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「医師」と「医者」の意味と違い

「医師」と「医者」の意味と違い

「医師」と「医者」の意味と違いとは

医療に携わる人はさまざまな呼ばれ方をしますが、その1つに「医師」というものがあります。一方、これとよく似た言葉に「医者」がありますが、この2つはどのような点が違うのでしょうか。改めて考えると、よくわからない部分が多くなっています。

そこで今回は、「医師」と「医者」の意味や違いなどについて解説したいと思います。

「医師」とは

医師

「医師」とは、「医術を仕事にする人」という意味の言葉です。医師法の適用を受け、病気の診察や治療にあたる人を指します。読み方は、「いし」です。
「医師を目指す」「歯科医師として働く」「医師国家試験に合格した」のように使われます。

「医師」の「医」という字は、「おまじないの声を示す擬声語」「酒器」の象形から成っており、「薬草や酒などを使い病気を治す人」を表します。「師」の字は、「神に供える肉」「刃物」の象形から成り、「軍隊」を意味しますが、後に「技芸の優れた人」の意味も派生しました。

「医者」の語と明確な違いはなく、はっきりと使い分けられているわけでもありません。どちらも指す内容は同じですが、「医師」は前述のように医師法に基づく有資格者を表し、公式な呼び方であるという特徴があります。

「医者」とは

医者

「医者」とは、「病人の診察や治療を職業とする人」という意味の言葉です。読み方は「いしゃ」で、「町医者を生業にしている」「お医者さんを探す」「眼医者に診てもらう」のように使われます。

「医者」の「医」の字は、前述のように「病気を治す人」を表します。一方「者」の字は、「台上にしばを積んで火をたく」象形を表し、本来は「にる」の意味を持ちますが、同じ読みの部分に当て字として使われたことから、「~するもの」の意味が派生しました。

「医師」との違いは、上記のようにはっきりとしたものはありません。ただ、公的な呼び方である「医師」とは違い、「医者」の方が一般的で、使われ方が幅広いという特徴があります。主に医療を受ける側が使う言葉で、場合によっては「医師」だけでなく、理学療法士なども「医者」と呼ぶことがあります。

ちなみに、手塚治虫氏が描かれた漫画である天才外科医ブラックジャックは「医者」ではあるのものの医師免許を持っていていないことから厳密には「医師」ではないと言うことになります。