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一般常識

「復讐」「報復」「仕返し」の意味と違い

「復讐」「報復」「仕返し」の意味と違い

復讐・報復・仕返しの意味と違いとは

お互いの意味合いが似ているために、使い分けに迷うという言葉は多くあります。「復讐」「報復」「仕返し」という3つの言葉も、そうしたものの一種でしょう。これらの意味はほとんど同じように見えますが、使い方にも違いはないのでしょうか。あるとすると、具体的にどういった場面で使うべきなのでしょうか。

今回は、そうした点について解説していきたいと思います。

「復讐」とは

復讐

「復讐」とは、「かたきうちをする」という意味の言葉です。自分あるいは自分が属する集団に対し加えられた危害に対し、それを与えたものへ、同等かそれ以上の危害を加えかえすことを言います。「両親の仇に復讐する」「戦争での体験によって復讐心が芽生えた」「復讐の連鎖が止まらない」のように使われます。

「復讐」の「復」という字は、「ひっくり返った酒壺をもとにもどす」「道を行く」などを表す象形から成っており、「元の道をもどる」などの意味を持ちます。一方「讐」の字は、「こたえる」「むくいる」などの意味を持っています。

「報復」や「仕返し」との違いは、表現の程度にあります。「復讐」という言葉が使われるのは、暴力などの深刻な危害に対し強烈な反抗を行う場合が多く、3つのうちではもっとも激しい表現となっています。

「報復」とは

報復

「報復」もまた、「しかえしをすること」という意味の言葉です。この点では、「復讐」と違いはありません。「受けた侮辱に対し、報復しないと気が済まない」「報復は報復を生むだけだ」「報復行為は禁止されている」のように使われます。

「報復」の「復」の意味は、前述した通りです。一方「報」の字は、「手かせ」「したがう」の象形から成り、「さばく」の意味がありますが、そこから転じて「むくいる「仕返しする」の意味も持つようになりました。

「復讐」とはほとんど同じ意味合いを持ちますが、ニュアンスには微妙な違いがあります。「復讐」が、恨みなどの感情面に重点を置く激しい言葉なのに対し、「報復」は主に行為面に重点を置いており、より落ち着いた印象を持つ言葉となっています。

「仕返し」とは

仕返し

「仕返し」とは、「やり返すこと」という意味の言葉です。ひどい目に合わされた相手に対し、何らかの手段で対抗することを言います。「殴られた仕返しに、足をかけて転ばした」「この仕返しはきっとやる」のように使われます。

「仕返し」は、意味合いにおいては、「復讐」や「報復」と違いはありません。実際に、辞書の説明でも「報復すること」「復讐」などと書かれています。しかし、一般的な使われ方は、それらとやや異なります。「仕返し」の表現は、3つのうちではもっとも軽いもので、主に仲間内でのケンカや軽いいさかいに対し使われるようになっています。ですので、殺人など深刻な被害に対し使われることは、あまりありません。この点は、他と使い分ける際のポイントとなります。