雑学
燃費の良い運転の仕方13選
スポンサーリンク
燃費の良い運転の仕方
皆さんは普段、車を運転する際に何を心がけていますか。安全運転はもちろんですが、最近では環境に配慮したエコドライブにも配慮しているのではないでしょうか。実は、この安全運転、エコドライブを徹底することで安く抑えることができるのが燃費なのです。燃費は車種や排気量、使用年数などによっても異なりますが、運転者の操作方法、心がけ次第でも大きく変わってきます。
今回は燃費を良くする運転の仕方とは何か、詳しくご紹介していきます。
アクセルの急な踏み込みは厳禁
そもそも燃費とは、走行距離をガソリンの消費量で割ったものです。
よく「この車はリッター何㎞?」という会話を耳にしたこともあると思いますが、これはガソリン1リットルで何キロ走るかという意味です。
車の運転に際して燃費の良い、悪いに大きく影響するのがアクセルの操作です。
アクセルを一気に踏み込めば、それだけガソリンを消費してしまいます。急いでいるからと言って、急発進など無理にアクセルを踏み込むことは厳禁です。スムーズなアクセル操作を心がけましょう。
のろのろ運転も燃費にマイナス
逆に、車の運転でアクセルをゆっくり踏み込み過ぎるのも、燃費の面から良いとは言えません。
あまりにのろのろと車を運転していると、走行時間が増える分、信号、渋滞、一時停止などブレーキを踏む機会が増え、燃費も悪くなります。大事なのはスムーズに加速し、適度に回転数を上げて、一定速度を保つことです。
またスピードの速い、遅いにかかわらず、アクセルとブレーキの踏みすぎることは、燃費だけでなく、安全、エコの面からも良くありません。
スピードは速すぎず遅すぎず
それでは実際に車を運転する場合、どのくらいのスピードで走ることが燃費に良いと言えるのでしょうか。
通常、一般道路ではエンジンの回転数を一定に保ちながら、50~60㎞で走行することが燃費に良いと言われています。一方、高速道路では、速度に比例して空気抵抗が増すため、スピードの出しすぎは危険であるだけでなく、燃費面からも避けなければなりません。
一般的には、80~90㎞で走行することが、燃費面で最も適していると言えるでしょう。
高速道路は速度と空気圧に注意
高速道路で車を運転するとき、何を心がければ燃費が良くなるのでしょうか。
法定速度(100㎞)を超えた走行はスピード違反になるうえ、前項でも触れたように、空気抵抗に比例してガソリンの消費量も増えるため、燃費面からも避けなくてはなりません。またETCを使えば料金所で一時停止する必要がないため、その分、燃費は良くなります。さらに高速道路に入る前に空気圧を調整したり、荷物の積みすぎを避けることで燃費は向上するため、チェックは欠かせません。
渋滞情報には敏感に
車を運転するうえで、渋滞を敏感に察知することは、燃費を良くするためにも重要です。
渋滞にはまるたびに止まる(ブレーキ)、進む(アクセル)の動作を繰り返せば、消費燃料が増えて燃費が落ちるのも当然です。カーナビを駆使することはもちろんですが、普段から混雑の多い道を利用する場合は、正確な裏道を覚えておくことも必要です。また渋滞でもエンジンブレーキを多用するなど、可能な限りブレーキとアクセルを踏む回数を減らすことで、燃費を良くすることができます。
カーナビでの抜け道は注意が必要
カーナビは基本的に時間の最短ルートが示されますが、渋滞、事故など道路状況によっては最短でなくなってしまうケースも少なくありません。そこで、抜け道を検索して、より早く、燃費も抑えて目的地まで行こうとする方も多いのではないでしょうか。
しかし、抜け道は当初のルートより走行距離が長いことが多く、また状況によっては運転時間が伸びてしまうこともあるため、かえって燃費が悪くなるケースもあります。
車の運転で抜け道を探す場合は、道路状況をよく見て判断することが大事です。
エンジンをかけすぐ発進
現在に比べて性能の落ちる昔の車は、エンジンの燃焼室の温度を上げてから発進する暖機運転が当たり前でした。しかし、現在の高性能の車は、エンジンをかければすぐに燃料を供給してくれるため、暖機運転の必要はなく、すぐに発進することができます。逆に暖機運転をすると、その分燃料を消費してしまうため、燃費も悪くなります。冬の寒い日や、何日もエンジンをかけていなかった場合は別ですが、エンジンをかけてすぐにスタートするのが燃費に良いと言えます。
アイドリングストップ
アイドリング(いつでも動き出せる状態で待機していること)は多くの自治体の条例で禁止されています。アイドリングの時間が長ければ長いほど、多くのガソリンが消費され、二酸化炭素が放出されます。車を運転する際や、ちょっとした買い物や荷物の積み下ろしでも、面倒くさがらず、一度エンジンを切って待つことが大切です。
皆さんの財布にかかわる燃費だけでなく、大気汚染や地球温暖化などエコの面からも、アイドリングは避けなければなりません。
ガソリンの補給はこまめに
皆さんは給油の際、満タンで入れることが多いのではないでしょうか。実はガソリンタンクの量の差が燃費に大きく影響しているのです。
タンクが満タンと小量では重量が違うため、消費燃料も異なります。タンクを満タンにせず、こまめに給油する習慣をつければ燃費も向上します。また給油は気温の高い昼間や夜の帰宅時にするより、気温の低い朝方の出発時などにした方が燃費が良いと言われています。これは温度が下がれば体積も小さくなるためです。車を運転する際、ちょっと工夫が燃費の良い、悪いに影響を与えることを覚えておきましょう。
不要な荷物は乗せない
車体の重量が燃費の良い、悪いに影響を及ぼすように、荷物の重量も燃費に影響します。
車に重い荷物を積んで車を運転すれば、その分、エンジンの出力も上げなければならないのは当然です。一般的に、10㎏の荷物は50㎞キロ走って15ccの燃料を消費すると言われています。約10㎏のゴルフバッグを常時トランクに入れておけば、長い目でみて結構な燃費の差になってしまうのです。ゴルフバッグに限らず、普段必要のないものは車に乗せないように注意しましょう。
空気圧のチェックは必須
車の運転で燃費を良くするためには、タイヤの空気圧のチェックも欠かせません。空気圧が低いと、転がり抵抗(タイヤが受ける抵抗)が増すため、消費燃料のロスで燃費も悪くなります。自転車でタイヤの空気が抜けていると、ペダルが重くなるのはそのためです。
タイヤの空気は自然と抜けてしまうため、日ごろからガソリンスタンドやカー用品店、ディーラーなどで空気圧をチェックする習慣を付けることが重要です。
ちなみに空気圧は基準値より少し高めがいいと言われています。
エンジンオイルは車の血液
車を運転するうえで、エンジオイルは燃費と切っても切り離せない関係です。エンジンオイルは、人間で言えば血液にあたるほど大切なもので、エンジンに適したオイルを使うことは重要です。エンジンオイルがどろどろ汚れていると、燃焼効率が落ちる分、燃費も悪くなります。
車種や走行距離、使用しているオイルの種類や状態にもよりますが、半年に1回はディーラーやガソリンスタンドなどでエンジンオイルをチェックすることを忘れないでください。
エアコンの使いすぎに注意
車のエアコンはエンジンで稼働するため、使いすぎは燃費に影響を及ぼします。
一般的にエアコンを使うと1~2割も燃費が悪くなると言われます。運転中、無駄にエアコンを使わないことが一番ですが、もし使用する場合は、適切な温度設定を守ることが重要になります。暖房なら設定温度を上げすぎず、逆に冷房なら設定温度を下げすぎず、適度な温度設定でエアコンを使うことを心がけましょう。
また、エアコンをずっと稼働させるのではなく、こまめにオンとオフを切り替えるなど、できるだけ燃費を抑える努力も必要です。
この記事が気に入ったら いいね!しよう