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まとめ

日本撤退から再上陸した企業やブランド11選

日本撤退から再上陸した企業やブランド

縮小傾向が見られるとは言え、日本は未だに大きな市場であり、外国企業の参入例は現在まで枚挙にいとまがありません。AppleやAmazonなどは大きな成功を収め、うまく日本に根付いたケースですが、さまざまな理由から事業を畳まざるを得ないケースもあります。しかし、中には過去の撤退であきらめることなく、再び日本上陸を果たすに至る例も数多く見られます。

本記事では、日本市場からの撤退を経て再上陸を遂げた企業・ブランドについて紹介していきますので、興味のある方は参考にしてみてください。

アパレル

FOREVER 21

アメリカのファストファッションブランド「FOREVER 21」の日本初上陸は、2000年(平成12年)になります。この時は三愛との提携による上陸でしたが、1年ほどで撤退という結果となりました。

続いて2009年、単独上陸での日本第1号店となる渋谷原宿店をオープンさせると、日本国内の店舗を14まで伸ばします。しかし、2019年にアメリカ国内で連邦倒産法第11章が適用されたのを機に、同年10月をもって日本国内の店舗すべてを閉じています。

3年後の2022年、伊藤忠商事による日本国内の販売権取得などを受けて、2023年に再上陸することが発表されました。その予定通り、ららぽーと門真への出店が実現しています。

アメリカンイーグル

アメリカンイーグル

「アメリカンイーグル」の正式名称は「アメリカン・イーグル・アウトフィッターズ」で、その名の通りアメリカ発のファッションブランドになります。ローライズジーンズやTシャツなどのカジュアル服を、比較的安価な値段で販売することで知られます。

日本での展開は2012年から始まり、その後順調に店舗を増やしていきました。しかし、2019年に入り旗艦店2店舗の閉店を発表したのに続き、同年12月31日をもって日本事業から撤退することを決めます。

ただ日本市場の重要性は変わらず認識しており、2020年7月にはオンラインサイトでの販売を開始しました。そして2022年10月には、渋谷・池袋への旗艦店出店による再上陸を果たしています。

https://aeo.jp/jp_ja/

エディー・バウアー

エディー・バウアー

「エディー・バウアー」は、アメリカ合衆国のファッションブランドです。カジュアルウェアやアウトドア用品の販売製造を中心に事業展開しています。

日本においては、1994年の東京自由が丘への出店を皮切りに、直営店やオンラインストアなどを通じた販売を行ってきました。しかし業績不振などの理由もあり、日本国内の全店舗およびオンラインストアの営業は、2021年12月31日をもって終了となります。

この撤退直後の2022年8月に、伊藤忠商事と日本のアパレル企業「水甚」によるライセンス権契約が結ばれます。これにより、2023年の春夏シーズンから国内展開が開始されるという、異例のスピード再上陸が実現されました。

https://eddiebauer.jp/

GUESS

GUESS

「GUESS」はアメリカ合衆国のアパレルブランドで、1981年に創立されました。「YOUNG, SEXY, ADVENTUROUS」のコンセプトの下、デニムのコレクションで一世を風靡した歴史を持ちます。

日本でも80~90年代にかけて絶大な人気を誇りましたが、2005年に一度撤退を余儀なくされます。理由は諸説ありますが、「ブランドコンセプトがうまく伝わらなくなった」ことが響いたとも言われています。

しかし、ほかのアジア諸国への進出を成功させた同社は、2014年に満を持して日本市場への再上陸を果たします。
東京原宿の1号店を皮切りに、千葉・大阪・福岡などへの出店も相次いでいます。

https://store.guessjapan.com/

自動車

Hyundai

Hyundai

「ヒョンデ」は韓国の自動車メーカーで、かつては「ヒュンダイ」の名で知られていました。日本市場へは2001年から参入し、一定の知名度を上げましたが、日本メーカーの層の厚さなどもあって販売は低迷し、2010年に乗用車販売から撤退しています。

しかし2020年になって、燃料電池車とEVに特化して日本市場へ再進出するという発表が行われました。2022年5月から日本仕様の2車種のオーダー受付を、7月からデリバリーを開始しています。
なお、この再上陸にあたっては、販売経路をディーラー網ではなくオンラインに限定している点が特徴となっています。

https://www.hyundai.com/jp/

飲食店

PANDA EXPRESS

PANDA EXPRESS

「PANDA EXPRESS(パンダエクスプレス)」は、アメリカ発のファミリーレストランチェーン店です。アメリカ風中華料理の提供を手掛けており、「パンデックス」の名でも知られます。

米国内では37の州で展開している大手チェーンで、日本でも橋本サティなどに店舗を置いていましたが撤退、その後一風堂を運営する「力の源ホールディングス」との合弁で2016年に再上陸します。

しかし、コロナ禍のあおりを受けた結果、両社の運営体制等の問題が解消できないことにより、2021年5月に合弁解消が発表されます。その後2022年1月に合弁解消が成立し、国内店舗は米パンダレストラングループが直営することとなりました。

https://www.pandaexpress.jp/ja/

Taco Bell

Taco Bell

「Taco Bell(タコベル)」は、アメリカカリフォルニア州に本社を置くファストフードチェーンです。タコスやナチョスなど、テキサス風メキシコ料理の提供を行っています。

最初の日本進出は1980年代でしたが、わずか数年で撤退し、以後長らく在日米軍基地内のみでの出店という体制が続きます。

2015年2月になって、「アスラポート・ダイニング」との間で日本国内でのフランチャイズ契約が結ばれたのを機に、再上陸を果たしました。
同年4月には、渋谷道玄坂に日本1号店がオープンしています。

https://tacobell.jp/

ウェンディーズ

ウェンディーズ

「ウェンディーズ」は、ハンバーガーを主体とするアメリカ発祥のファストフードチェーンです。

日本での最初の事業展開は、1980年にさかのぼります。この時はダイエーグループ傘下としての位置づけでしたが、のちにゼンショーに売却されました。そして2009年12月、FC契約の期間満了に伴い、年内で全事業を終了することが発表されます。

この撤退から2年後の2011年12月、「ヒガ・インダストリーズ」と米国「ウェンディーズ・アービーズグループ」との合弁会社による再上陸1号店が、東京表参道にオープンしました。
その後、「ファーストキッチン」とのコラボレーションの成功により、現在も店舗数を増やし続けています。

https://wendys-firstkitchen.co.jp/

バーガーキング

バーガーキング

「バーガーキング」は、アメリカ合衆国フロリダ州に本社を置くハンバーガーチェーンの大手です。

日本国内でのバーガーキングの事業展開は、複数回にわたり行われてきました。一番最初は1993年で、「西武商事」と米バーガーキング社との間でフランチャイズ契約が結ばれましたが、後に提携が解消されます。
1996年には「JT」との提携で「バーガーキング・ジャパン」が設立され、100店舗を目指して事業を展開しますが、紆余曲折を経て2001年完全撤退となりました。

しかし2007年になって、「ロッテ」と「リヴァンプ」の提携による新生バーガーキング・ジャパンが設立され、再上陸が実現します。
2017年10月からは、運営主体を「アフィニティ・エクイティ・パートナーズ」に移して営業が続けられています。

https://www.burgerking.co.jp/#/home

ゴントランシェリエ

ゴントランシェリエ

「ゴントランシェリエ」は、フランス発のブーランジェリー(職人自身が選んだ小麦でパンを焼き、その場で販売する店)です。ノルマンディ出身の人気ブーランジェ(パン職人)、ゴントラン・シェリエ氏の手で立ち上げられました。

日本には、2012~2017年にかけて出店していた過去があります。惜しまれつつ一時撤退となりましたが、2021年7月に再上陸を果たしました。
1号店となったのは、東京青山にある「ラ・ポルト青山」の1・2階で、1階が販売メイン、2階がイートインやカフェなどのスペースとなっています。開店日には多くの人が詰めかけ、人気の健在ぶりを示しました。

https://gontrancherrier.jp/

飲料

ZIMA

ZIMA

「ZIMA」はアメリカ合衆国のビール会社クアーズが販売しているアルコール飲料です。果実酒をベースにしたリキュールで、1993年に米国内で発売開始された後、日本でも1997年から販売されるようになりました。

日本国内では若者を中心に人気を集め、2008年の米国内での販売終了後も、日本での販売は継続しました。しかし、2021年末をもって一旦販売終了となります。
撤退の理由は、コロナ禍による飲食店の営業時間短縮などの影響というのが主な見方です。

しかし、根強い消費者の支持もあり、2023年3月31日から白鶴酒造を通じた販売が開始され、再上陸が実現しています。

https://zima.jp/

日本撤退から再上陸した企業やブランド

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