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一般常識

「沿う」と「添う」の意味と違い

「沿う」と「添う」の意味と違い

沿う・添うの意味と違いとは

日本語は同音異義語の多いことで知られていますが、その中には「沿う」と「添う」という2つの言葉も含まれます。どちらも「そう」と読む両者には、一体どのような意味の違いがあるのでしょうか。使い分けのポイントについても知りたいところです。

今回は、「沿う」と「添う」の意味や違いなどについて解説していきましょう。

「沿う」とは

沿う

「沿う」とは、「離れないように付き従う」という意味の言葉です。長く続いている何らかのものに、並行する形で続くものを言います。「川の流れに沿って歩いた」「道路に沿って看板が並んでいる」のように使われます。

「沿う」はまた、「ある方針や基準、意向などに外れないようにする」という意味もあります。この場合には、「相手の希望に沿う回答を出す」「基本方針に沿った案を練る」のように使われます。

「沿う」の「沿」という字は、「流れる水」と「まつわる」を表す象形から成っています。そこから「流れにまつわる=そう」を意味する漢字として成り立ちました。

「添う」との違いについては、以下で見てみましょう。

「添う」とは

添う

「添う」の主な意味合いは、「そばを離れずにいる」というものです。誰かや何かのそばにくっついて、一緒にいることを指します。この場合は、「病人に付き添う」「生徒の心に寄り添った指導」のように使われます。
また、「夫婦になる」「親しく交際する」の意味もあり、前者は「2人を添わせるために協力する」のように、後者は「人には添うてみよ馬には乗ってみよ」のように使われます。
このほかに「付け加わる」という意味合いもあり、こちらは「趣きがさらに添う」のように使われます。

「添」の字は、「流れる水」と「天に対する時のこころ」の象形から成っており、「(天に対しこころが)そう」を意味するようになっています。

このように、「沿う」は主に「何かに並行する」の意味で使い、「添う」は「いっしょにいる」「付け加える」といった意味で使うという違いがあります。この違いを踏まえておくと、使い分けがしやすくなるでしょう。一方、「方針などに外れないようにする」の意味では、「沿う」と「添う」の両方が使えるようになっています。