。また「お茶くみ」「コピー取り」「掃除」のみなど本来担当している業務以外の仕事しか与えないこともモラハラに該当します。

業務に必要な情報を与えない

業務に必要な情報を与えない

「企画書を作る指示を出して起きながら資料を与えない」「取引先との打ち合わせを依頼して起きながら何の打ち合わせか教えない」など業務を行ううえで必要な情報を与えない行為もモラハラです。

一人だけ不必要な残業を与える

一人だけ不必要な残業を与える

「今日中にやらなくてもいいような業務に対して残業を課す」など一人だけ不必要な残業を課すのもモラハラとなります。また、上記でも記載したようにこなしきれない業務を一人だけに与え残業を強いるのもモラハラとなります。

残業をさせない

残業をさせない

近年は長時間残業が問題となっており、残業申請を行ってからでないと残業ができない会社も多くなっています。しかし必要性があり残業申請を行ったにも関わらず残業をさせないと言った嫌がらせもモラハラに該当します。

必要な報告や連絡を共有しない

必要な報告や連絡を共有しない

メールだけでなくチャットやグループウェアなども含め、社内で共有する必要がある報告事項や連絡事項を特定の相手だけに与えない行為も嫌がらせに該当します。
また、共有しないことはもちろん、わざと間違った情報を与えることもモラハラに該当します。

能力に合っていない仕事をさせる・部署に異動させる

能力に合っていない仕事をさせる・部署に異動させる

人によって能力の高さには違いがあります。また、人によって適した業務とそうでない業務が必ずと言っていいほどあります。にも関わらず能力に合っていない仕事を押し付けたり、能力を発揮できない部署に異動させるなどの行為もモラハラとなります。

指示に従わない

指示に従わない

必要性があるにも関わらず指示された業務を拒否したり、意図的に行わないこともモラハラとなります。そういった行為は会社としてみれば懲戒処分とすることもできますし、行った社員は懲戒処分を受ける可能性があります。

プライベートへの干渉

プライベートへの干渉

業務を行ううえでプライベートへの干渉は必要ありません。また、近年はそういった傾向がさらに強くなっており、本人に悪意がある・ないに関わらずモラハラに該当します。

彼氏・彼女のことを詳しく聞く

彼氏・彼女のことを詳しく聞く

公私混同する発言や行為もモラハラとなります。「彼氏はどんな人?」「彼女とはどこで知り合ったの?」などプライベートな話を聞く行為もモラハラに該当します。
また、業務上必要がないにも関わらず、彼氏・彼女に限らず旦那や妻、両親や兄弟などについて聞く行為も含まれます。

プライベートな行動を把握しようとする

プライベートな行動を把握しようとする

上記で触れたように彼氏・彼女と言った交際相手や血縁など人間関係だけでなく「週末は何をしているの?」「家に帰ったら何をするの?」といったような本人のプライベートな行動を把握しようとするのもモラハラとなります。

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