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まとめ

日本三大○○101選

日本三大○○

日本三大○○まとめ

世の中に同種の存在がいくつもあるものを語る際、個別の代表的例をまとめる行為は、さまざまな分野でよく行われています。特に「日本三大○○」として、知名度などを基に三つの例を挙げる試みはおなじみでしょう。この「日本三大○○」は、すぐに思いつくような有名なものがある一方で、大抵の人が知らないような意外なものも少なくありません。

本記事では、各分野における「日本三大○○」一覧を紹介していきますので、こうした知識に興味のある方は参考にしてみてください。

日本三景

日本三景

「日本三景」とは、日本を代表する景勝地三箇所をまとめて呼ぶ際の名称です。
具体的には、広島県の「安芸の宮島」、京都府の「丹後天橋立」、宮城県の「陸前松島」がその三箇所になります。

これらが「日本三景」と呼ばれるようになったのは、江戸時代の儒学者・林春斎が自著(日本国事跡考)の中で、該当箇所を「三処奇観」と記述したことが端緒となっています。

日本三名園(日本三大庭園)

日本三名園(日本三大庭園)

「日本三名園」は茨城県の「偕楽園」、石川県の「兼六園」、岡山県の「後楽園」をまとめて呼ぶ名称です。
いずれも江戸時代に作られた大名庭園になります。

これらが「三名園」とされるようになった時期は不明ですが、明治後期の文献には登場しています。選定の由来は漢詩人・白居易の詩句「雪月花」で、「兼六園」を「雪」に、「後楽園」を「月」に、「偕楽園」を「花(梅)」にそれぞれ割り当てることで成立しました。

日本三大夜景

日本三大夜景

「日本三大夜景」は、次の三つの場所から見る夜景の眺望を指します。
すなわち、北海道函館市の函館山、兵庫県神戸市の摩耶山、長崎県長崎市の稲佐山の三箇所です。

これら三箇所を「三大夜景」とした人物や経緯、時期などは明らかになっていません。ただ、これらの場所はいずれもロープウェイが設えられた山上で、かつ港町を見下ろす場所であるといった共通点が見られます。

新日本三大夜景

新日本三大夜景

「新日本三大夜景」は、2003年4月に非営利団体の「新日本三大夜景・夜景100選事務局」が選定した、日本の三箇所の夜景を指します。
その一覧は、山梨県山梨市の「山梨県笛吹川フルーツ公園」、奈良県奈良市の「若草山」、福岡県北九州市の「皿倉山」です。
これは19箇所の候補地から一般の投票で決定したもので、順位は1位が皿倉山、2位が山梨県笛吹川フルーツ公園、3位が若草山となっています。

日本三大イルミネーション

日本三大イルミネーション

「日本三大イルミネーション」は、長崎県佐世保市ハウステンボスの「光の王国」、栃木県足利市あしかがフラワーパークの「光の花の庭」、北海道札幌市の「さっぽろホワイトイルミネーション」の3つです。
これらの選定は一般社団法人「夜景観光コンベンション・ビューロー」によるもので、日本のイルミネーション文化の発展や海外発信などの狙いが込められています。

日本三名城

日本三名城

「日本三名城」と呼ばれる城の一覧は、場合によって異なるという特徴があります。
歴史的な観点で見ると、江戸時代後期の番付では「大阪城」「名古屋城」「熊本城」の3つであるとされます(江戸城は別格扱い)。
一方、城郭の規模を選定基準とすると、「姫路城」「名古屋城」「大阪城」が「三大名城」ということになります。
また、設計者重視で、加藤清正・藤堂高虎の普請した城から「名古屋城」「大阪城」「熊本城」を選ぶ場合もあります。

日本三大山城

日本三大山城

「日本三大山城」と呼ばれるのは、以下の3つです。

1つは「岩村城」で、現在の岐阜県恵那市岩村町に跡があります。標高約721mと、日本最高地の山城になります。
2つ目は奈良県高市郡高取町の「高取城」で、南北朝時代に越智氏によって築かれました。
3つ目は、岡山県高梁市内山下の「備中松山城」で、こちらは鎌倉幕府の地頭・秋庭重信が1240年に築いたのが最初とされます。現在天守が残る唯一の山城でもあります。

日本三大水城

日本三大水城

水城とは、天然の要塞として海が掘に取り入れられている城のことで、「海城」とも呼ばれます。

「日本三大水城」にあたるのは、1つは香川県高松市の「高松城」、もう1つは愛媛県今治市の「今治城」、そして最後は、大分県中津市の「中津城」です。
3つの城のうち、2つは四国に存在しています。いずれも海水の流れる堀が現在も残っており、今治城・中津城には模擬天守も建てられています。

日本三大祭り

日本三大祭り

一般的に「日本三大祭り」に数えられるのは、京都市八坂神社の「祇園祭」、大阪市大阪天満宮の「天神祭」、東京都神田明神の「神田祭」の3つになります。

これらの3つはいずれも歴史の深さ、規模の大きさにおいて全国屈指の祭りで、長い時間を経るうち自然に「三大祭り」としてまとめられるようになりました。
ただ、公式な認定などがあるわけではないので、人によっては異論もあります。

日本三大七夕祭り(日本三大七夕)

日本三大七夕祭り

もとは中国の行事である「七夕」は、奈良時代に日本に伝わり、江戸時代に現在のような形で定着しました。
現在「日本三大七夕祭り」としてまとめられているのは、宮城県仙台市の「仙台七夕まつり」、神奈川県平塚市の「湘南ひらつか七夕まつり」、愛知県安城市の「安城七夕まつり」です。
特に「仙台七夕まつり」は江戸時代以来の伝統行事で、3,000本もの七夕飾りが街を埋め尽くす壮麗さで知られます。

日本三大奇祭

日本三大奇祭

日本で「奇祭」と呼ばれる祭りはいくつもあり、その中で一般的に「三大奇祭」にまとめられるのは、長野県諏訪市の「御柱祭」と秋田県男鹿市の「なまはげ柴灯(せど)祭」、そして山梨県富士吉田市の「吉田の火祭り」です。

「吉田の火祭り」はほかに比べ全国的な知名度はやや低いものの、400年以上前から続く古い伝統を持ち、重要無形民俗文化財の指定も受けています。

日本三大曳山祭

日本三大曳山祭

「曳山(ひきやま)」は山車(だし)の一種で、飾り置くだけの「飾り山(置き山)」と異なり、文字通り人々に引かれて回ることが特徴です。

「日本三大曳山祭」の一覧は、一般的には京都府京都市東山区の「祇園祭」、岐阜県高山市の「飛騨高山祭」、埼玉県秩父市の「秩父夜祭」になります。
これらはいずれも大規模な曳山が出ることで知られ、重要文化財指定やユネスコの文化遺産登録を受けています。場合によって、長浜曳山祭(滋賀県長浜市)が入ることもあります。

三大勅祭(三勅祭)

三大勅祭

「勅祭(ちょくさい」とは神社の祭祀の一種で、天皇の勅使の派遣を受けて行われるものを言います。
「三大勅祭」や「三勅祭」と呼ばれるのは、京都市下鴨神社・上賀茂神社の「葵祭」、八幡市石清水八幡宮の「石清水祭」、奈良市春日大社の「春日祭」になります。

これら3つは勅祭のうちでも、特に旧儀保存を目的として古式に則った特殊な内容のものとなっています。

日本三大火祭

日本三大火祭

「火祭り」とは、火が中心的な役割を持つ祭りを呼ぶ名称で、小正月に行われる「どんど焼き」はその典型例になります。

「日本三大火祭」の一覧は諸説あり、場合によって異なります。
有名なものとしては、長野県野沢温泉の「道祖神祭り」、京都市由岐神社の「鞍馬の火祭」、和歌山県熊野那智大社の「那智の火祭り」が挙げられます。ほかに久留米の「鬼夜」や福島の「松明明かし」、太宰府の「鬼すべ神事」を「三大火祭り」に挙げる向きもあります。

日本三大裸祭

日本三大裸祭

「裸祭り」は、下帯(ふんどし)姿の男性たちが大勢でもみあう祭りを指します。日本全国で開催されているため、「三大」の組み合わせについては諸説あるのが実情です。

一般に特に有名なのは、岡山県岡山市の「西大寺会陽(えよう)」、愛知県稲沢市の「国府宮はだか祭」、岩手県奥州市の「黒石寺蘇民祭」の3つです。
これらはいずれも旧暦正月前後に開かれ、一年の福(宝木など)を賭けて激しい争奪戦が繰り広げられるという特徴があります。

日本三大喧嘩祭

日本三大喧嘩祭

「喧嘩祭」とは、山車や神輿を激しくぶつけあう祭りのことで、まるで喧嘩をしているように見えることからそう呼ばれています。

歴史の古さや規模の大きさなどで「日本三大喧嘩祭」に数えられるのは、一般に秋田県仙北市の「角館のお祭り」、福島県福島市の「飯坂けんか祭り」、富山県高岡市の「伏木曳山祭」の3つになります。
また、兵庫県の「灘のけんか祭り」や愛媛県の「新居浜太鼓祭り」などが一覧に加わる場合もあります。

日本三大盆踊り

日本三大盆踊り

日本各地で行われる「盆踊り」にも、「三大」としてまとめられるものがあります。

1つは秋田県の「西馬音内の盆踊り」で、一説には鎌倉時代にまで起源が遡るとも言われます。もう1つは岐阜県の「郡上踊り」で、こちらは400年にわたり受け継がれてきました。3つ目は「よしこの」のリズムが有名な徳島県の「阿波踊り」で、こちらも400年を超える歴史を持つ、由緒ある盆踊りとなっています。

日本三大花火

日本三大花火

「日本三大花火」に数えられるのは、次の3つです。
まずは秋田県の「大曲の花火」で、1910年(明治43年)から続く歴史ある花火大会になります。
2つ目は茨城県の「土浦全国花火競技大会」で、こちらは1925年から現在に至るまで続けられてきました。
3つ目は、新潟県の「長岡まつり大花火大会」です。こちらは祭りの起源は1946年ですが、花火大会の方はこれとは別で、1879年9月14・15日に行われたものが最初とされています。

日本三名泉

日本三名泉

「日本三名泉」にまとめられる温泉は、兵庫県の「有馬温泉」、群馬県の「草津温泉」、岐阜県の「下呂温泉」の三箇所です。

その歴史は、室町時代にまでさかのぼります。京都五山相国寺の僧・万里集九が、詩文集「梅花無尽蔵」の中でこれらの温泉を登場させたのが最初とされます。
さらに江戸時代になり、儒学者・林羅山がこれらを指して「天下の三名泉」と記したことで、広く定着しました。

日本三古泉

日本三古泉

「古泉」とは、古い歴史を持つ温泉のことです。
「日本三古泉」としてまとめられる温泉は、愛媛県の「道後温泉」、兵庫県の「有馬温泉」、和歌山県の「白浜温泉」の三箇所になります。

これらの温泉は、いずれも奈良時代の「日本書紀」や「風土記」に名前が見られるものであり、そこまで歴史がたどれることで「三古泉」の名を冠されるようになりました。

日本三古泉(三古湯)

日本三古泉(三古湯)

上記のものとは別に、「日本三古泉(三古湯)」と名付けられている温泉グループがあります。その三つとは、愛媛県「道後温泉」、兵庫県「有馬温泉」、そして福島県「いわき湯本温泉」です。

これらの温泉は、平安時代中期にまとめられた「延喜式神名帳」に名前が登場しており、1300年以上の歴史を有します。ただ、実際には「いわき湯本温泉」の開湯は、奈良時代にまでさかのぼると言われています。

日本三大桜

日本三大桜

「日本三大桜」に数えられているのは、福島県田村郡三春町の「三春滝桜」、山梨県北杜市武川町の「山高神代桜」、岐阜県本巣市根尾板所の「根尾谷薄墨桜」の三つです。
このうち「山高神代桜」は、樹齢が2,000年を超えるという日本最古の桜になります。

ちなみにこれに「石戸蒲桜(埼玉県)」と「下馬桜(静岡県狩宿)」を加えたものを、「日本五大桜」と呼んでいます。

日本三大史跡

日本三大史跡

「史跡」とは、貝塚や古墳、都城跡といった遺跡で、歴史的・学術的価値の高いもののうち重要なものを言います。

「日本三大史跡」はその中からさらにしぼった3箇所で、具体的には宮城県多賀城市の「多賀城跡」、奈良県奈良市の「平城宮跡」、そして福岡県太宰府市の「太宰府跡」がそれになります。
いずれも特別史跡や世界文化遺産の指定を受けています。

ホテル御三家

ホテル御三家

「御三家」とは、もともと徳川家の3つの家系を指した言葉ですが、「ある分野での有力な三つの存在」の意味でよく使われます。

日本の「ホテル御三家」の場合、通常該当するのは、「帝国ホテル 東京」「The Okura Tokyo」「ホテルニューオータニ」の三つです。
ただ現在は、前述の三つを「元祖」として、「新御三家(パーク ハイアット 東京、ホテル椿山荘東京、ウェスティンホテル東京)」、「新々御三家(マンダリン オリエンタル 東京、ザ・リッツ・カールトン東京、ザ・ペニンシュラ東京)」といったくくりも登場しています。

日本三大瓦

日本三大瓦

国内でのシェアの高さで「日本三大瓦」と呼ばれるのは、以下の三つです。
愛知県三河地方の「三州瓦」、淡路島の「淡路瓦」、島根県石見地方の「石州瓦」がそれになります。

「三州瓦」は国内シェアの7~8割を占めており、鬼瓦の生産でも知られます。
「淡路瓦」は、いぶし瓦(土を焼き締めた後蒸して作る瓦)の生産で全国一を誇ります。石州瓦は独特の赤褐色が特徴で、寒冷地で高いシェアを占めています。

日本三名瀑

日本三名瀑

「瀑」とは「滝」のことで、景観のみごとさで有名なものを「名瀑」と呼びます。
特に「日本三名瀑」に名前が挙がることが多いのは、栃木県日光市の「華厳の滝」、和歌山県東牟婁郡の「那智の滝」、そして茨城県久慈群の「袋田の滝」です。

このほかの候補として、岐阜県の「養老の滝」や宮城県の「秋保大滝」などの名前が挙がる場合もあります。

日本三大ダム

日本三大ダム

「日本三大ダム」の一覧は、富山県の「黒部ダム」、岐阜県の「御母衣ダム」、新潟県の「奥只見ダム」になります。

「黒部ダム」は黒部川に建設された水力発電用ダムで、堰堤の高さは186m、長さは492mです。「御母衣ダム」は庄川本流上流部に建設されたダムで、高さ131m、長さ405mの規模になります。「奥只見ダム」は、新潟県と福島県の県境にまたがる形で建設されたダムで、高さ157m、長さ480mを誇ります。

日本三大渓谷(日本三大峡谷)

日本三大渓谷(日本三大峡谷)

「日本三大渓谷」あるいは「日本三大峡谷」と呼ばれるのは、富山県の「黒部峡谷」、新潟県の「清津峡」、三重県の「大杉谷」の三つです。

「黒部峡谷」は日本有数のV字形の谷で、山頂と谷底の高低さは約3,000mに及びます。「清津峡」は柱状節理による岩肌が雄大な峡谷で、紅葉の名所としても知られます。「大杉谷」は、大小さまざまな滝がかかる深いV字形の谷で、特に「日本の滝100選」にも選ばれた「七ツ釜滝」は有名です。

三大鍾乳洞

三大鍾乳洞

「日本三大鍾乳洞」と呼ばれるのは、岩手県の「龍泉洞」、山口県の「秋芳洞」、そして高知県の「龍河洞」です。

「龍泉洞」は、洞窟内に棲息するコウモリとともに国の天然記念物に指定されています。「秋芳洞」は総延長約10.7㎞の鍾乳洞で、鍾乳石が棚田のように広がる「百枚皿」が世界的に有名です。一方「龍泉洞」は、「神の壺」と呼ばれる鍾乳石と一体化した弥生式土器が見どころとなっています。

日本三大秘境

日本三大秘境

一般に「日本三大秘境」と呼ばれるのは、岐阜県「白川郷」と徳島県「祖谷」、そして宮崎県「椎葉村」です。

「白川郷」は合掌造り集落が有名な地域で、世界遺産にも指定されています。「祖谷」は1,000m級の山々に囲まれたエリアで、「かずら橋」などの有名スポットが多く存在します。「椎葉村」は広大な面積の96%が森林で占められる緑豊かな村で、日本で唯一焼き畑農業を続けていることでも知られます。

日本三大紅葉名所

日本三大紅葉名所

「日本三大紅葉名所」の一覧は、京都の「嵐山」エリア、栃木の「日光」エリア、そして大分の「耶馬渓」です。

「嵐山」は京都屈指の名勝として知られ、秋には渡月橋などが多くの観光客でにぎわいます。「日光」は「いろは坂」や「中禅寺湖」周辺などが人気の紅葉スポットです。「耶馬渓」は、8つの奇岩を一望する「一目八景」などの紅葉がよく知られます。

日本三大酒処(日本三大酒)

日本三大酒処(日本三大酒)

「日本三大酒処」に数えられるのは、京都府「伏見」と兵庫県「灘」、そして広島県「西条」です。

「伏見」は酒造りの歴史が1594からと古く、「黄桜」や「月桂冠」など有名な酒蔵を多く抱えることで知られます。「灘」はさらに古い時期から日本酒造りを行ってきた土地で、「菊正宗」などの酒蔵で有名です。「西条」の酒造りは明治時代からと比較的新しいものの、軟水を使う辛口の日本酒が全国的に人気を集めています。

日本三大朝市

日本三大朝市

「日本三大朝市」としてまとめられるのは、一般に千葉県の「勝浦朝市」、石川県の「輪島朝市」、岐阜県の「高山朝市(陣屋前朝市・宮川朝市)」の三つです。

天正から続く「勝浦朝市」では、鮮魚や地物の野菜などが売買されます。「輪島朝市」は平安時代から続く朝市で、自家産の干物などが扱われます。「高山朝市」は陣屋前朝市が江戸時代から、宮川朝市が昭和35年から開かれてきた朝市で、「赤かぶ漬」や「朴葉餅」などが名物となっています。

日本三大がっかり名所

日本三大がっかり名所

「がっかり名所」とは、知名度とは裏腹に期待を裏切りがちとされる観光地の俗称です。
「日本三大がっかり名所」として名前が挙がることが多いのは、北海道札幌市の「札幌市時計台」と高知県高知市の「はりまや橋」、そして長崎県長崎市の「オランダ坂」になります。

主な失望の理由は、「札幌時計台」の場合「思ったより小さいから」、「はりまや橋」の場合「現在堀にかかっていないから」、「オランダ坂」の場合「一般的な坂に見えるから」ということのようです。

日本三大薬湯(日本三大薬泉)

日本三大薬湯

「薬湯(くすりゆ)」とは「薬効のある湯」の意味で、病気に効くとされる温泉を指します。
「日本三大薬湯」と呼ばれるのは、一般的に群馬県の「草津温泉」、兵庫県の「有馬温泉」、新潟県の「松之山温泉」の三箇所です。

「草津温泉」の湯は高い殺菌力を持ち、神経痛などに効くとされます。「有馬温泉」の主な効能は、神経痛や筋肉痛などです。一方「松之山温泉」の湯は塩分濃度が高く、美肌やリュウマチなどに対する効能があるとされます。

日本三大秘湯

日本三大秘湯

「秘湯」とは、山奥などに隠れるようにあって、人にあまり知られていない温泉を指します。
一般に「日本三大秘湯」に数えられるのは、青森県「谷内温泉」と徳島県「祖谷温泉」、そして北海道「ニセコ薬師温泉」です。

「谷内温泉」は八甲田山の登山口にあり、開湯400年の歴史を誇ります。「祖谷温泉」の露天風呂は、秘境で知られる祖谷渓の谷底地点に湧いています。「ニセコ薬師温泉」は浴槽そのものが源泉という温泉ですが、2014年に旅館が閉館したため、現在は利用できません。

日本三名橋

日本三名橋

「名橋(めいきょう)」は、「名高い橋」や「(形などが)優れた橋」を指す言葉です。

「日本三名橋」の一覧については、定説があるわけではないものの、以下の三つの名前が比較的よく挙がります。すなわち、東京都中央区の「日本橋」、山口県岩国市の「錦帯橋」、そして長崎県長崎市の「眼鏡橋」です。

いずれも江戸時代に架けられた、由緒ある橋になります。このほか、日本橋の代りに「二重橋(東京都千代田区)」を入れる組み合わせもあります。

日本三大銘石

日本三大銘石

「銘石」とは、特定の名(銘)が付けられるような珍重される石を指します。
「日本三大銘石」としてまとめられるのは、通常「佐渡の赤玉石(あかだまいし)」「神戸の本御影石」「鳥取の佐治川石」の三つです。

「赤玉石」は佐渡市赤玉地区で産出されるもののみを指し、磨くと透明感のある光沢が出ます。「本御影石」は墓石に最適な石質で有名ですが、現在採石はありません。「佐治川石」は表面が凹凸に富み、所々緑がかっている点が特徴です。

日本三大名月の里

日本三大名月の里

「日本三大名月の里」と呼ばれる地は、長野県の「冠着(かむりき)山」、滋賀県大津市の「石山寺」、そして高知県の「桂浜」です。

「冠着山」は千曲市と筑北村の境にある標高1,252mの山で、「姥捨山」の名でも知られます。古来「古今和歌集」などで、月の名所と歌われてきました。「石山寺」は西国三十三所の一つにあたる真言宗御室派の寺院で、日本夜景遺産に認定されるほど美しい夜景を誇ります。「桂浜」は「よさこい節」に謡われる月の名所として、昔から全国的に知られています。

日本三大美林

日本三大美林

「美林」とは、「美しい林」「みごとな林」を意味する言葉です。

「日本三大美林」は、「天然林(自然に成立した林)」と「人工林(人の手によって造成された林)」の2種類に分かれます。
天然林の「三大美林」は、青森県の「青森ヒバ」、秋田県の「秋田杉」、長野県の「木曽ヒノキ」です。
一方、人工林の「三大美林」は、静岡県の「天竜杉」、三重県の「尾鷲ヒノキ」、奈良県の「吉野杉」の三つとなっています。

日本三名山(日本三霊山)

日本三名山(日本三霊山)

日本の山々の中で特に名を知られた三つの山を、「日本三名山」と呼びます。「三霊山」という呼称もありますが、これは山を信仰の対象として見た場合の呼び名で、内容は「三名山」と変わりません。

具体的な一覧は、「富士山(静岡県・山梨県)」「立山(富山県)」「大山(鳥取県)」です。
いずれも古来から有名なだけでなく、神山として多くの人々の信仰を集めています。

日本三大急登

日本三大急登

「急登(きゅうとう)」とは登山用語で、「比較的標高差が大きく、急傾斜が続く登山道」を指します。

一般に「日本三大急登」と呼ばれているのは、北アルプス・烏帽子岳の「ブナ立尾根」、谷川岳の「西黒尾根」、そして南アルプス・甲斐駒ヶ岳の「黒戸尾根」です。

「ブナ立尾根」登山口から烏帽子小屋までの標高差は、約1,300mあります。「西黒尾根」は距離3.5km、標高差1,200mで、「黒戸尾根」の勾配は比較的緩いものの、標高差は2,200m以上に及びます。

日本三大雪渓

日本三大雪渓

「雪渓」とは、「高山の谷で、夏でも雪が積もっているところ」を指します。
「日本三大雪渓」に数えられるのは、北アルプスの「白馬大雪渓」「針ノ木大雪渓」「剱沢雪渓」の三つです。

「白馬大雪渓」は後立山連峰に属し、標高差500m、全長1,200mになります。「針ノ木大雪渓」も後立山連峰にあり、標高差は260m、全長700mです。「剱沢雪渓」は立山連峰に属する雪渓で、標高差400m、全長は1,600mに及びます。
このほかの候補としては、剱岳の「三ノ窓雪渓」なども挙げられます。

日本三大河川

日本三大河川

「日本三大河川」は、幹川流路延長(本流の長さ)と流域面積(雨・雪を集める土地の面積)における全国トップ3で、具体的には「信濃川」「利根川」「石狩川」になります。

幹川流路延長367kmで1位に入ったのは、「信濃川」です。こちらは流域面積も3位(1万1900平方km)に付けています。一方「利根川」は、幹川流路延長が322kmで2位、流域面積が1万6842平方kmで、こちらも2位に入りました。「石狩川」、は幹川流路延長が268kmで3位、流域面積が1万4330平方kmで2位となっています。

三大河(日本三大暴れ川)

三大河(日本三大暴れ川)

「三大河」は、「日本三大暴れ川」とも呼ばれます。「暴れ川」は洪水や水害が発生しやすい川のことですが、日本における「三大暴れ川」は、「利根川」「筑後川」「吉野川」とされています。
この三つを「三大河」とする認識は、江戸時代には固まっていました。

「坂東太郎」とも呼ばれる利根川は、「日本三大河川」の1つでもあります。「筑後川」は筑紫次郎の名でも呼ばれ、河川規模は九州地方最大の規模を誇ります。「吉野川」は「四国三郎」の異名を持ち、川幅は荒川に次ぐ全国二番目の長さとなっています。

日本三大急流

日本三大急流

「急流」とは「水勢の急な流れ」のことで、傾斜がきつく流れが速くなる川の区間を指します。
一般に「日本三大急流」と呼ばれているのは、「最上川」「富士川」「球磨川」の三つです。

「最上川」は芭蕉の句が有名な山形県の川で、「隼」などの難所を擁することでも知られます。南アルプス北部から駿河湾へ注ぐ「富士川」は、周囲の急峻な地形による河床勾配のきつさが特徴です。熊本県人吉盆地を流れる「球磨川」は、緩急の差の激しい流れで川下りの名所となっています。

日本三大砂丘

日本三大砂丘

砂丘は風により運ばれた砂が堆積した丘のことで、日本にもそう呼ばれる箇所がいくつかあります。一般的に「日本三大砂丘」としてまとめられているのは、「南遠大砂丘」「鳥取砂丘」「吹上浜」の三箇所です。

「南遠大砂丘」は静岡県御前崎から天竜川河口まで30kmほど続く砂丘で、このうち「浜岡砂丘」は特に大きな規模を持ちます。「鳥取砂丘」は鳥取市の日本海沿岸に広がっている砂丘で、全国的に最も高い知名度を誇ります。「吹上浜」は鹿児島県西部に広がる砂丘海岸で、「日本の渚100選」にも選ばれています。

日本三大松原

日本三大松原

「松原」は、松の生い茂る林を指す言葉です。「日本三大松原」と言われるのは、静岡県の「三保松原」、佐賀県の「虹の松原」、そして福井県の「気比の松原」の三箇所になります。

古くから景勝地として知られる「三保松原」は、駿河湾を挟んで富士山を望む絶景が味わえます。「虹の松原」は「三大松原」の中で最大の広さを誇り、約100万本もの松が生い茂っています。「気比の松原」は敦賀湾に面する地にあり、白砂青松の美しいコントラストが人気を集めています。

日本三大急潮流

日本三大急潮流

「潮流」とは、潮の満ち引きにより周期的に向きがほぼ180°変化する海水の流れを言います。「日本三大潮流」としてまとめられているのは、「鳴門の渦潮」「来島海峡」「関門海峡」の三つです。

「鳴門の渦潮」は瀬戸内海と紀伊水道の干満差が起こす潮流で、速度は最大時で時速20km以上にもなります。「来島海峡」の潮流は、速さが10ノット(時速約18.5km)に達するという海の難所です。1日に4回も向きを変える「関門海峡」の潮流は、源平合戦の勝敗に影響を与えたとする説もあります。

日本三大湖

日本三大湖

「日本三大湖」の一覧に挙げられるのは、滋賀県の「琵琶湖」、茨城県の「霞ヶ浦」、そして北海道の「サロマ湖」です。

「琵琶湖」は670.4平方kmと日本最大の湖で、滋賀県全体でも1/6の面積を占めています。「霞ヶ浦」は日本第2の湖で、多くの野鳥の生息地になるなど豊かな自然でも知られます。オホーツク海に面し日本第3位の広さを持つ「サロマ湖」は、周辺の「ワッカ原生花園」の自然と共に人気の観光スポットとなっています。

日本三大湖沼

日本三大湖沼

「日本三大湖沼」に数えられるのは、青森県・秋田県の「十和田湖」、山梨県の「富士五湖」、そして滋賀県の「琵琶湖」です。

「十和田湖」は国内12番目の面積と3番目の深さを持つ湖で、周囲の景観の美しさもあって観光スポットとして人気です。「富士五湖」は富士山麓山梨県側にある5つの湖の名称で、本栖湖、河口湖などは観光やレジャーでよく知られます。「琵琶湖」は日本最大の面積を誇る湖で、古くから水上交通に利用され、大津などの港町が繁栄してきた歴史を持ちます。

日本三大峠

日本三大峠

「日本三大峠」と呼ばれるのは、埼玉県・山梨県の「雁坂峠」、長野県・静岡県の「三伏峠」、そして長野県・富山県の「針ノ木峠」です。

「雁坂峠」は秩父と甲州をつなぐ秩父往還の峠で、明治頃には大滝村の女性たちが30kgの繭をかついでここを通ったという歴史があります。「三伏峠」は南アルプス主脈、標高2,580mに位置し、日本最高所の峠にあたります。「針ノ木峠」は標高2,536mの地点にあり、明治13年に日本初の有料道路として開削されました。

日本三大松島

日本三大松島

ここで言う「松島」とは、「松が生えている島」を指す一般名詞です。
俗に「日本三大松島」と呼ばれるのは、宮城県の「陸奥の松原」、熊本県の「天草の松島」、長崎県の「九十九島」の三箇所です。

「陸奥の松島」は、江戸時代に松尾芭蕉が「奥の細道」で紹介したことでよく知られます。「天草の松島」は、有明海に浮かぶ大小20ほどの島々の総称で、天草大橋による観光ルートも整備されています。「九十九島」は佐世保市~平戸市間のリアス式海岸で、複雑な海岸線などの景色によりやはり観光地として人気を集めています。

日本三大珍味

日本三大珍味

普段めったに味わえないような変わった食べものを「珍味」と呼びますが、一般に「日本三大珍味」に数えられるのは、「からすみ」「このわた」「うに」の三つになります。

「からすみ」は、ボラの卵巣を塩漬けにして乾燥させたもので、特有の風味とねっとりした食感が人気です。なまこの腸を塩漬けにして熟成させる「このわた」は、古くは将軍への献上品としても用いられました。「うに」はこの場合「塩うに」のことで、塩をふった生うにを熟成させたものを指します。

日本三大うどん

日本三大うどん

うどんは日本全国で愛される食べもので、各地にさまざまなスタイルの名物があります。

その中での「日本三大うどん」一覧というと、諸説あるのが実状です。香川県の「讃岐うどん」、秋田県の「稲庭うどん」は名前が挙がりやすいところですが、残り1つの枠を長崎県の「五島うどん」と群馬県の「水沢うどん」、そして富山県の「氷見うどん」などが争っている状況で、未だ意見は一致していません。

日本三大そば

日本三大そば

そばもうどんと並び、日本人にとって最もなじみ深い麺料理の1つです。
一般に「日本三大そば」と呼ばれるのは、長野県の「戸隠そば」、島根県の「出雲そば」、岩手県の「わんこそば」の三つになります。

「戸隠そば」は、甘皮を残して挽いたそば粉を一本のめん棒で丸延しして作るそばです。「出雲そば」は殻ごと挽く「挽ぐるみ」という製粉法により作られるそばで、風味や食感に優れます。「わんこそば」は、一口大のそばを客の椀に次々に給仕していく独特の食べ方でよく知られます。

日本三大そうめん

日本三大そうめん

そうめんも日本全国で作られ、各地に名物があります。それらの中で最も有名な「日本三大そうめん」の一覧は、奈良県の「三輪そうめん」、兵庫県の「播州そうめん」、香川県の「小豆島そうめん」になります。

「三輪そうめん」はたんぱく質が豊富で、強いコシを持つ点が特徴です。「播州そうめん」はブランド「揖保乃糸」を擁しており、日本一の知名度を誇ります。「小豆島そうめん」は、天然ごま油で延ばす点が特徴で、そのためやや黄味がかった色合いとなっています。

日本三大ラーメン

日本三大ラーメン

今や世界的な人気料理となったラーメンにも、「日本三大」としてまとめられるものがあります。その三つとは、「博多ラーメン」と「札幌ラーメン」、そして「喜多方ラーメン」です。

豚骨スープが特徴の「博多ラーメン」は、昭和15年ごろに中州に開業した「三馬路(さんまろ)」が元祖とされます。味噌ラーメンで知られる「札幌ラーメン」は、昭和21年ごろに「だるま軒」や「味の三平」などが開業したことにより広まりました。豚骨スープと煮干しスープをブレンドさせる福島県の「喜多方ラーメン」は、大正14年ごろ創業の「源来軒」がルーツとなっています。

三大焼きそば

三大焼きそば

焼きそばはB級グルメの筆頭として日本人に愛好されており、やはり「日本三大」一覧が存在します。

1つは静岡県の「富士宮焼きそば」で、こちらは専用の麺と、「肉かす」という油かすを使って作られる焼きそばになります。もう1つは秋田県の「横手焼きそば」で、出汁入りのウスターソースによる味付けなどが特徴です。最後は群馬県の「上州太田焼きそば」で、主な特徴は太麺に濃いソースをかける点ですが、実際の味などは個々の店でかなり異なります。

日本三大銘菓

日本三大銘菓

「銘菓」とは特別な名を持つ和菓子のことで、こちらも「日本三大銘菓」と呼ばれるものが存在します。
1つは森八(石川県)の「長生殿(ちょうせいでん)」、もう1つは越乃雪本舗大和屋(新潟県)の「越乃雪(こしのゆき)」、三つ目は風流堂(島根県)の「山川(やまかわ)」です。

これらはいずれも「落雁」と呼ばれる種類の和菓子で、発祥は江戸時代に遡ります。当時から珍重されており、参勤交代の折に献上品として用いられるなどしてきました。もちろん現在でも入手可能です。

日本三大和牛(日本三大銘柄牛)

日本三大和牛(日本三大銘柄牛)

「和牛」とは、日本独自の基準に沿って飼育・交配された牛のことで、「国産牛」とは定義が異なります。現在世界的ブランドとして人気が定着していますが、こちらも特に高品質なものは、「日本三大和牛」と呼ばれます。

ただ、実際のところ、異論がないのは兵庫県の「神戸牛」と三重県の「松阪牛」だけで、残り一枠は滋賀県「近江牛」と山形県「米沢牛」が争う状況となっています。そのため、「日本“四大”和牛」と呼ばれることもあります。

日本三大銘茶

日本三大銘茶

品質の高さから「日本三大銘茶」に挙げられるのは、静岡県の「静岡茶」、京都府の「宇治茶」、埼玉県の「狭山茶」の三つです。

「静岡茶」は日本茶の栽培が盛んな静岡産のお茶で、徳川家康も愛飲していたという古い歴史を持ちます。京都の「宇治茶」も歴史が深く、玉露や抹茶の生産量は全国一を誇ります。一方、埼玉県狭山地方で作られる「狭山茶」は、芳醇な味わいで広く親しまれています。

日本三大稲荷

日本三大稲荷

稲作の神として古くから親しまれる「稲荷神」にも、「日本三大」と呼ばれるものがあります。
その三つとは、京都府京都市の「伏見稲荷大社」、茨城県笠間市の「笠間稲荷神社」、そして愛知県豊川市の「豊川稲荷」です。

しかしこの一覧には諸説あり、「伏見稲荷大社」以外の二枠は定まっていないのが実情です。
ほかの候補としては、岡山県の「最上稲荷山妙教寺」、佐賀県の「祐徳稲荷神社」、広島県の「草戸稲荷神社」、宮城県の「竹駒神社」などがあります。

日本三大八幡宮(日本三大八幡)

日本三大八幡宮(日本三大八幡)

「八幡さま」として日本全国で広く祀られる「八幡神宮」の場合も、「日本三大」の一覧は定まっていません。

八幡宮の総本社である大分県宇佐市の「宇佐神宮」と、京都府八幡市の「石清水八幡宮」、そして福岡県福岡市の「筥崎宮」の三つが挙げられることが多くなっていますが、関東では「筥崎宮」の代りに神奈川県鎌倉市の「鶴岡八幡宮」を入れるケースも多くなっています。

日本三大天神

日本三大天神

菅原道真を祀る神社は「天満宮」と称されますが、俗に「天神」や「天神さま」などとも呼ばれます。
「日本三大天神」の一覧も定説はないものの、一般的には京都府京都市の「北野天満宮」、福岡県太宰府市の「太宰府天満宮」、山口県防府市の「防府天満宮」の名が挙がることが多くなっています。

「北野天満宮」と「太宰府天満宮」はともに全国の天神の総本社で、「防府天満宮」は日本最古の天満宮とされます。

日本三大鳥居

日本三大鳥居

神域と人間の世界を分かつ門である「鳥居」にも、「日本三大」が存在します。

一つは奈良県吉野町「金峯山寺・銅の鳥居」で、奈良の大仏の余銅を使って作られたという伝説があります。もう一つは広島県廿日市市の「厳島神社・大鳥居」で、海上に建つ鳥居として有名です。最後は大阪府大阪市「四天王寺・石の鳥居」で、こちらは元は木造だったものを、1294年に当時の別当・忍性が石造にあらためたと言われています。

日本三大熊野

日本三大熊野

「熊野三山」を中心として修験道などと深く結びついた信仰を「熊野信仰」と呼びますが、これに関連する全国の有力な熊野神社を三つにまとめたものが、「日本三大熊野」になります。
具体的には、「熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)」、「山形県南陽市の熊野神社(熊野大社)」、「群馬県安中市の熊野神社・熊野皇大神社」の三つの括り、合計五社を指します。

日本三大下り宮

日本三大下り宮

「下り宮(くだりみや)」とは、一般と異なり階段を下った先に社殿が建つという形式の神社を指します。
「日本三大下り宮」に数えられるのは、群馬県の「一ノ宮貫前神社」、宮崎県の「鵜戸神宮」、熊本県の「草部吉見神社」の三社です。

「貫前神社」の鳥居は石段の上にありますが、本殿はさらにそこから下ったところにあります。「鵜戸神宮」の本殿は、階段を下った先にある洞窟内に建てられています。一方緑に囲まれた「草部吉見神社」の社殿は、鳥居からまっすぐ伸びる下り参道の先にひっそりたたずんでいます。

日本三大仏像(日本三大大仏)

日本三大仏像(日本三大大仏)

「日本三大仏像」の一覧も、定説がありません。

「東大寺盧舎那仏像(奈良の大仏)」と「高徳院阿弥陀如来坐像(鎌倉の大仏)」は日本で最も知名度が高く、候補として異論の少ないところです。
一方、残り一枠は、京都市方広寺の「京の大仏」、神戸市能福寺の「兵庫大仏」、岐阜市正法寺の「岐阜大仏」、高岡市大佛寺の「高岡大仏」などの間で争われる状態となっています。

日本三大寺

日本三大寺

日本の寺院の中で特に歴史が古く、かつ格式が高い三箇所を「日本三大寺」と呼びます。

一つ目の「大安寺(だいあんじ)」は、奈良市中心部の高野山真言宗寺院で、聖徳太子の創立と伝えられます。二つ目の「元興寺(がんごうじ)」も奈良市にあり、本格的仏教寺院としては日本最古の「法興寺(ほうこうじ)」をその前身とします。三つ目は奈良県高市郡明日香村にある「弘福寺(ぐふくじ)」で、天智天皇創建による川原寺の中金堂跡に建てられています。

日本三大神社

日本三大神社

実は、具体的に「日本三大神社」と呼ばれるものはありません。ただ、神社の中で特に社格が高いものをまとめた「日本三大神宮」は存在します。

その内容は諸説あるものの、「日本書紀」の記述では「伊勢神宮(三重県伊勢市)」「出雲大神宮(島根県出雲市)」「石上神宮(奈良県天理市)」となっています。
一方、平安時代の「延喜式神名帳」では、「伊勢神宮」「鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)」「香取神宮(千葉県香取市)」を「三大神宮」として取り上げています。

日本三如来

日本三如来

「如来」とは釈迦の異名ですが、この場合は釈迦の姿をかたどった像を指します。
「日本三如来」に数えられるのは、「京都嵯峨清凉寺の釈迦如来像」「京都因幡堂の薬師如来像」「信濃善光寺の阿弥陀如来像」です。

清凉寺の如来は、生前の釈迦の姿を写したものと言われています。因幡堂の如来は、癌封じの薬師如来として有名です。善光寺の如来は「日本最古の仏像」と言われ、絶対秘仏として僧侶ですら姿を見ることはできません。

日本三大薬師

日本三大薬師

薬師如来は、人間の病患を救い悟りに至らしめることを誓った仏で、病に対する利益があるとして篤く信仰されてきました。

「日本三大薬師」の一つ目は神奈川県の「日向薬師(宝城坊)」で、こちらは正月三が日などに本尊が開帳されます。二つ目は愛知県の「峯薬師(県鳳来寺)」で、1369年に恵心僧都がここへ本尊を携えてきて、小堂を建てたのが始まりと言われています。三つ目は高知県の「柴折薬師(豊楽寺)」で、平安時代に建立された薬師堂は、現存する建物の中で四国最古のものになります。

日本三虚空蔵

日本三虚空蔵

「虚空蔵(こくうぞう)」は「虚空蔵菩薩」のことで、現世・来世の利益をもたらす菩薩として古来信仰の対象となっています。

「日本三虚空蔵」の一つは福島県の「円蔵寺」で、弘法大師作と伝えられる福満虚空蔵菩薩を本尊とします。もう一つは茨城県の村松虚空蔵堂で、平安初期に弘法大師によって創建されました。三つ目は三重県の「金剛證寺」で、本尊は秘仏として、二十年に一度開帳される習わしとなっています。

日本三大長谷観音

日本三大長谷観音

「長谷観音(はせかんのん)」は「長谷寺(はせでら・ちょうこくじ)」の通称で、日本全国に250箇所ほどあるとされます。

その中で「日本三大長谷観音」とされるのは、一つは奈良県桜井市の「長谷寺」です。こちらは「大和長谷寺」とも呼ばれ、全国の真言宗豊山派の総本山になります。もう一つは神奈川県鎌倉市の「長谷寺」で、736年の開創と伝えられますが、鎌倉時代後期の建立との説もあります。最後は秋田県由利本荘市の「長谷寺」で、こちらは1775年に創建されました。いずれの寺も、十一面観音菩薩を本尊とするという特徴があります。

日本三大文殊

日本三大文殊

「文殊(もんじゅ)」とは「文殊菩薩」のことで、知恵を司ると言われる菩薩になります。
「日本三大文殊」に入ったのは、奈良県「大和の安倍文殊」、京都府「丹後の切戸文殊」、そして山形県「出羽の亀岡文殊」です。

「安倍文殊(安倍山崇敬寺文殊院)」は645年の建立で、安倍晴明など安倍一族発祥の地として知られます。「切戸文殊(智恩寺)」は808年創建で、本尊は1年のうち数回のみ開帳されます。「亀岡文殊(大聖寺)」の創建は807年で、地元では「生き文殊」の名で親しまれています。

日本三大妙見

日本三大妙見

北極星や北斗七星を神格化したのが「妙見」で、古くは武家の守護神として信仰を集めました。
「日本三大妙見」とされるのは、大阪府の「能勢妙見山」、福島県の「相馬中村神社」、熊本県の「八代神社」になります。

「能勢妙見山」は行基が建立し、源満仲が妙見菩薩を祀ったのが始まりとされます。「相馬中村神社」は別名「妙見中村神社」で、起源は平将門による妙見社の創建(下総の国猿島郡)に遡るとされます。「八代神社」は「妙見宮」とも呼ばれており、神仏分離までは、天之御中主神・国之常立神とともに妙見菩薩も祀られていました。

日本三大霊場

日本三大霊場

「霊場」とは、霊的な力があるとされ、人々の信仰を集めてきた自然の地を指します。
「日本三大霊場」に数えられるのは、青森県「恐山」、滋賀県「比叡山」、そして和歌山県「高野山」です。

「恐山」は下北半島中心部にあり、「地獄」と呼ばれる岩場の側には「菩提寺」という寺が建っています。「比叡山」は古来山岳信仰の対象となっていた地で、最澄による天台開宗以降は、「国家鎮護の山」として認識されるようになりました。「高野山」は周囲を高い山々に囲まれた平地で、空海が816年に「金剛峯寺」を開いたことで、真言宗の総本山として名前が知られるようになりました。

日本三大聖天

日本三大聖天

「聖天(しょうでん)」とは象頭人身の仏法守護神を指し、「歓喜天」とも呼ばれます。

「日本三大聖天」の一つは、埼玉県吾妻町の「妻沼聖天山」です。こちらは高野山真言宗の寺で、本殿の「聖天堂」は2012年に国宝の指定を受けています。もう一つは静岡県小山町の「足柄山聖天堂」で、こちらの秘仏となっている本尊は、1.8mの高さを誇ります。三つ目は東京の「待乳山聖天」で、こちらは「本龍院」を正式な名とし、身体健康や商売繁盛などに利益があるとして信仰を集めています。

日本三大和紙

日本三大和紙

「和紙」は現在でも日本各地で作られていますが、そのうち特に有名な「土佐和紙」「美濃和紙」「越前和紙」を称して「日本三大和紙」と呼びます。

「土佐和紙」は高知県土佐市やいの町周辺で作られる和紙で、豊富な種類と薄く丈夫であるという特性を持ちます。岐阜県の「美濃和紙」は奈良時代から作られており、江戸時代には幕府御用達の紙として重用されました。「越前和紙」は福井県の岡太川流域を産地とし、優美な生成り色と表面のなめらかな光沢を特徴とします。

日本三大蔵の町

日本三大蔵の町

日本には、「蔵の町」として知られる地がいくつもあります。
その中で特に有名な「日本三大蔵の町」が、「福島県喜多方市」「埼玉県川越市」「岡山県倉敷市」です。

「喜多方」の蔵は表通りから路地裏、郊外にまで広がっており、合わせて4,000棟あまりに上るとされます。「川越」の蔵造地域は国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されており、「山崎美術館」などのスポットが有名です。「倉敷」の蔵造エリアも「重要伝統的建造物群保存地区」の指定を受けていて、観光スポットとしては「大原美術館」「大橋家住宅」などがよく知られています。

日本三大灯籠

日本三大灯籠

神社や仏前などに置かれる灯篭にも、「日本三大」と称されるものがあります。
その一覧は、京都市「南禅寺」、名古屋市「熱田神宮」、そして東京都台東区の「上野東照宮」です。

これらはすべて「佐久間灯籠」と呼ばれるもので、武将・佐久間勝之が奉納したとされます。いずれも巨大さが特徴で、高さ6.06mの「上野東照宮」の灯篭は、「お化け灯篭」とも呼ばれます。「南禅寺」の灯篭も高さ6m、「熱田神宮」の灯篭に至っては、約8mの高さを誇ります。

古代三関

古代三関

歴史関連の話題でよく聞く「三関(さんかん・さんげん)」とは、「三箇所の関所」を指します。
「日本三大古代三関」は、「鈴鹿関(伊勢国)」「不破関(美濃国)」「愛発関(越前国)」が該当します。

これらは平安時代に畿内防衛の目的で設置されたものですが、平安中期になると、「愛発関」の代りに「逢坂関(近江国)」を入れて「三関」とするようになりました。

日本三大古道

日本三大古道

「古道」とは、かつては使われていたものの今は痕跡だけをとどめる道を指します。
「日本三大古道」と呼ばれるのは、「熊野古道」「奥の細道」「中山道」の三つです。

紀伊半島の「熊野古道」は熊野三山へ通じる道の総称で、多くは国の史跡などに登録されています。「奥の細道」は俳人・松尾芭蕉が奥州・北陸の道中を記した紀行文で、これと同じ道をたどる旅が現在でも人気です。「中山道」は江戸時代の五街道の一つで、江戸~京都を中央部山脈の間を貫く形で通っていました。

日本三大トンネル

日本三大トンネル

「日本三大トンネル」に該当するのは、「関越道・関越トンネル」「中央道・恵那山トンネル」「阪神高速道路・新神戸トンネル」の三箇所です。

谷川岳を通る「関越トンネル」は、全長が上り11,055m、下り10,926mと、世界でも16位の長さを誇ります。「恵那山トンネル」は全長のランクでは現在国内5位ですが、開通当初(1期)は全国最長でした。「新神戸トンネル」はトンネル部分の長さが北行7.9km、南行8.1kmと、市区町村道トンネルの距離としては全国トップになります。

日本三大廃線トンネル群

日本三大廃線トンネル群

鉄道廃線跡の中には、「日本三大廃線トンネル群」としてまとめられているものがあります。
旧信越本線の「碓氷峠隧道群(アプトの道)」、旧中央本線の「愛岐トンネル群」、そして「旧北陸線トンネル群」が、その一覧になります。

「碓氷峠隧道群」には26箇所のトンネル群が残っており、横川駅寄りの地区は「アプトの道」として整備されています。「愛岐トンネル群」は、赤レンガ造りの構造が特徴です。「旧北陸線トンネル群」は、敦賀~今庄間の13基のトンネルのうち11基が現存しています。

日本三大梵鐘

日本三大梵鐘

寺院の鐘楼に吊るされる「梵鐘」にも、「日本三大」が存在します。

一つは知恩院(京都市)の梵鐘で、こちらの重量は70tにも及び、除夜の鐘は17人がかりで鳴らされます。二つ目は、「奈良太郎」の名でも知られる東大寺(奈良市)の梵鐘で、鐘楼は国宝に指定されています。三つ目は方広寺(京都市)の梵鐘で、こちらは鐘銘の中の句をきっかけに、大阪冬の陣にまで発展したことでよく知られます。

日本三大名鐘

日本三大名鐘

古くから「日本三大名鐘」として認められているのは、「神護寺の鐘」「平等院の鐘」「園城寺(三井寺)の鐘」の三つです。

神護寺(京都市)の鐘は国宝の一つで、序詞・銘文・揮毫をそれぞれ当代一の名人が務めたことから、「銘の神護寺」などと称されます。平等院(宇治市)の鐘も国宝で、こちらは銘はないものの、「姿の平等院」の呼び名を得ています。園城寺・三井寺(大津市)の鐘は音色に優れることから、「声の園城寺」と呼ばれます。
この三つに「東大寺の鐘」を加えることもあり、こちらは「勢の東大寺」の呼称が与えられています。

日本三大紬

日本三大紬

紬糸などで織られた先染めの高級な織物を「紬」といい、こちらにも「日本三大」が存在します。

一つは茨城県結城市の「結城紬」で、奈良時代から高級織物として知られ、富裕層に好まれました。二つ目は鹿児島県奄美大島の「大島紬」で、「泥染め」という独特の染色法と、絹100%の軽い肌触りが特徴です。三つ目は石川県石川郡白峰村の「牛首紬」で、こちらは「のべびき」という伝統の製糸技法による美しい風合いと耐久性が特徴となっています。

日本三大ソテツ(日本のソテツ三名木)

日本三大ソテツ

「日本三大ソテツ」と呼ばれるのは、推定樹齢が1,000年を超えていて、国の天然記念物に指定された大ソテツです。

一つは静岡県静岡市「龍華寺」のソテツで、こちらは徳川頼信(紀州徳川家の祖)と徳川頼房(水戸徳川家の祖)の寄進により、中国から移植されたと言われています。もう一つは静岡県吉田町「能満寺」のソテツで、こちらは安倍晴明が植栽したという伝承があります。最後は大阪府堺市の「妙国寺」のソテツで、こちらは1562年の創建時に南方から取り寄せたものとされ、「ソテツの枯山水」を形成する日本で唯一の庭園となっています。

日本三大松

日本三大松

日本人にとって最もなじみ深い木の一つである松にも、「日本三大」が存在します。

一つは福島県「奥州日の出の松」で、元来「血の出の松(切ると血が出たという伝承から)」と呼ばれていたのが、「日の出」になまったとも言われます。現在は台風の被害の影響で存在しません。二つ目は静岡県「羽衣の松」で、こちらの名称は「羽衣伝説」に由来しており、現在の木は三代目にあたります。三つ目は、兵庫県高砂神社の境内に植わっている「高砂の松」で、現在のものは五代目になります。

日本三大毒草

日本三大毒草

「日本三大毒草」と呼ばれるのは、「ドクウツギ」「ドクゼリ」「トリカブト」の三つです。

「ドクウツギ」は「イチロベエゴロシ」とも呼ばれる植物で、近畿以東の本州と北海道に分布します。誤食した場合、嘔吐の後全身が麻痺し、最悪死に至ります。
「ドクゼリ」はセリ科の多年草で全草有毒、誤食すると嘔吐、精神錯乱、呼吸困難を生じ死に至る場合もあります。
「トリカブト」はキンポウゲ科の植物で、全草に毒があります。特に根の部分のものは猛毒で、誤食した場合嘔吐、呼吸困難などを引き起こし、果ては心室細動ないし心停止による死を招く危険があります。

日本三長鳴鶏

日本三長鳴鶏

通常よりも長く鳴くよう手を加えられた鶏を「長鳴鶏(ながなきとり)」といい、そのうち特に有名な三種が「日本三大長鳴鶏」と呼ばれます。

一つは高知原産の「東天紅」で、こちらはその昔、鳴き声が「トーテンコー」と表現されていたことにより名づけられました。もう一つは秋田原産の「声良鶏」で、こちらは低く響く鳴き声が特徴となっています。三つ目は新潟原産の「唐丸」で、豊かでハリのある声で10秒以上鳴き続けるのが特徴です。

日本三大七味

日本三大七味

「日本三大七味」とは、日本全国の七味唐辛子専門店の中で、特によく知られた老舗三店を言います。

一つは東京浅草の「やげん堀」で、こちらは創業が寛永二年(1625年)という、400年もの歴史を誇る店舗になります。二つ目は信州善光寺の「八幡屋磯五郎」で、こちらも創業以来280年の歴史を有します。三つ目は360年続く京都清水の「七味家本舗」で、こちらは風味重視のために四ヵ月の賞味期限を設けている点が特徴となっています。

日本三大うちわ

日本三大うちわ

日本の伝統的な生活用具であるうちわにも、「日本三大」としてまとめられているものがあります。

一つは香川県丸亀市の「丸亀うちわ」で、江戸時代のはじめ頃から作られており、現在では国内シェアの90%を占めるまでに至っています。二つ目は京都府の「京うちわ」で、ルーツは南北朝の頃にまでさかのぼります。三つ目は、千葉県館山市・南房総市の「房州うちわ」です。こちらは竹材の卸から始まり、やがてうちわの生産まで手掛けるようになったという経緯があります。

三大財閥

三大財閥

日本で「財閥」はすでに解体されていますが、かつての「三大財閥」は、現在でも大規模な企業グループとして形をとどめています。

「三菱」は岩崎弥太郎が明治初期に起こした財閥で、現在はトップ組織「金曜会」のもと、29社がグループに加盟しています。
「三井財閥」のルーツは江戸時代にまでさかのぼり、現在は「二木会」を中核会社として、26社の会員会社を擁しています。
「住友財閥」の歴史は世界最古の400年を誇り、現在は「白水会」のもと、「住友商事」など17社がグループ傘下に加わっています。

三大都市圏

三大都市圏

日本における「三大都市圏」は、「東京圏」「大阪圏」「名古屋圏」の三つを指します。

「東京圏」は「首都圏」などとも呼ばれる都市圏で、総務省の定義では東京都区部を中心都市として、横浜市・さいたま市・千葉市などを含みます。人口3,723万人と、世界最大の人口規模を持つ都市圏にあたります。
「大阪圏」は「近畿圏」などとも呼ばれ、大阪市を中心都市に京都市・神戸市・堺市などを含みます。人口は、約1,930万人にのぼります。
「中京圏」などとも呼ばれる「名古屋圏」は、名古屋市を中心都市として愛知県・岐阜県・三重県の三県が該当し、1,130万人の人口を擁します。

三大ドヤ街

三大ドヤ街

一般に言う「ドヤ街」とは、日雇い労働者が集まる街のことで、「ドヤ」は「宿(簡易宿泊所)」をひっくり返した言葉になります。
日本で「三大ドヤ街」に数えられるのは、「山谷」「西成」「寿町」の三箇所です。

東京の「山谷」は現在は地図上にありませんが、かつて台東区清川や日本堤周辺にまたがり存在していました。大阪の「西成」は、その昔「釜ヶ崎」と呼ばれ、現在は「あいりん地区」と名を変えているドヤ街が有名です。横浜「寿町」の場合、宿泊所に門限がなくいつでも出入り自由な点が特徴となっています。

日本三大花街

日本三大花街

「日本三大花街」と呼ばれるのは、京都の「島原」、江戸の「吉原」、そして長崎の「丸山」の三箇所です。

京都市下京区の「島原」は、1641年に開かれた花街で、現在でも置屋の「輪違屋」が一軒のみ残っています。「吉原」は、1617年日本橋葺屋に傾城町を作ったのが始まりで、のちに「吉原」に名を変え、場所も浅草山谷付近へ移しました。「丸山」は、1642年に長崎市街東部に開かれた花街で、この地の遊女は出島への出入りも許されていました。

日本三大頑固

日本三大頑固

日本各地には頑固者に対する特有の表現があり、その中で最も有名な三つを称して「日本三大頑固」と言います。

一つ目の「肥後もっこす」は、正義感が強く一本気で、妥協を知らない熊本県人の性質を表します。もう一つは「じょっぱり」で、津軽弁で「強情者」を指します。三つ目は「いごっそう」で、こちらは高知県男性の硬骨漢ぶりを表す言葉になります。
「もっこす」にややネガティブな意味合いが含まれるのに対し、「いごっそう」は多分にポジティブな言葉であるとされます。

日本三大美人

日本三大美人

世間で「日本三大美人」と呼ばれているのは、「秋田美人」「京美人」「博多美人」の三者になります。

「秋田美人」はつややかな黒髪と肌の白さが特徴とされ、「京美人」は洗練された物腰や伝統に培われた教養が魅力とされます。一方「博多美人」は、コラーゲン豊富な郷土料理による美肌などが長所と言われています。
ただ、これらの言説に特別な根拠などはなく、あくまで一般的なイメージにとどまっています。

日本三大○○

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