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「ジャストインタイム(JIT)」の意味とは?使い方や例文

「ジャストインタイム(JIT)」の意味とは?使い方や例文

「ジャストインタイム(JIT)」の意味とは?使い方や例文

「ジャストインタイム(JIT)」と呼ばれる仕組みは、生産現場を始めさまざまな分野で活用されています。ただ、その詳しい内容については、あまりよく分かっていないという人も多いでしょう。

そこで今回は、「ジャストインタイム(JIT)」の意味や使い方などについて、例文と共にわかりやすく解説していきたいと思います。

「ジャストインタイム(JIT)」の意味

「ジャストインタイム(JIT)」は、日本のある自動車メーカーが導入したことで有名になったシステムです。ここでは、「ジャストインタイム」方式の意味について、詳しく紹介しましょう。

「ジャストインタイム(JIT)」とは

「ジャストインタイム」とは、生産現場の各工程で、「必要なものを、必要な時に、必要な分量だけ」供給するという技術体系のことです。部品など物の流れの無駄をなくし、徹底した生産の効率化を図るための仕組みとなっています。英語の「just in time」は、「ちょうど間に合う」「ギリギリ間に合う」の意味になります。
トヨタ自動車が導入して知られるようになった生産技術で、現在は日本だけでなく世界的に広まっています。アメリカの自動車業界では、「JIT(ジット)」と呼ばれています。

「かんばん方式」とは

「ジャストインタイム」システムを成立させる下地となっているのが、「かんばん方式」と呼ばれる情報の流れです。

「ジャストインタイム」システムは、後工程が必要となる部品を、前工程に発注する形で行います。前工程は、後工程に指示された量だけを作ることになりますが、この時に発注書として使われるのが、「かんばん」と呼ばれる帳票です。前工程が「かんばん」の指示通りに加工品を仕上げ、それを後工程に引き渡す際、今度は納品書として「かんばん」も同時に送ります。後工程は、引き取った加工品を使用した後、再び発注書として「かんばん」を前工程に戻すという流れになります。

つまり、「かんばん」の行き来によって工程間の適正な部品量が保たれ、過剰在庫の発生を防げるというわけです。

「ジャストインタイム(JIT)」の使い方・例文

上では「ジャストインタイム(JIT)の意味について見ましたが、実際にはどのように使われるのでしょうか。つづいては、ビジネス用語としての「ジャストインタイム」の用法を、例文によって見ていきましょう。

例文:「ジャストインタイムは、自働化と共にトヨタ生産方式の柱をなしている」

例文:「在庫量を最小化できることが、ジャストインタイムシステムの大きなメリットだ」

例文:「ジャストインタイムはトヨタを起点に広まったが、元をたどればアメリカに起源がある」

例文:「ジャストインタイムの概念は、今やコンビニなどの流通業界でも常識だ」

例文:「JITのシステムは、3つの原則によって成り立っている」

「ジャストインタイム(JIT)」の3原則

上の「使い方」の項目の例文でも述べましたが、「ジャストインタイム(JIT)」のシステムは、3つの原則から成り立っています。ここでは、それらの原則について紹介しましょう。

後工程引き取り方式

これは前述のように、「後工程が必要な時に必要な分の品物を前工程から引き取り、前工程は後工程から指示された量だけを生産する」仕組みのことです。これによって、余分な在庫の発生を防ぐことができます。

工程の流れ化

「工程の流れ化」とは、1つの製品が前後の工程間で停滞したり後戻りすることのないよう、常にスムーズな流れを保っておく活動を言います。これによって、生産される製品の種類と量が一定になり、前後工程の在庫が抑えられるので、顧客の急な要求への対応も容易になります。

タクトタイムの調整

「タクト」は「拍子」の意味ですが、この場合の「タクトタイム」とは、「製品を1つ作るのに要する作業時間」を指します。タクトタイムは単に早ければよいというわけではなく、受注状況に応じて最適な分量に調整することが、ジャストインタイムでは重要になります。