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「サプライチェーン」の意味とは?使い方や例文

「サプライチェーン」の意味とは?使い方や例文

「サプライチェーン」の意味とは?使い方や例文

「サプライチェーン」という言葉は、製造業や小売業などに関わる人なら、頻繁に耳にする言葉でしょう。ただ、その詳しい内容については、正直よくわかっていないという人も多いかもしれません。

そこで今回は、「サプライチェーン」の意味や使い方などについて、わかりやすく解説していきたいと思います。

「サプライチェーン」の意味

「サプライチェーン」とは

「サプライチェーン」とは、「ある製品の原材料の調達から、製造、販売、消費に至るまでの一連の流れ」を意味する物流用語です。「供給」「補給」を意味する「サプライ(supply)」と、「一続き」を意味する「チェーン(chain)」から成る語で、日本語では「供給連鎖」と呼ばれます。

私たちが日々使っている製品は、ほとんどのものが複数の素材や部品から成っており、それらが出来上がるまでに、調達や加工、組み立てなど数多くの過程を経るのが通常です。さらに出来上がった製品も、在庫管理や配送などのプロセスを経た後、小売店の店頭に並んで消費者の手に渡ることになります。また、工業製品だけでなく、農産物などの一次産品も、生産から消費までにはいくつかの段階が存在します。
「サプライチェーン」は、こうした製品・商品の始まりの段階から終わりの段階に至るまでの、一連のプロセスの総称として使われる言葉となっています。

「サプライチェーン」の具体例

コンビニのおにぎりを例に取ってみましょう。
まず、おにぎりの原料であるお米や海苔、梅干しなどが、生産者の手で生産されます。それらは農協などの集荷販売業者を経た後、中食業者によって加工され、おにぎりの形になります。これらの製品は、各店の注文に合わせて仕分けし、出荷の準備を整えた後、配送に回されます。そして、それぞれの店の棚にならび、最終的に消費者へ販売されるというのが全体の流れです。

このように、「サプライチェーン」は、いくつもの供給のつながりから成る点が特徴になります。

「サプライチェーン」の使い方・例文

「サプライチェーン」の意味について学んだところで、実際の使い方についても見ておきましょう。ビジネス用語としての「サプライチェーン」は、以下の例文のように使われます。

例文:「自動車のサプライチェーンには、製造から販売までに数多くの企業が関わっている」

例文:「EVや自動運転などの流れは、これまでのサプライチェーンのあり方を大きく変えると言われている」

例文:「サプライチェーンの下請け企業は、親会社からコストなどの面で難題を押し付けられやすい」

例文:「近年は、消費者ニーズの多様化に対応するために、サプライチェーン・マネジメントの重要性が一層増している」

例文:「サプライチェーンでは、製品は生産者から市場へ流れるが、情報は市場から生産者へ流れる」

「サプライチェーン・マネジメント」とは

ここまで「サプライチェーン」の意味や使い方について見てきましたが、もう一点重要な関連用語があります。上の例文でも述べた「サプライチェーン・マネジメント」がそれですが、最後にこの意味や重要性についても紹介しておきましょう。

「サプライチェーン・マネジメント」の意味

説明してきたように、1つの製品を作ってから販売するまでには、数多くのサプライヤー(供給者)が関わることになります。メーカーは、基本の生産計画に応じて各サプライヤーへ発注をかけますが、「サプライチェーン」の流れが滞ったり、市場予測を見誤ると、期待していたような利益は出せません。「サプライチェーン・マネジメント」は、こうした問題を避けるため、サプライチェーンを1つの単位として管理し、全体の供給の最適化を図ることで、確実に利益を出していこうという考えになります。

「サプライチェーン・マネジメント」が重視される背景

現在は、消費者ニーズの多様化がどんどん進んでいます。その結果、企業は今まで以上に「多品種少量生産」へ対応しなくてはならなくなり、「マスカスタマイゼーション(カスタム製品を大量生産プロセスで製造する仕組み)」の必要性が増しました。そのため、供給をより効率的に行うための「サプライチェーン・マネジメント」が重視されるようになったというわけです。