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「無期懲役」「終身刑」の意味と違い

「無期懲役」「終身刑」の意味と違い

「無期懲役」「終身刑」の意味と違いとは

「無期懲役」は、裁判関連のニュースで目にすることが多いフレーズです。一方、これとよく似た言葉に「終身刑」がありますが、両者は一体どのように異なるのでしょうか。実際のところ、違いがよくわからないという人も多いでしょう。

そこで今回は、「無期懲役」と「終身刑」の意味や違いについて、詳しく解説していきたいと思います。

「無期懲役」とは

無期懲役

「無期懲役(むきちょうえき)」とは、日本の刑法における刑罰の1つで、「受刑者を監獄内に終身拘禁する懲役」を意味します。簡単に言えば、「期限を決めずに刑務所へ閉じ込めておく刑罰」のことです。日本の刑罰としては、死刑に次ぐ重さになります。「無期刑」と呼ばれる刑の一種ですが、「無期刑」には「無期懲役」のほかにも、「無期禁錮(むききんこ)」があります。「懲役」と「禁錮」は、どちらも受刑者の自由を奪う「自由刑」にあたりますが、「禁錮」が刑務作業を強制されないのに対し、「懲役」では刑務作業が義務として課されるようになっています。

「終身刑」との違いは、実質的にありません。どちらも同じ内容の刑罰であり、呼び方に違いがあるだけとなっています。ただ、「終身刑」という呼び名の刑罰は、日本の刑法には存在しません。

「終身刑」とは

終身刑

「終身刑(しゅうしんけい)」とは、「無期限で、人が生涯服する自由刑」を意味する言葉です。簡単に言うと、「死ぬまで刑務所に収監される刑罰」になります。

「終身刑」と「無期懲役」は、どちらも「無期限で収監される刑罰」という点で同じものです。両者を「仮釈放の有無(「無期懲役」では仮釈放が認められ、「終身刑」では認められない)」で使い分ける説明もありますが、これは正確には、間違いにあたります。確かに日本の刑法では、「無期懲役」でも仮釈放が認められていますが、同じく仮釈放が認められる「終身刑」も存在します。つまり実際には、「仮釈放のある終身刑(無期懲役)」と「仮釈放のない終身刑(無期懲役)」の2種類があり、日本では「仮釈放のある無期懲役」が採用されているというのが、正確な表現になります。