コミュニケーション
うっとおしい電話勧誘を断る方法!
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マンションや金融商品のうっとおしい電話勧誘を断る方法!』
突然知らない番号や非通知でかかってくる、迷惑な勧誘電話。
マンションやキャッシング・ローン、保険の勧誘など、内容は様々です。
郵便受けに入るダイレクトメールやEメールなら捨てたり削除すればいいのですが、電話勧誘はそうはいきません。
全く興味のないサービスや商品の営業電話が何度もかかってくるとうんざりしてしまいますし、同じ業者でなくても違う業者から次々とかかってくることもあります。
しかし、こういった電話勧誘は、やめてもらいたいと思ってもなかなか止める方法が分からないものです。
そこで、今回はなぜ勧誘の電話がかかってくるのか、また、電話勧誘を止めるにはどうしたらいいかをご紹介します。
どうやって電話番号を調べているか?
そもそも、知らない番号や非通知の番号から電話がかかってくるのはちょっと不気味ですよね。
自分が教えた覚えもない誰かから電話がかかってくるのはなぜでしょう?
どこで電話番号を入手しているのでしょうか?
「名簿業者」で電話番号が出回っている?
世の中には、電話番号や氏名、住所などのリストを売買する「名簿業者」というものが存在します。
迷惑電話がかかってくるようになったのであれば、この名簿業者が売買しているリストに電話番号が載ってしまった可能性があります。
もちろん自分が名簿業者に情報を提供した覚えがなくても、業者は色々な名簿の入手方法を持っています。
同窓会名簿、卒業生一覧の名簿や、ある商品の購入者情報、会員権の所持者情報などからなど、本来禁止されていたり、登録したサービスにおいて他の業者に提供しないことが約束されているようなルートからでも情報を取得している場合があります。
世間を騒がせる個人情報流出事件
近年は、よく企業の個人情報流出事件もよくニュースになります。
内部流出した個人情報が名簿業者に不正に入手され、第三者へ転売されてしまうのです。
個人レベルではこういった個人情報の流出を止めることは不可能です。
できる対策としては、もうインターネット上はもちろん、近所のお店などであっても一切氏名や電話番号の登録を行わない、ということくらいでしょう。
しかしそれではインターネット通販や会員登録もできないことになり、とても不便であまり現実的ではありません。
どうやったら電話勧誘をやめさせられる?
それでは、かかってきた電話勧誘をやめさせるにはどうしたらいいのでしょうか?
「お断りワード」もご紹介しますので、実際に使ってみて下さい。
不要である意思をハッキリ示す
まず大切なことは、勧誘しないで欲しい、ということを明確に伝えることです。
電話勧誘に関わる法律として、金融商品の勧誘の場合「金融商品取引法」、不動産勧誘の場合「宅建業法」という法律があり、それぞれに「不招請勧誘禁止」があります。
つまり、「勧誘を希望していない人に勧誘してはいけない」という決まりです。
相手にハッキリ「勧誘しないで欲しい」と言われたら、それ以上勧誘してはいけないのです。
しかし、話をしていて必要のない商品やサービスだと思っていても、なんとなくそのまま話を聞いてしまったりするというのはよくあることです。
勧誘を受ける側の返事や対応が曖昧だったり、あたかも検討しているかのような態度をとると格好の標的となりますし、名簿リストでも延々と見込み客としてマークされたままになってしまいます。
断ったはずなのにまた電話がかかってくる、または他の業者から電話がかかってくるようになった、ということがあればこれが理由であると考えられます。
「押し切れば売れる」と目星をつけられている可能性があるのです。
お断りワード:
「すみませんが、必要ありませんので勧誘しないで下さい。」
勧誘してくる業者の会社名、氏名、電話番号を確認する
有効な方法のひとつとして、相手の会社名や氏名、電話番号を聞く、という方法があります。
電話勧誘に関わる法律に「特定商取引に関する法律」があり、この法律の中では、「勧誘する場合自社名と自分の氏名を相手に告げること」を義務づけています。
そのため、自分の会社名や氏名を名乗らずに商品を勧めてくる場合、それ自体が違法行為に当たる可能性がありますし、冒頭で名乗られていた場合でも改めて会社名や氏名を聞くことで勧誘電話に警戒していることがアピールでき、「ここには勧誘電話はかけづらい」というプレッシャーを与えることができます。
また、「メモを取ること」や「録音すること」を伝えるのも、勧誘の電話をかけにくくさせるひとつの方法です。
営業電話のオペレーターも人間ですので、自分が話したことを記録される、と言われると迂闊なことは言えないというプレッシャーになり、強引な勧誘を未然に防ぐことが期待できます。
お断りワード:
「会社名とあなたの名前を教えて下さい。電話番号も教えて下さい。」
「話の内容をメモしますので、メモの準備をしますね」
「すみませんがこの電話、後で確認するために録音させてもらいますね」
個人情報の削除を要請する
今回は断ったとしても、何度もかけてくる業者もいます。
また、会社内で担当を変えてかけて来る、関連業者や下請け業者がかけてくる、というパターンもあります。
今後そのようなことがないようにするためには、「個人情報の削除」を要請しましょう。
お断りワード:
「おたくの商品には興味がありませんので、私の個人情報を削除して二度と勧誘の電話をかけてこないようにお願いします。」
電話で断ってもなかなか電話勧誘が止まない場合は?
キッパリ断っているのになかなか電話勧誘がなくならない場合、もっと根本的な対策を講じる必要があります。
電話自体がかかってこないようにしたり、取らないようにしたりする、という対策です。
考えられる方法をご紹介していきます。
使っている電話会社によって、使えるサービスが異なる場合がありますので、確認してみましょう。
ナンバーディスプレイ
かかってきた電話番号を通知します。
携帯電話やスマートフォンであれば着信番号が表示されるのでそれで判断できますが、家の固定電話の場合、ナンバーディスプレイ対応の電話機と、電話会社の方のナンバーディスプレイサービスを申し込む必要があります。
番号通知リクエスト
相手が非通知で電話をかけてきた場合、番号を通知してかけ直すようメッセージが流れて、電話がつながらないようにします。
着信拒否
指定した相手からの着信を拒否できます。
相手が電話番号を通知してかけてきたのであれば、番号を着信拒否にしてしまいましょう。
迷惑電話お断りサービス
指定した番号からかかってきた電話に、「お断りガイダンス」を流します。
相手には「おかけになった電話番号へは現在おつなぎできません」などのメッセージが流れて通話が自動的に終了し、こちらには着信履歴も残りません。
二重番号サービス
いつも使用している電話番号のほかにもうひとつ電話番号を持つことができるサービスです。
新しくもらったもうひとつの番号を普段連絡取る人に教えて、元の電話勧誘が多い番号は放っておく、というような使い方ができます。
しかし、勧誘電話にいちいち出る必要はなくなりますが、周りにもうひとつの番号を教える手間がかかります。
国民生活センターや警察に通報する
どれだけ対策をしてもしつこくかけてくるのであれば、悪質な業者である可能性が高いです。
こちらが勧誘電話を警戒しているのをよく思わない業者が、いやがらせのつもりでかけてくることもあるため、国民生活センター、場合によっては警察に通報することも検討しましょう。
国民生活センター:電話番号「188」
電話を解約する
最終手段として、営業電話がかかってくる電話自体を解約する、という方法があります。
手続きが面倒ですし、新しい番号を取得する費用や手間もかかりますが、これで確実に勧誘電話はかかってこなくなるでしょう。
電話勧誘にはイメージトレーニングをして毅然とした態度で臨もう
電話による勧誘は、特に電話が得意でない人にとっては大きな精神的ストレスになることもありますし、「断ることが苦手」「なんとなく相手の話を聞いてしまう」という人も多いことでしょう。
次に勧誘電話がかかってきたら、やることはひとつです。
「相手の話は聞かずに、迷惑なのでかけないで欲しいことを伝える」ということ。
今回紹介した断り文句を繰り返し言ってみて、とっさに言えるようにしておきましょう。
それだけでも心の余裕を持って断ることができるはずです。
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