まとめ
【食べ合わせシリーズ②】納豆に卵はNG?納豆と相性の良い・悪い食べ合わせ6選
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納豆に卵はNG?納豆と相性の良い・悪い食べ合わせ6選
納豆は、古くから日本人に親しまれてきた、食卓の定番と言える食べものです。おいしいうえに健康にも良いことから、毎日欠かさず食べているという人も少なくありません。その際、卵やねぎなどの食材と組み合わせるケースが多くなっていますが、気になるのが「食べ合わせ」の問題です。果たして、納豆と相性の良い食材とはどんなものなのでしょうか。また、相性の悪い食材についても知りたいところです。
本記事では、納豆との食べ合わせが良い食材・悪い食材について、いくつか紹介していきたいと思います。
納豆+卵は卵白に問題あり
まずは定番の卵ですが、意外にもこちらは、悪い食べ合わせに含まれます。
納豆に含まれるビタミンBの一種ビオチンは、皮膚の成分であるコラーゲンの生成を助けるなどの効果を持つのですが、これと卵白に含まれるタンパク質アビジンを一緒に摂ると、お互いが結合してビオチンの吸収が妨げられてしまいます。
ですから、納豆に美肌効果を求めるのであれば、卵は使わないか、あるいは卵白は避けて黄味だけ混ぜるのがおすすめです。また、アビジンは加熱すると働きが弱まるので、納豆オムレツのような料理であれば、美肌効果も期待できます。
納豆+キムチは腸内環境にプラス
納豆とキムチの組み合わせもよくみられるものですが、こちらは良い食べ合わせに当たります。
納豆は、煮た大豆に納豆菌を付着させ、発酵させて作る食べものです。発酵食品には、腐敗物質の増加を抑える善玉菌が豊富に含まれており、腸内環境を整えてくれる効果があります。一方、キムチの多くもまた、白菜などの野菜を発酵させることで作られます。
つまり、納豆とキムチはどちらも発酵食品であり、両方を一緒に摂ることで相乗効果が生まれ、腸内環境をさらにきれいにしてくれると考えられます。
納豆+ねぎは疲労回復効果が
納豆とねぎの組み合わせも定番ですが、こちらもやはり、良い食べ合わせに当たるものです。
納豆にはビタミンB1が多く含まれるのですが、このビタミンB1は、糖質の代謝において補酵素として働き、エネルギーを作る役割を果たします。つまり、ビタミンB1を摂ることは、疲れにくい体にする上で効果的なわけです。
一方、ねぎに含まれる硫化アリルという成分には、ビタミンB1の働きを助ける効果があります。そのため、納豆にねぎを加える食べ方は、疲労回復に大きな効果があると言えます。
納豆+山芋はスタミナを強化してくれる
とろろ納豆など、納豆と山芋の組み合わせが好物という人も多いでしょうが、こちらも食べ合わせとしては良いものです。
体を動かすための筋肉は、アミノ酸から成るタンパク質でできており、このアミノ酸を効果的に取り入れることが、疲れにくい体づくりに欠かせません。納豆にはアミノ酸がバランス良く含まれますから、この点でぴったりな食べものです。これと山芋を組み合わせることで、ジアスターゼやアミラーゼといった消化酵素を一緒に摂れるので、さらなるスタミナ増強効果が期待できます。
納豆+アボカドは肌に良い
前にも触れたように、納豆にはビオチンというビタミンBの一種が含まれており、コラーゲンの生成を助けて美肌を作る効果を持ちます。また、エストロゲン様作用や抗酸化作用を持つ大豆イソフラボンも、美肌に効果的な成分となっています。
この納豆の美肌効果と相性の良い食べ合わせが、アボカドです。アボカドには不飽和脂肪酸やビタミンEといった抗酸化作用のある成分が含まれ、肌の老化を防いでくれますし、納豆には含まれないビタミンCを摂ることもできます。
納豆+チーズは免疫力を上げる
免疫力を高めることは、病気のリスクを低下させる上で欠かせません。納豆は、そうした面で優秀な食べものです。豊富に含まれるタンパク質は、免疫細胞の材料となりますし、納豆菌や食物繊維などの成分は、免疫力に大きな関係のある腸内環境を整える働きを持ちます。
一方、この点で納豆と相性の良い食べ合わせが、チーズです。チーズにはビタミンAが多く含まれているのですが、このビタミンAは、粘膜の健康を維持してウイルスの侵入を防ぐ効果を持っています。
納豆は食べ過ぎに注意
以上、納豆と相性の良い食べもの、悪い食べものについて紹介してきました。
定番である卵との相性が良くないというのは意外ですが、これは美肌効果に限った話です。特に健康に悪いというわけではないので、組み合わせること自体は問題ありません。
一方、いくら納豆が健康に良いといっても、食べ過ぎにはくれぐれも注意しましょう。納豆にはプリン体が多く含まれるので、食べ過ぎると通風などの危険もあります。1日あたり1~2パック程度が適量ですので、その点に気を付けて、さまざまな食べ合わせを楽しんでみてください。
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