一般常識
「見当」「検討」の意味と違い

スポンサーリンク
見当と検討の意味と違いとは
「けんとう」と読む熟語はいくつかありますが、その中に「見当」と「検討」という2つの言葉があります。これらはそれぞれ違った意味を持つものの、微妙に重なる部分もあって、区別が多少難しくなっています。では、この2つは具体的にどういった意味を持つのでしょうか。
今回は、「見当」「検討」の意味と違いについて解説したいと思います。
「見当」とは
「見当」の主な意味は、「大体の予想」というものです。はっきりしていないことがらに対して立てた、ある程度の見込みを指します。
「彼の行動については、おおよその見当はつく」「どれくらいの数になるか見当もつかない」のように使われます。
「見当」のもう1つの意味合いとしては、「大体の方向や方角」というものもあります。この場合は、「北はこの見当になる」のように使われます。
また、版画や印刷において、紙の位置を定めるための目じるしといった意味でも、「見当」という言葉が使われます。
さらに、数詞の後につける形(「2万円見当」など)で「その数量程度」といった意味合いで使われることもあります。
「見当」はもともと、浮世絵制作において、紙の位置がずれないよう版木につけた目じるしを指す言葉でした。そこから、「予想を立てる」の意味合いで「見当をつける」などというようになった経緯があります。
「検討」との違いや使い分けのポイントについては、以下で見てみましょう。
「検討」とは
「検討」の意味合いは、「よく調べて考えること」というものです。あることがらについて、さまざまな方面から調べ、それについていいか悪いかを吟味することを指します。
「その件についてはさんざん検討してみた」「全員で検討した結果、君の考えを採用することにした」のように使われます。
「検討」と「見当」は、「不確定なことがらについて考える」という点では同じですが、「よく調べるかどうか」という点に違いがあります。「検討」はしっかり調べた上で考えることを指しますが、「見当」はそれとは違い、細かい調査などはせずに大体の予想を立てることを指します。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
- 最新の情報をお届けします
- Tweet Follow @b_textbook
その他おすすめのコンテンツ一覧
-
一次元・二次元・三次元・四次元・五次元の違い
-
「つまずく」と「つまづく」の意味と違い
-
生む(生まれる)・産む(産まれる)の違い
-
「早急(そうきゅう)」と「早急(さっきゅう)」の意味の違いと読み方
-
「蘇る」と「甦る」の意味と違い
-
早生まれと遅生まれの意味と違い!メリットとデメリット15選
-
「ください」と「下さい」の正しい使い分け方と違い
-
「夫」「主人」「旦那」「亭主」の意味と違い
-
「尋ねる」「訪ねる」「訊ねる」の意味と違い
-
「動線」と「導線」の違い
-
ホールディングスとは(持株会社とは)?メリットとデメリット9選
-
高級寿司屋のマナーと正しい食べ方34選
-
「信用」と「信頼」の違い
-
「与党」と「野党」の意味と違い
-
「宜しく」と「よろしく」の正しい使い分け方と違い
-
「いただく」と「頂く」の正しい使い分け方と違い
-
「年度」「年次」「年時」の違い
-
「遵守(じゅんしゅ)」と「遵守(そんしゅ)」の違いと読み方
-
「変える」「替える」「代える」「換える」の意味と違い
-
元・基・下の使い方の違い
-
朗報・悲報・吉報・凶報・訃報・速報の違い
-
「毎週」「隔週」「各週」の意味と違い
-
アラサー・アラフォー・アラフィーは何歳から何歳まで?
-
「凡例(はんれい)」と「凡例(ぼんれい)」の違いと読み方