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格差社会の意味とは?全17種類の○○格差一覧

格差社会の意味とは?○○格差一覧

格差社会の意味とは

格差社会とは所得や資産、健康などと言った様々な基準によって差が生じてしまい階層化している社会を意味する言葉です。

現在の日本では「格差社会=所得格差」や「格差社会=経済格差」とイメージとする方は多いと思いますが、他にも一票の格差や医療格差、恋愛格差などが存在し、格差社会は必ずしも所得に対する格差を表すだけではありません。

格差社会の意味とは?全17種類の○○格差を一覧でまとめて紹介

ここからは所得格差や教育格差をはじめ一票の格差や医療格差など日本で一般的に使われている○○格差について一覧でまとめてご紹介していきます。

所得格差・賃金格差

所得格差とは言葉の通り所得における格差のことで、賃金格差などと言われることもあります。

調査年 ジニ係数
2002年(平成14年) 0.4983
2005年(平成17年) 0.5263
2008年(平成20年) 0.5318
2011年(平成23年) 0.5536
2014年(平成26年) 0.5704

所得格差を測る指標にはジニ係数※が主に使われており、3年おきに行われている厚生労働省の調査によると所得格差は上記の図のように年々開いていることから格差社会の中でも最も問題視されている格差の1つです。
そのため冒頭でも触れたように近年日本で格差社会と言った場合にはこの所得格差を指すことが多く見られます。

現在の日本の所得格差は「少子高齢化」や「労働派遣法の緩和」「教育の格差」など様々な原因により開いていると言われています。

※ジニ係数は最小値の0に近いほど所得格差が小さく、最大値の1に近いほど所得格差が大きくなっていることを表しています。

日本で所得格差が生まれる・広がる原因10選

資産格差

資産格差とは現金や株と言った金融資産、土地や建物と言った不動産関連の資産において生じる格差のことです。
上記の所得格差や賃金格差と似た言葉ですが、所得と資産と言った格差を表すことから似て非なるものとなります。また、資産は持つ、持たないと言ったことから「持てる者(持つ者)」と「持たざる者」と言った表現をすることがあります。

フランスの経済学者のトマ・ピケティによって「資本収益率>経済成長率」と言った不等式が提唱されています。
簡単に言えば資本収益率とは株や不動産などの資産を運用して得られる収益の割合のことで、年間4~5%と言われています。一方、経済成長率とは労働によって得られる収益のことで、年間1~2%と言われています。
つまりすでに多くの資産を有している富裕層は、労働でしか収益を生み出せない中間層及び貧困層よりも収益を生み出しやすいため格差は開きやすいと解説しています。

経済格差・貧富の格差

経済格差とは所得や資産だけでなく生活水準や経済成長率、GDPなどの経済的な格差を表す言葉です。

また、日本と中国と言った国家間や東京都と大阪と言った地域間などの経済的な格差を表す際に用いされるため広域や狭域な経済的な格差を表す際にも使用されます。

一票の格差

一票の格差とは選挙における国民一人ひとりが持つ一票の価値に差が生じていることを表す言葉です。
分かりやすく例えるならば1,000人の有権者によって1人の議員を選出する地域と10人の有権者によって1人の議員を選出する地域とでは、一票の価値は100倍も異なります。
2015年の参院選挙区では4.782倍と言った過去最大の一票の格差が生じています。

教育格差

教育格差とは家庭や地域など生まれ育った環境により教育に関して格差が生じていることを表す言葉です。
例えば、親の所得によっても教育格差が生じています。貧困層の中には経済的な理由から大学や専門学校などの高等教育への進学を諦めている子どもがいる中で、富裕層はそういたことがないだけでなく、幼少期から学習塾や家庭教師と言った教育を受けることで効率的な学習を受けることができます。

東京大学に入学した親の世帯年収は950万以上が半数以上であったことから実際に所得差によって教育格差は生じています。

また、教育格差は所得だけではなく地域によっても生じています。例えばネイティブな英語を話せる人材も都心では確保しやすいのに対して、地方ではそういった人材を確保できないことも多く、教育を受ける子どもに差が生じています。

学力格差

学力格差とは教育格差の内の試験などを通じて測定可能な学力と言った点において生じている格差のことです。
そのため、経済的な理由から進学できないと言った差は学力格差には含まれません。

また、学力格差は同じ学校に通う同年代・同学年の間でも格差が生じていることを表す際にも使用されます。

学力格差も教育格差も子どもが社会人になり、収入を得るようになった際の所得格差にも影響を及ぼすため格差社会における大きな問題の1つとなっています

地域格差

地域格差とは地域間で生じる格差のことで、東京と大阪と言った都道府県単位で使われることもあれば、日本と中国と言ったように国家単位でも使用されます。
冒頭で紹介した所得や資産と言った格差はもちろん、上記の教育や学力と言った格差、さらには生活水準や就職などにおいても地域格差は生じています。

また、地域格差は個人の問題に留まらず、東京一極集中と言われるように人口や経済、資本などが東京に集中していることから地方自治体にとっても深刻な格差社会の問題となっています。

健康格差

健康格差とは所得や学歴、職業と言った様々な要因から健康状態に関して生じる格差のことです。
低所得者の死亡率は高所得者より3倍高いといった健康格差や男性ではパートタイマー、女性では派遣・契約社員が、最も高い割合で心理的ストレスを感じているといったように雇用形態によっても健康格差が生じています。
他にも所得や学歴、職業といった要因において社会階層の高い人ほどうつ病の発症率、生活習慣病の発症率が低いといったデータがあり、様々な要因から健康格差が生じています。

医療格差

医療格差とは所得や地域といった要因から我々が受ける医療に格差が生じている現象のことです。
日本は社会保険により医療費の一部を負担するだけで済むためアメリカなどの諸外国ほど所得に関する医療格差は小さいと言われていますが、地域による医療格差は生じていると言われています。

例えば、同じ日本国内であっても過疎化が進むような地域では、ある程度設備の整った病院に行くまでに数時間かかることもあります。また、離島などでは病院はおろか診療所さえないといった地域も存在していることから地域間で格差が生じています。

消費格差

所得格差が個人に入っていくる所得による格差であるのに対して、消費格差とは消費することで発生する支出に対して差が生じている現象のことです。

所得格差と消費格差は密接な関係にありますが、所得格差が拡大したからといって必ずしも消費格差も拡大するとは限りません。
簡単に例えれば、貧困層は所得の多くを生活する上で必要な物に消費するのに対して、富裕層は旅行や外食と言った必ずしも生活する上で必要でない物に多くの消費を行います。そのため、景気悪化などによって一時的に全国民が消費を抑えるようになったとしても貧困層の消費は大きく変わらないため所得格差が拡大しても消費格差は縮小することがあります。

男女格差・ジェンダー格差

男女格差とは男性・女性といった性別によって差が生じている現象のことでジェンダー格差とも呼ばれています。

「世界男女格差ランキング2017」では日本は過去最低となる144ヶ国中114位という結果になっています。
健康寿命や中学までの在学率などにおいて男女格差は低いものの、女性議員が少ないことや男女間で所得格差があることなどから総合評価で下位に位置づけられています。

女女格差

女女格差とは言葉の通り女性と女性の間で生じる格差のことで、結婚や労働、育児、容姿など様々な基準で生じます。
価値観とは違い、所得の格差から購入する物に格差が生じたり、地域差から子どもへの教育に差が生じることを言います。また、女性本人だけの要因だけでなく、結婚した旦那の所得の差から様々な基準において女女格差が生じることもあります。

国家間格差

国家間格差とは日本と中国や日本とアメリカといった二カ国以上の間で生じる格差のことです。所得や消費、医療、健康といったこれまで紹介したような内容などで国家間の差があることを表した言葉です。

情報格差

情報格差とは情報量やインターネットなどを利用できる者と利用できない者の間で生じる格差のことで、デジタルデバイドとも呼ばれています。
例えば、能力がほぼ同じ2人の経理担当の間でパソコンが使える、使えないといったことで給与や役職などに差が生じている場合などがあげられます。
また、日本ではあまり見られませんが、先進国と発展途上国の間でインターネット回線の有無や回線速度の違いから情報量に差が生じている場合なども情報格差が生じていることとなります。

世代間格差

年齢格差とは年金や健康保険といった社会保障制度などにおいて差が生じる現象のこと。

例えば厚生年金は1955年生まれを境にそれよりも前の世代は貰い得をしやすく、それ以降の世代は払い損をしやすいといった格差が生じています。もちろん、何歳まで生きるかは人それぞれ異なりますが、平均寿命から考えると格差が生じており、現在の高齢者世代と今後の世代を比べると1億円以上の差があるといったデータもあります。
また、損する世代の中でも若い人ほど払い損が大きくなるため格差が大きなっているため大きな問題となっています。

世代間格差の1つの指標である世代間不均衡率によると日本は諸外国に比べ世代間格差がひときわ大きく様々な格差社会における問題に中でも深刻な問題となっています。

雇用格差

雇用格差とは男性・女性といった性別間や正社員・非正規社員(パートや派遣社員)といった雇用形態の違いから生じる雇用に関する格差のことです。

恋愛格差

恋愛格差とは男性で言うイケメンや美男子、女性で言う美女や美人といった顔立ちのよい人やコミュニケーション能力の高い人が異性を独占し、対極にいる人達との間に差が生じる状態を表す言葉です。

恋愛格差によって愛、幸福、快楽などが彼ら・彼女らのもとに集中しやすい傾向にあります。

格差恋愛は恋愛格差と似た言葉ですが、格差恋愛とは二人の間に所得や学歴、恋愛経験などにおいて差が生じている現象を指すため意味が異なります。