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当事者意識が低い人の特徴9選

当事者意識が低い人の特徴9選

当事者意識が低い人の特徴

仕事において必要なものはいろいろありますが、「当事者意識」というのも、その1つでしょう。これがあるのとないのとでは、仕事の質や進め方が全く違ってきます。しかし、残念ながらどの職場にも、「当事者意識の低い人」が一定数存在するものです。こうした人は、周りの人間にとって大抵迷惑な存在ですが、その多くに共通する特徴というものがいくつかあります。

本記事では、「当事者意識が低い人」によく見られる特徴を9個選んで紹介しますので、これらの人を見きわめる際の参考にしてみてください。

視野が狭い

当事者意識が低い人の特徴としては、まず「視野の狭さ」が挙げられるでしょう。

1人1人が組織において自分の役割をしっかりこなすには、仕事の全体像を見渡せる視野の広さが必要になります。「全体としてどういった仕事を行っているのか」が把握できていれば、自ずとその時点でやるべきことや、やったほうが良いことが明らかになり、積極的に仕事に関われるようになります。

一方、仕事を狭い範囲でしか捉えられない人は、与えられた作業をこなすことしか考えません。全体像でなく部分しか見ていないので、他の人の状況を確認したり、遅れているところをカバーするなどの発想は、考えつかないようになっています。そのため、周りが忙しくても、1人ボーっと傍観しているということになりがちです。

目標がはっきりしない

当事者意識が低い人の多くには、「目標がはっきりしない」という特徴も見られます。

明確な目標を持っている人間は、組織の中で主体的な行動を取ることができます。はっきりした目標を持つことで、「その達成のために自分が何をすべきか」が明らかになり、いちいち指示を待つ必要がなくなるからです。

これに対し、目標が明確でなかったり、何の指針もなく働いているという社員は、周りの状況と自分を結びつけて考えることができません。「何のために働くか」がつかめていないので、意欲も湧かず、ただ他人の仕事を眺めるだけということになりがちです。当然、主体的な行動を取ることもありません。

ですから、社員に当事者意識を植え付けるには、まず明確な目標を設定させることが大事になります。

自己肯定感が低い

「自己肯定感が低い」というのも、当事者意識に欠ける人によく見られる特徴の1つです。

自己肯定感が高い人の場合、自信を持って仕事をしているので、行動や判断についてためらったり、迷ったりするということがありません。どんどん積極的に動いて、周囲に働きかけていくことができます。

これに対し、自己肯定感が低い人の場合、自分のやることへの自信が持てないために、行動を抑えてしまう傾向が強くなっています。「どうせたいしたことはできないのだから、じっとしていた方が無難だろう」というマイナスの思考が働き、積極的に仕事に関わることができません。周りが困っていても、つい傍観してしまうことが多くなっています。

自己肯定感を高めるには、まず自分自身を尊重し、大事にすることが大切になります。

他力本願

当事者意識が低い人の特徴、4つ目は、「他力本願」ということです。

仕事に積極的に関わっている人は、精神的に自立できている人がほとんどです。「自分の責任で動く」という考えが染みついているために、安易に人の力を当てにすることがありません。あてがわれた仕事はきっちりこなしますし、周囲を気にする余裕もあります。

これに対し、当事者意識の低い人は、メンタル面の自立ができていないことが多くなっています。「困ったら他人が何とかしてくれる」「失敗しても自分が悪いんじゃない」という考えのために、仕事に真剣に取り組むことがありません。出来が中途半端だったり、うまく行かない部分があっても、気にも留めないようになっています。もちろん、他人の仕事をカバーするという発想も浮かびません。

責任感が薄く、言い訳ばかりする

基本的な部分ですが、「責任感が希薄」というのも、当事者意識の低い人によく見られる特徴の1つです。

こうした人は、むやみに言い訳ばかりするという傾向が見られます。「ついてなかった」「たまたま勘違いした」「~のせいでこうなった」など、自分に非があることを認めたがらず、責任を他になすりつけようとすることが多くなっています。面倒なことや厄介なことは避けたいという気持ちが、こうした言動に現れるわけです。

そもそも仕事というのは、ある程度の責任感がないと務まりません。多くの人やお金が関わっているのですから、一定の責任を負う覚悟がないと、きちんとしたクオリティの仕事はできないと言えます。しかし、当事者意識の低い人には最低限の責任感もないため、十分な役割をこなせないことがほとんどです。

自己主張がない

当事者意識が低い人の特徴、6つ目に挙げるのは、「自己主張をしない」という点です。当事者意識が低い人は、自分の意見を述べたり、他人に反対するということがめったにありません。仕事においても同様で、あまり積極的にアイデアを出したり、発言したりはしなようになっています。

自己主張をしないのは、「自分に自信がない」などの理由によりますが、こうした人は他人の意見に流されるようにして仕事をすることが多くなっています。基本的に人の意思に沿って働いているため、どうしても当事者意識は低くなりがちです。仕事に積極的に参加している感覚がなく、「やらされている」感じがぬぐえないことから、周囲の進捗状況なども気にすることがありません。

ものごとを他人事として捉える

当事者意識に乏しい人には、基本的に「ものごとを他人事として見る」という特徴もあります。

自分の役割を全うし、きちんと仕事を回せる人は、確固とした主体性を持っています。そのため、仕事に対しては「自分の問題」として見ることができ、決して「言われたからやっている」などと考えることはありません。

一方、当事者意識が低い人の場合、「主体性を持って考える」という姿勢に欠ける部分があります。プライベートでもそうですが、特に仕事に関しては、「自分とは関係ない」という気持ちがありありと態度に出ています。ですので、トラブルが起ころうが、他人が困ろうが、全く気にすることがありません。自分の犯したミスでさえ、ろくに反省もしないことが通常です。

危機感がない

大抵の人には、「これをやったらまずい」とか、「失敗したら大変なことになる」といった危機感が備わっています。誠実に仕事をこなす人であれば、なおさらです。危機感がありすぎるのも問題ですが、常に適度な危機意識を持っていてこそ、緊張感が生まれて効率の良い仕事ができると言えます。

ところが、当事者意識が低い人の場合、こうした危機意識がほとんどないことが多くなっています。楽観性は、時に良い仕事の元ともなりますが、根拠のないものに関しては、デメリットしか生みません。何かまずいことがあっても、結局どうにかなるという態度になってしまうため、真剣さも失われます。無意識に周りのフォローを当てにして、いい加減な仕事ばかりしてしまうようになります。

意思が弱い

当事者意識の低い人によく見られる特徴、最後に挙げるのは、「意思が弱い」という点です。

こうした人は、「ものごとはきちんと最後までやり遂げる」という基本的な姿勢に欠けるため、ちょっとでも上手く行かないことがあると、すぐに投げ出してしまうことが多くなっています。普通、仕事であれば一定以上の成果を出すのが必須と考えるものですが、当事者意識の低い人の場合、「ダメだったらあきらめればいい」という思考になっています。逃避ぐせがついてしまっているために、失敗や挫折に対しても無感覚です。

そのため、態度もどこか投げやりになり、仕事に真剣に取り組むことをせず、積極的な参加意識も持てません。何事に対しても、受け身の姿勢を崩さないのが常です。

当事者意識が低い人の特徴9選

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