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上司・部下

舐められやすい原因と対策9選

舐められやすい原因と対策9選

舐められやすい原因と対策

社会人にはいろいろな悩みが付きまといますが、特に「自分の印象」について悩んでいる人は多いでしょう。誰しも「周囲から一目置かれたい」と思うものですが、実際には「舐められているのでは?」と感じている人も少なくないはずです。こうした場合、どうにかして印象を変えたいところですが、それにはまず舐められる原因について知っておく必要があります。

本記事では、周囲から舐められやすい原因をいくつか紹介するとともに、その対策についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

オドオドしていて、すぐに人の顔色をうかがう

いつもオドオドしているような挙動不審の人や、すぐに他人の顔色をうかがってしまうような人は、周囲から舐められやすい傾向があります。オドオドして落ち着かない振る舞いは、気弱さの表れと見られますし、常に他人の反応を気にするのも、主体性がなく自分というものを持たないためと判断されます。
こうした人はどうしても軽く見られて、都合よくあしらわれてしまいがちです。

このような場合の対策としては、意識して普段の振る舞いを変えていく必要があります。
たとえば人と話すときは、相手の方を見てはっきりしゃべることを心がけましょう。視線が泳いだり、言葉があいまいだと、不安げに見えてしまうので要注意です。
とは言え、相手の目ばかり見ていると逆に挑戦的に見えてしまうので、アイコンタクトは適度な頻度で行うことが重要です。

相手に反論しない

職場で上司や同僚の話に対し同意してばかりで、反論や自分自身の意見を述べない人がいますが、こうした人はやはり舐められやすい傾向があります。何を言っても否定せず、話を合わせてばかりなので、向こうからすれば「自分の思い通りになる相手」と映ってしまうためです。
その結果、上司と部下の間だけでなく、同僚間でも自然に上下関係が固定されてしまう場合が多くなっています。

とは言え、急に強い自己主張を始めるのも難しいでしょう。ですので、こうした場合の対策としては、相手と同等に自分の気持ちや事情も大事にすることが基本になります。たとえば今すぐは無理な頼まれごとをした場合、「今は無理ですが、後でならできます」と具体的な代案を述べるといった具合です。このように双方の立場を汲んだ返事をすることで、自然に見られ方も良い方向に変わってきます。

声が小さい

基本的なことですが、話し声のボリュームも対人的な印象に大きく関わっており、声の小さい人は、総体として舐められやすい傾向が強くなっています。普段からぼそぼそと聞きとりづらい声でしゃべったり、声量が小さく言葉がはっきりしないという人がいますが、こうした人は消極的で気弱と思われ、無意識に舐められがちです。また、コミュニケーション能力も低く見られがちなので、職場でも重視されにくい傾向があります。

この対策としては、シンプルに「大きな声ではっきり話す」ことを意識することが効果的です。声の調子は、相手にとってかなり大きな印象を与えるので、はっきりと聞き取りやすい声を出すことが大事になります。この際早口になったり怒鳴り声にならないよう、普段から腹式呼吸と安定した息の吐き方をトレーニングしておくと良いでしょう。

仕事が遅く、ミスが多い

こちらもやはり基本的なことですが、仕事のスピードやミスの頻度も、舐められやすさに関係します。

なかなか仕事が終わらない人、あるいはミスを連発するような人は、周囲から舐められることが多くなっています。仕事の遅さは、要領の悪さや能力の低さとして見られますし、ミスが多いのは学習能力に欠けるせいと見られがちです。特に、入社してかなりの年数が経っているような場合は、「問題のある人」として舐められる確率が高くなります。

この対策としては、地道に実績を積んでいくしかありません。ミスの傾向を分析して改善したり、効率的な方法を探して、業務の処理速度を上げることが重要になります。こうした小さな成果でも、1つずつ積み重ねていくことで、やがて周囲の目も変わってくるはずです。

コミュニケーション下手

コミュニケーションが苦手なタイプの人もまた、総じて舐められる確率が高くなっています。
「コミュニケーション能力」は、どんな社会でも重視されます。特にビジネスシーンでは、人とスムーズに交流して打ち解けられることが大きなアドバンテージとなりますから、そうした人は周囲から高く評価される傾向があります。一方その反動として、積極的にコミュニケーションを取ることが苦手な人は、周囲からは軽く見られがちです。

このような場合の対処法としては、まずは「聞き上手になる」ことから意識してみると良いでしょう。話下手な人が無理に会話を主導しようとすると、返ってぎこちなくなりがちです。そうではなくて、主に相手の話を上手に聞くことを心がけることで、自然なコミュニケーションを成立させやすくなります。

身だしなみが崩れている

「身だしなみ」も、人の印象に大きく影響します。清潔感のない見た目や、だらしない服装なども、周囲から舐められる原因となります。たとえばしわだらけの服を着ている、汚れた靴を履いている、髪の毛がボサボサといった人に対しては、人は無意識に自分より低い位置に置いて見る傾向があります。これは性別や肩書の有無に関係なく、上司であっても服装が乱れていれば、部下からは舐められる確率が高まります。

この対策としては、やはりきちんとした格好を心がけるのが一番でしょう。服装や靴、髪型、髭を綺麗に整えておくのはもちろん、爪の伸び具合などにも注意が必要です。周囲の目は、自分が思うよりも細かい部分にまで届いています。もちろん、匂いについても十分気を付けておきましょう。

ニヤついている

笑顔の多い人は好かれやすいと言われますが、一歩間違えば、まるで逆の効果を与えます。意味もなくニヤニヤしていると、周囲から舐められる傾向が強くなっています。

笑顔が他人に好印象を与えるのは事実ですが、「ニヤニヤ顔」の場合は違います。ニコニコした笑顔は「楽しそう」という印象を与えるのに対し、「ニヤニヤ顔」は「締まりがない」「何を考えているか分からない」と見られてしまいます。

この問題に対しては、練習をすることで直すことができます。良い笑顔は口角を上げて上の歯を見せ、目じりを下げるのがポイントです。鏡を見ながら、印象の良い笑顔を練習してみましょう。また、笑うタイミングも重要です。普段から常に笑うのは、印象的に返って良くないので、適当なポイントで笑うようにこころがけましょう。

いじられキャラ

俗に「いじられキャラ」と呼ばれる人がいますが、こうした人は仕事では舐められやすい傾向があります。

「いじられキャラ」の人は、基本的に周囲の人からは愛されており、決して悪印象は与えません。プライベートなどであれば、むしろ人気者でモテたりもしますが、職場での扱いはやや違ってきます。「いじられる」というのは「上から目線でものを言われる」ということでもあるので、同僚などからも無意識に雑に扱われてしまうことも多くなっています。

一旦そうしたポジションになってしまうと、以後は「多少小馬鹿にしてもいい奴」として、ずっと舐められることにもなりかねません。ですから、もしも相手の態度が度を越していると感じたら、それについてはきちんと指摘して改めてもらった方が良いでしょう。

見た目が弱々しい

こちらも外見に関連した原因ですが、「弱々しい見た目」の人も、周囲から舐められやすくなっています。

この場合の「弱々しい」とは、たとえば猫背であったり、極端なやせ型や身長が小柄といった特徴を指します。これは性別を問わない傾向で、女性の場合は童顔なども、「弱々しさ」として見られがちです。こうした身体的な特徴に関しては、身長を急激に伸ばしたりといったことはできませんが、運動などである程度カバーすることができます。毎日筋トレを行うことで、がっちりした体つきに変えることができますし、ストレッチや整体などの方法により、猫背を矯正することもできます。さらにこうしたトレーニングなどを重ねることで、自信がついて顔つきも変化してきますから、外見の「弱々しい」イメージを払拭しやすくなります。

舐められやすい原因と対策9選

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