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一般常識

「指導」「教育」「育成」の意味と違い

「指導」「教育」「育成」の意味と違い

「指導」「教育」「育成」の意味と違いとは

「誰かを教えて育てること」を表す言葉に、「指導」「教育」「育成」の3つがあります。これらはそれぞれよく使われるものの、個々の細かい違いなどについては、正直よくわからないという人も多いでしょう。果たしてこの3語は、どのように使い分けるべきなのでしょうか。

今回は、「指導」「教育」「育成」の意味や違いなどについて、詳しく解説していきたいと思います。

「指導」とは

指導

「指導」とは、「ある目的や方向に向かって教え導くこと」という意味の言葉です。ある分野における知識や技術の向上といった特定の目的に向け、誰かを教えたり導いたりすることを言います。読み方は「しどう」で、「新人俳優に演技指導する」「教官に厳しい指導を受けた」のように使われます。また、柔道においては反則の基準を指す用語としても使われます。

「指導」の「指」は「ゆび」を表す漢字ですが、この場合は「さし示す」の意味になります。「導」は、「みちびく」「おしえる」などの意味になります。

「教育」との主な違いは、「期間」にあります。「指導」の場合、「コツやポイントなどを効率よく教えて、短期間のうちに対象の能力を伸ばす」という意味合いが強い点で、「教育」と使い分けることができます。

「教育」とは

教育

「教育」とは、文字通り「教え育てること」という意味の言葉です。誰かに知識や技術などを授けたり、精神的に成長させてより良い人間にすることなどを言います。読み方は「きょういく」で、「子供の教育に携わるのが夢だ」「正式な音楽教育を受けた」のように使われます。

「教育」の「教」は、「おしえる」「みちびく」を意味し、「育」は「世話をして成長させる」などを意味します。

「指導」とは「誰かを教え導く」という意味で違いはありませんが、上記のように「期間」の点で違いが出ることが多くなっています。「教育」は「指導」に比べ、「ある程度長い時間をかけ、対象となる者の知性や技能、人間性などを高めていく」という意味合いが強いのが特徴です。ただ、一般的に「教育」という言葉は、「指導」や「育成」などの「人を育てること」全般の総称として使われることも多くなっています。

「育成」とは

育成

「育成」とは、「育て上げること」「育てて立派にすること」という意味の言葉です。ある分野で一人前と認められるようになるまで、誰かを育てることを言います。読み方は「いくせい」で、「幹部の育成に力を注ぐ」「後継者の育成を怠った」のように使われます。

「育成」の「成」という字は、「できあがる」「しあがる」などを意味します。

「育成」と「指導」は、どちらも似たような場面で使われますが、それぞれのやり方には違いがあります。「指導」が具体的で細かい教え方をするのに対し、「育成」はある程度の手本を見せて、後は相手の自主性に任せるというスタンスを取るのが一般的です。「育成」もまた、上記のように広い意味での「教育」の一種にあたります。