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「お辞儀」と「会釈」の意味と違い

「お辞儀」と「会釈」の意味と違い

「お辞儀」「会釈」の意味と違いとは

日本人のマナーの基本として、まず教わるのが「お辞儀」の仕方です。目上の人や顧客など、さまざまな人に対して行う「お辞儀」ですが、分かりづらいのが「会釈」との違いでしょう。一体この2つは、どのように区別すべきなのでしょうか。両者の使い分けのポイントなどが知りたいところです。

そこで今回は、「お辞儀」と「会釈」の意味や違いについて解説したいと思います。

「お辞儀」とは

お辞儀

「お辞儀」とは、相手に向かって敬意や感謝、挨拶の意を伝えるために、自らの腰を折り曲げる動作を指します。読み方は、「おじぎ」です。「目上の人にはお辞儀をしなさい」「お辞儀はなるべく丁寧に行うように」のように使われます。

「お辞儀」は、「ちょうどよい頃合い」を意味する「時宜」が語源となっています。ここから「ものごとが成立するのにちょうどよい状況」のような意味合いで使われるようになり、さらに「状況を見極めて対処すること」の意も生まれました。やがて「他人への配慮」といった意味が派生し、現在のような意味合いで使われるようになったという経緯があります。「辞儀」の字が当てられるようになったのは、江戸時代からです。

「会釈」との違いや使い分け方については、以下で見てみましょう。

「会釈」とは

会釈

「会釈」とは、「挨拶のために軽く一礼すること」といった意味の言葉です。相手に挨拶するため、自らの頭を軽く下げることを指します。読み方は、「えしゃく」です。「知り合いとすれ違う際に会釈した」「遠慮会釈もない」のように使われます。

「会釈」は、仏教用語の「和会通釈(わえつうしゃく)」を略した表現です。これはもともと、仏教で互いに背反する2つの教説を照合し、矛盾のない解釈を導くことを指しますが、「人間相互の融和」という意味も派生し、「挨拶」の意でも使われるようになりました。

このように、「会釈」は「お辞儀」の一種で、互いに頭を下げる点に違いはありません。しかし、「会釈」が軽く頭を下げる(15度程度)だけなのに対し、一般的な「お辞儀」は、より深々と頭を下げる(30度程度)行為を指す点が違います。