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「ブレイクスルー」の意味とは?使い方や例文

「ブレイクスルー」の意味とは?使い方や例文

「ブレイクスルー」の意味とは?使い方や例文

職場で耳慣れないカタカナ言葉に直面し、戸惑ったという経験は誰にでもあるでしょう。「ブレイクスルー」という言葉も、会社などで使われる頻度が高い割には、いまいち意味が分かりづらいものの1つです。一体この言葉は、具体的にどういったことを表しているのでしょうか。

今回は、ビジネス用語としての「ブレイクスルー」の意味や使い方などについて、詳しく解説していきましょう。

「ブレイクスルー」の意味

「ブレイクスルー」とは

ビジネスシーンで使われる「ブレイクスルー」とは、「問題や障害を解決したり、突破したりすること」という意味の言葉です。ある困難な課題に対して、改善や改良などの表面的なアプローチを取るのではなく、本質的かつ革新的な解決策を見出すことを指します。また、「突破口」の意味も持ちます。既存の科学技術や組織の体制、一般常識など、さまざまなものに対して使われる言葉です。「ブレークスルー」と表記されることもあります。

「ブレイクスルー」の由来

カタカナ語の「ブレイクスルー」は、英語の「breakthrough」という名詞に由来しています。「breakthrough」の意味は、「突破(口)」「打開(策)」「(難問の)解明」といったものになります。例えば、「effective breakthrough」と言う場合には、「有効な打開策」の意味になります。

一方、「break through」という「自動詞+前置詞」の形では、「~を押し通る」「切り抜ける」「突破する」といった意味になります。この場合は、「We’ve broken through the enemy’s lines(我々は敵の戦列を突破した)」のように使われます。

「ブレイクスルー」の使い方・例文

「ブレイクスルー」の意味は上記の通りですが、実際にはどのように使われるのでしょうか。ここでは、ビジネス用語としての「ブレイクスルー」の使い方について、例文を挙げて見ていきましょう。

例文:「ブレイクスルーのきっかけは、思わぬところに転がっている」

例文:「ブレイクスルーを生むには、不断の努力が必要だ」

例文:「リスクを恐れていては、ブレイクスルーは起こせない」

「ブレイクスルー」の実例

ここまで「ブレイクスルー」の意味や使い方などについて見てきましたが、具体的にはどのようなことが「ブレイクスルー」にあたるのでしょうか。

「ブレイクスルー」の実例としてよく挙げられるのが、ベネトンが開発した「後染め」と呼ばれる手法です。アパレル業界においては、色柄の組み合わせの流行は、すぐに変わってしまうという事実があります。従来のサプライシステムでは、前の工程で色を染めた「原反」という生地を作り、それから衣服に仕上げていくという仕組みでしたが、これだと製品化に時間を要するため、機会損失が発生しやすいという課題がありました。

それに対しベネトンは、先に無地の「原反」を作ってから、その後需要に合わせてプリントする「後染め」方式を採用します。これにより、実需と生産を短いサイクルタイムで同期させられるようになった結果、ローカル企業だったベネトンは、やがて世界なアパレルメーカーへと成長していくこととなりました。

「ブレイクスルー」と「イノベーション」の違い

「ブレイクスルー」と似た言葉に、「イノベーション」というものがあります。混同して使われることも多い両者ですが、どのような点が異なるのでしょうか。ここでは、「イノベーション」の意味と「ブレイクスルー」との違いについて見ていきましょう。

「イノベーション」とは

「イノベーション」は、英語で「革新」「刷新」などを意味する「innovation」に由来する言葉ですが、ビジネスシーンで使われる場合には、「新機軸」や「新しい切り口」、「新しい捉え方」といった意味になります。日本では、単に「技術革新」の意味で使われることも多くなっていますが、実際はそれに限らず、「既存のシステムなどを全く新しい視点や技術により捉えなおすことで、新たな価値を生み出し、社会的に大きな変化をもたらすこと」全般を指します。

「ブレイクスルー」との違い

「イノベーション」は、「従来の状況を劇的に変える」という意味合いを含むため、「ブレイクスルー」と近い言葉であると言うことができます。ただ、主眼はあくまで「新しい価値を生み出して社会的な変化を生み出すこと」にあり、「障壁を破る」ことに重点が置かれているわけではありません。この点は、「ブレイクスルー」との違いと言えます。

一般的には、「ブレイクスルー」は「イノベーション」の一種であるとされています。

最後に

以上、「ブレイクスルー」の意味や使い方などについて、いろいろと紹介してきました。

このように、「ブレイクスルー」は「問題を解決・突破すること」や「突破口」を指します。ビジネスシーンでは、行き詰まった状況を打開する際などによく使われる言葉なので、例文で紹介したような用法をしっかり覚え、いつでも応用できるようにしておきましょう。