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「デットファイナンス」の意味とは?使い方や例文

「デットファイナンス」の意味とは?使い方や例文

「デットファイナンス」の意味とは?使い方や例文

企業の資金調達に関連してよく聞かれるのが、「デットファイナンス」という言葉です。ただ、言葉自体は知っていても、中身についてはよく知らないという人も多いでしょう。

今回は、中小企業やスタートアップにとってとりわけ重要な「デットファイナンス」という言葉について、その意味や使い方を詳しく解説していきたいと思います。

「デットファイナンス」の意味

「デットファイナンス」とは、企業の資金調達の方法の1つで、有利子負債によるものを言います。簡単に言えば、外部から資金を借りてくることです。英語にすると、「Debt finance」となりますが、「Debt」は「負債」や「借金」などを意味しています。文字通り、借金による資金調達であるため、財務諸表の貸借対照表(バランスシート)では、右側の「負債」の部に記載されることになります。「借入金融」「間接金融」と呼ばれることもあります。

「デットファイナンス」の使い方・例文

「デットファイナンス」の意味について学んだところで、続いては実際の用法について見ていきましょう。ビジネス用語としての「デットファイナンス」は、以下の例文のような使い方をされます。

例文:「デットファイナンスというとマイナスイメージが強いかも知れないが、実際にはメリットも多い」

例文:「起業前にデットファイナンスで資金調達するなら、しっかりした事業計画を立てておかないと」

例文:「経営の自由度で考えるなら、エクイティファイナンスよりデットファイナンスの方がいい」

例文:「調達先の選択肢が多いというのも、デットファイナンスの特徴の1つだ」

例文:「親族からの借入も、デットファイナンスにあたる」

「デットファイナンス」の種類

ここまで「デットファイナンス」の意味や使い方について見てきましたが、具体的にどんなものが「デットファイナンス」にあたるのかも気になります。ここでは、「デットファイナンス」の個別の種類について紹介しましょう。

銀行融資

銀行融資はさらに、「プロパー融資」と「ビジネスローン」に分けられます。前者は一般の銀行からの資金調達で、この場合の借入先の候補としては、都市銀行や地方銀行、ネット銀行などが挙げられます。プロパー融資は中小企業などにとって審査が厳しめという特徴がありますが、それに対しビジネスローンでは、場合によっては無担保で借りられるものもあります。

日本政策金融公庫

こちらは政府の100%出資による金融機関で、中小企業などスモールビジネス支援のための融資を行っています。主に「国民生活事業」「中小企業事業」「農林水産事業」の3つの融資事業があり、このうち「国民生活事業」は、個人事業主や中小企業、スタートアップなど幅広い事業者の利用が可能となっています。

制度融資

制度融資は、自治体が民間金融機関などと連携して提供しているものです。銀行のプロパー融資に比べ、「長期かつ低利で融資が受けられる」「審査のハードルが低め」という特徴があります。ただ、融資が実行されるまで時間がかかりぎみという部分もあります。

「デットファイナンス」と「エクイティファイナンス」の違い

「使い方」の例文でも触れましたが、融資の方法には、「エクイティファイナンス」というものもあります。こちらは「デットファイナンス」とどう違うのでしょうか。

「エクイティ(Equity)」とは、「株式」の意味です。つまり「エクイティファイナンス」とは、「株式発行により投資家から資金を調達する方法」ということになります。資本の増加を伴うため、貸借対照表では左側の「資本」欄に属します。投資家にはキャピタルゲインなどを通じて還元され、返済の期限も原則としてありません。その代わり、出資者は経営についての発言権を得ることになります。

これに対し「デットファイナンス」は、前述のように負債による資金調達である点が異なります。当然元本や金利の支払い義務を負いますし、返済期限も設定されます。ただ、資本とは関係がないので、経営権についての影響はありません。