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「最寄り品」の意味とは?使い方や例文

「最寄り品」の意味とは?使い方や例文

「最寄り品」の意味とは?使い方や例文

「最寄り品」という言葉は、一般にはそれほどなじみがないかもしれませんが、マーケティングの分野では頻繁に登場するものです。社会人としてはしっかり押さえておきたい用語ですが、一体どういうことを指しているのでしょうか。

今回は、「最寄り品」の意味や使い方などについて、詳しく解説していきたいと思います。

「最寄り品」の意味

「最寄り」の意味は分かっても、「最寄り品」と言われると、あまりピンとこない人も多いでしょう。この項目では、「最寄り品」の意味や特徴、細かい分類などについて紹介します。

「最寄り品」とは

「最寄り品(もよりひん)」とは、「消費者が近所の店で日常的に購入するような商品」という意味の言葉です。「最寄りの店で買う商品」という意味で、「最寄り品」の名が付いています。「最寄品」とも書かれます。

生産された財を販売対象によって分類した際、家庭での消費を目的として購入されるものを、「消費財」と呼びます。この「消費財」は、消費者の購買態度などによってさらに分類することができますが、「最寄り品」はこのうちの一種にあたります。

「最寄り品」の特徴は、単価が低く、何度も繰り返して購入される点にあります。購入に関しては、消費者が特に努力することもなく、日常の生活圏内で簡単に入手できるものがほとんどです。また、購入のために計画を立てたり悩んだりすることもなく、意思決定から購買までの時間が短いという特徴もあります。

「最寄り品」の分類

「最寄り品」は、さらにいくつかの種類に分けられます。1つは「恒常商品」と呼ばれるもので、これは消費者が定期的に購入する商品を指します。具体的には、パンやコメなどの食品や、トイレットペーパーやティッシュ、石鹸といった消耗品が挙げられます。もう1つは「衝動購買商品」と呼ばれるもので、こちらは文字通り、衝動的に買ってしまうような商品を指します。例えば、缶コーヒーやスナック菓子、コンビニのから揚げといったものが、この分類に当てはまります。また、本や雑誌なども衝動買いする場合があるため、こちらに分類することも可能です。

3つ目は、「緊急商品」と呼ばれるものです。こちらは急に必要になる商品で、外出中に突然雨が降り出した場合のビニール傘などが、これにあたります。

「最寄り品」の使い方・例文

「最寄り品」の意味については分かりましたが、実際の使い方はどのようになっているのでしょうか。ここでは、ビジネス用語としての「最寄り品」の用法について、例文を挙げて見ていきましょう。

例文:「砂糖や塩は、典型的な最寄り品にあたる」

例文:「最寄り品のマーケティングは、できるだけ多くの製品を、多くの小売店に置いてもらうことがポイントだ」

例文:「最寄り品ブランドの中には、ロングセラーとして消費者に親しまれているものも多い」

「最寄り品」以外の消費財の分類

上で述べたように、消費財には「最寄り品」のほかにも、いくつかの種類があります。ここではそれらの意味と、「最寄り品」との違いについて簡単に説明しておきましょう。

買回り品

「買回り品(かいまわりひん)」は、「購入について比較的時間をかけて検討する類の商品」を指します。品質や価格などの要素を、ある程度吟味してから買う商品のことです。「最寄り品」とは違って単価は高めで、それほど頻繁に購入はしません。流通量も、「最寄り品」に比べると少なくなっています。具体的には、衣料品や家具、家電製品などが挙げられます。

専門品

「専門品」は、「ブランドに特有の価値や魅力があり、消費者がこだわって購入しようとする商品」を意味します。かなり高価格であり、購入に際しては、消費者が特別な努力を払うことが多くなっています。例えば貴金属類や高級自動車、ハイブランドのファッションといったものが、これにあたります。「最寄り品」の対極にあたるような商品であり、当然購入頻度は低くなります。流通量も「買回り品」より少ないものの、消費者の購買意欲が強いため、遠方の店でも赴くことをいといません。

非探索品

「非探索品(ひたんさくひん)」とは、簡単に言うと、「消費者がわざわざ買わないような種類の商品」のことです。具体例を挙げると、百科事典や墓石、仏壇、生命保険などがこれにあたります。こうしたものは、多くの消費者は存在を認識していても、日常的には必要性を感じません。そのため、積極的に購入されることはなく、購買頻度はきわめて低くなります。また、消費者がまだ存在を知らない画期的な新商品についても、はじめのうちは「非探索品」に分類されます。

最後に

ここまで「最寄り品」の意味や使い方などについて、例文付きでいろいろ紹介してきました。

このように、「最寄り品」は消費財の一種であり、「日常的に頻繁に購入する商品」を指します。スーパーマーケットやコンビニで売られているような商品と考えると、わかりやすいでしょう。マーケティングでは基本とも言える用語なので、「買回り品」や「専門品」などの分類とともに、しっかり覚えておいてください。