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一般常識

「関心」と「感心」の意味と違い

「関心」と「感心」の意味と違い

関心・感心の意味と違いとは

「かんしん」と読む熟語はいくつかありますが、「関心」と「感心」の2語もその一種です。どちらも「心」の字が入っていることから、なんとなく意味合いも似ている印象ですが、実際には使われ方は異なります。

今回は、「関心」と「感心」の意味や違いについて、詳しく解説していきましょう。

関心とは

関心

「関心」とは、「注意を向けること」という意味の言葉です。あるものごとに興味を持ったり心を引かれたりし、それについて気に掛けることを言います。「以前とは違い、今は野球に関心を持つようになった」「なかなか勉強に関心が向かない」「政治問題への関心が高まっている」のように使われます。

「関心」の「関」という字は、「両開きの戸」と「あう」を表す象形から成っています。そこから「門を合わせ閉じる」「関所」などを意味するようになりましたが、「かかわる」や「与る」といった意味も持ちます。

「関心」はこのように、「何かを気に掛けたり興味を持つこと」を表す言葉で、「何かをほめたくなる」といった意味はありません。この点は、後述する「感心」との違いとなっています。

感心とは

感心

「感心」とは、「心を動かされること」という意味の言葉です。すぐれた行いや立派なこころざし、卓越した技量などに接して深く感じ入ることを言います。「その勇気には感心する」「彼の手先の器用さには感心するばかりだ」のように使われます。また、この意味から派生して、逆接的に「驚きあきれる」という意味も持ちます。この場合は、「君の図太さには感心するよ」「その鈍感さには感心するしかない」のように使われます。

「感心」はまた、「感心な少年」「感心な心掛け」のように、形容動詞としての使い方もされます。この場合は、「行動などが立派でほめるべきさまである」といった意味合いになります。

「感心」はこのように、「心を動かされて賞讃したくなる」という意味合いで使われる言葉です。「関心」のように「興味を引かれる」という意味合いはないので、使い分ける際はこの違いに注意が必要です。

「関心」と「感心」の意味と違い

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