HOME>一般常識>「観点」と「視点」の意味と違い

一般常識

「観点」と「視点」の意味と違い

「観点」と「視点」の意味と違い

観点と視点の意味と違い

「ものの見方」などを表す言葉に、「観点」と「視点」の2つがあります。これらは意味合いがよく似ているために、比較的使い分けるのが難しい言葉です。では、使い分けの鍵となるような特徴などはないのでしょうか。今回は、「観点」と「視点」の詳しい意味や違いなどについて解説していきたいと思います。

観点とは

「観点」とは、「何かを見たり考えたりする立場」という意味の言葉です。何らかのものごとを考察したり判断する時の、一定の根拠となる立場を言います。「観点を絞って考えてみよう」「観点を変えてみる必要がある」「教育的な観点でものを言う」「環境保護の観点に立つべきだ」のように使われます。
「観点」の「観」は、「みわたす」「ながめる」を表し、「点」はこの場合、「注目すべき箇所」などを表しています。

「観点」と「視点」は、前述のように違いが分かりづらい言葉です。実際に、辞書の上ではほぼ同じような意味合いが説明されています。その上で、細かい使い方の違いを挙げるとすると、「観点」は抽象的な分野に対しての見方を指すことが多いという点があります。
例えば「教育的観点」や「国際的観点」「哲学的観点」といった具合です。一方、「視点」の特徴などについては、以下で見ていきましょう。

視点とは

「視点」の意味は、主に3つあります。1つは「視線の注がれるところ」というもので、実際に目の焦点が合わせられているポイントを指します。2つ目は「ものごとを見たり考えたりする立場」というもので、これは「観点」と近い意味合いになります。そして3つ目は、「製図法の一種である透視図法で、投射線が集まる画面の中の一点」という意味合いです。「視点」の「視」は、「目でみる」などを表しています。

「観点」との違いで言えば、「観点」には1つ目と3つ目の意味合いは含まれません。2つ目の意味合いはほとんど同じですが、使い方には微妙な違いがあります。「視点」が使われるのは、主に具体的に目に見えるものや、絵や写真などの作品に対してです。
例えば、「子どもの視点に立つ」「クリアな視点を持った絵画」のような使われ方になります。