ビジネスモデル
全11種類!BtoB、BtoC、CtoC、DtoC、OtoO、MtoM、BtoBtoCなどの違い
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BtoB、BtoC、CtoC、BtoE、BtoG、GtoC、DtoC、OtoO、MtoM、BtoBtoB、BtoBtoCの違い
BtoBやBtoCと言った言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、その違いを正確は分からないと言った方もいると思います。
また、BtoBやCtoCと言った言葉の違いについては分かっていてもBtoEやBtoG、GtoCと言った言葉を聞いたことがない方もいると思います。
さらに、新たにDtoCやOtoO、MtoM、BtoBtoCと言った言葉も登場し、ビジネスシーンだでは頻繁に使用されています。
ここではそういった全11種類の違いについて紹介していきます。
BtoBとは(B2Bとは)
読み方:ビートゥービー(ビーツービー)
英語:Business to business
日本語:企業間取引
BtoBとは企業対企業による取引を指す言葉になります。
企業が社内に設置するコピー機を販売会社から購入したり、店内に掲載するポスターを印刷会社に依頼したり、社員やアルバイトを採用するために広告代理店に求人掲載を依頼したりするのがBtoBとなります
BtoCとは(B2Cとは)
読み方:ビートゥーシー(ビーツーシー)
英語:Business to Consumer
日本語:企業対消費者間取引
BtoCとは企業と一般消費者による取引を指す言葉です。
コンビニなどでお弁当を買ったり、ディーラーから自動車を買ったりと企業が一般消費者に向けて商品やサービスを販売するのがBtoCとなります。
他にも旅行代理店が旅行を一般消費者に販売するのもBtoCとなります。
企業からの提供と言った部分は上記のBtoBと共通しますが、ターゲット(購入者)が企業であるか個人であるかと言った違いがあります。
つまりパソコンを販売するメーカーの場合、法人相手に販売する場合はBtoBとなり、個人に向けて販売する場合はBtoCとなります。
CtoCとは(C2Cとは)
読み方:シートゥーシー(シーツーシー)
英語:Consumer to consumer
日本語:消費者間取引
CtoCとは一般消費者である個人と個人による取引を指す言葉です。
ヤフオクと言ったオークションサイトやメルカリと言ったフリマアプリは個人が出品し個人が購入するためCtoCビジネスと言うことになります。
また、民泊ビジネスであるAirbnbや個人による配車サービスであるUberなどCtoCによるシェアリングサービスなどでも様々なCtoCサービスが登場しています。
上記のBtoBやBtoCが企業が商品やサービスを提供するビジネスであるのに対して、CtoCは個人が商品やサービスを提供するやり取りであると言った大きな違いあります。
BtoEとは(B2Eとは)
読み方:ビートゥーイー(ビーツーイー)
英語:Business to Employee
日本語:企業対従業員間取引
BtoEとは企業が従業(Employee)に対して商品やサービスを提供することです。
一般的には企業の福利厚生として行われることが多く、社員が自社のブランドを割引価格で購入できるBtoEや自社の株を社員が購入できるストックオプションもBtoEの一種となります。
また、社内に設置されている自動販売機もBtoEの一種で、従業員は通常よりも安い価格※で商品を購入でき、企業はその販売数に応じて利益を得ることができます。
※必ずしも安いとは限りません
上記で紹介した種類の取引とは違い、企業によってはBtoEでの取引が行われていないこともあるため認知度は上記のものなどと比べて低い傾向にあります。
BtoGとは(B2Gとは)
読み方:ビートゥージー(ビーツージー)
英語:Business to Government
日本語:企業対行政間取引
BtoGは企業と行政機関とのやり取りを指す言葉になります。
行政機関が民間の企業に道路工事等を発注するのもBtoGとなりますし、行政機関が使用する文房具を一般企業から購入するのもBtoGビジネスとなります。
また、財務省や環境省など官公庁だけが対象となるわけではなく、地方自体が企業とやり取りをする場合もBtoGとなります。
BtoBなども一定のハードルはありますが、官公庁を相手にBtoGビジネスを行う場合には会社の審査もあるため他のビジネスと違い高いハードルがあると言った特徴があります。
GtoCとは(G2Cとは)
読み方:ジートゥーシー(ジーツーシー)
英語:Government to Consumer
日本語:行政対消費者間取引
GtoCとは行政機関と個人との取引を指す言葉になります。
行政機関が管理するパスポートや運転免許証といったものを個人が取得・更新することや住民票や印鑑証明と言った行政機関が管理する証明書を個人が発行してもらうのもGtoCとなります。
これまでの種類との最大の違いは利益を目的としていない場合あると言った点になります。
DtoCとは(D2Cとは)
読み方:ディートゥービー(ディーツービー)
英語:Direct to Consumer
DtoCとは商品を製造するメーカーと消費者が直接やり取りするビジネスのことです。
一昔前までは商品を流通させるには卸売業者(問屋)や小売店を経由するのが一般的でしたが、ECサイトなどの登場によりメーカーは卸売業者(問屋)や小売店などを介さずに直接消費者へ商品を販売することが可能になりました。
DtoCによってメーカーは利益率を大幅に確保できるだけでなく、宣伝費用を抑えることができたり、消費者の評価や動向と言ったデータなどを直接手にし次回の商品開発などに活かせると言ったメリットを持ちます。
現在、DtoCはアパレルブランドなどが自社でECサイトを運営して消費者に商品を販売すると言ったように一部の業界に限られていますが、今後日本はもちろん世界中の様々な業界で利用される可能性が高いビジネスモデルと言われています。
OtoOとは(O2Oとは)
読み方:オートゥーオー(オーツーオー)
英語:Online to Offline
OtoOとはネットを使い実店舗に集客を行うビジネスモデルのことです。
利用者にネット通じてクーポンを発行し実店舗への集客を行うことやスマホアプリなどを通じて、その時の位置情報から近くの店舗を探せるようにし集客を行うこともOtoOとなります。
OtoOはBtoBやBtoCなどの意味とは大きく違い、あくまでも集客や購買の促進と言ったビジネスモデルのことを指します。
MtoMとは(M2Mとは)
読み方:エムトゥーエム(エムツーエム)
英語:Machine to machine
MtoMとは機械と機械のやり取りを意味する言葉です。
最も身近な所ではカーナビの渋滞情報システムであるVICSなどがあります。VICSは道路上に設置したセンサーから送られてくる交通量などをVICSが解析しカーナビ上でデータを表示します。人が一切介入せず機械と機械でやり取りが行われ、渋滞時間を予測したり、回避ルートなどを表示してくれます。
他にも、コンビニや居酒屋などの小売店で使われているPOSシステムやビル内の空調管理システムなど様々な場所でMtoMが使われています。
MtoMと似た言葉にIoTがありますが、IoTは「モノとモノをインターネットでつなぐこと」を意味する言葉である一方、MtoMは「機械と機械のやり取り」を意味すると言った違いがあります。
BtoBtoCとは(B2B2Cとは)
読み方:ビートゥービートゥーシー(ビーツービーツーシー)
英語:Business to Business to Consumer
BtoBtoCとは企業と消費者のやり取りを支援したり促進したりと言ったビジネスの表す言葉です。
例えば、株式会社ZOZOが運営するファッション通販サイトであるZOZOTOWNは「商品を販売したいアパレルメーカーやショップ」と「商品を購入したい消費者」の間に入り取引の支援を行っているBtoBtoCビジネスとなります。
Amazonや楽天なども同様でBtoBtoCビジネスとなります。
また、BtoBtoCはECサイトだけではなく、スーパーマーケットやコンビニなどの小売店による実店舗での販売はもちろん、商社などのビジネスモデルもBtoBtoCとなります。
ただし、一般的にはBtoBやBtoCと言ったように関係に切り分けて考えられないビジネスの場合にBtoBtoCと表現されることが多いと言った違いがあります。
BtoBtoBとは(B2B2Bとは)
読み方:ビートゥービートゥービー(ビーツービーツービー)
英語:Business to Business to Business
BtoBtoBとは企業と企業のやり取りを支援したり促進したりと言ったビジネスの表す言葉です。
上記のBtoBtoCが「企業と企業と消費者」であるのに対してして、BtoBtoBは「企業と企業と企業」の取引を支援すると言った違いがあります。
販売先が法人であり、他社の求人広告などを代理販売する広告代理店などはBtoBtoBビジネスに該当します。
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