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コミュニケーション

海外では通じない和製英語100選

海外では通じない和製英語100選

海外では通じない紛らわしい和製英語100選

日本では、海外では通じない日本語になっている英語のような言葉がいくつもあります。その中には英単語をつなげて作った和製英語や、英語以外が語源であるもの、日本独自の短縮形など様々なものがあります。ここでは英語としては通じない言葉で、我々がよく使うものを厳選して100件紹介いたします。

1.英語以外が語源の外来語

英語以外が語源の外来語

フランス語やドイツ語、スペイン語、ポルトガル語などが起源になっている外来語がたくさんあります。カタカナの単語なので英語と勘違いしやすいのですが、英語としては通じませんので、正しい英語を知っておきましょう。

001.アベック(avec)

若い男女のペアことを指しますが、フランス語で「~と」という意味の接続詞になります。
正しい英語は”a couple”または”a young couple”になります。
野球で「アベックホーマー」という用語がありますが、これは完全な和製英語で、日本以外では通じませんので気を付けてください。

002.アルバイト(arbeit)

日本では非正規雇用の仕事を指しますが、”arbeit”はドイツ語の「仕事」という単語が外来語として定着したものです。
正しい英語は”part-time job”になります。
“part-time job”は日本語でパートとも訳されており、主に専業主婦が働く仕事を指しますが、実は日本語のアルバイトとパートは英語では同じ意味になります。

003.オードブル(hors d’oeuvre)

食事の前菜やおつまみのことを指す単語ですが、これはフランス語で、外来語として定着したものです。
正しい英語では”appetizer”と言います。
レストランに英語のメニューがあったら確認してみてください。Appetizerと記載されていますよ。

004.カステラ(castella)

和菓子のスポンジケーキのようなものを指す単語ですが、これはポルトガル語が語源の”castella”が外来語として定着したものです。
江戸時代に南蛮貿易をしていたポルトガルから長崎の出島を通じて日本に広まったものです。
正しい英語は”sponge cake”です。英米人にカステラといっても伝わりませんので注意してください。

005.カラン(kraan)

水道の蛇口を指す言葉として銭湯などで一般的に使われていますが、実は語源はオランダ語です。
江戸時代の鎖国の影響で、オランダやポルトガルからの外来語というのは結構多いので、カタカナだからと言って英語だと思い込まないでください。
正しい英語は”faucet”または”tap”になります。

006.コンビナート(konbinat)

ロシア語の”konbinat”が語源で、「工場集団」を指します。
英語では”complex”と言うのが一般的です。
なお、「工業団地」のことは、”industrial park(米)”,”industrial estate(英)”と言います。

007.ズボン(jupon)

ズボンはフランス語”jupon” の借用語で和製英語になります。
英語では”pants”,”slacks”,”jeans”などと言います。

008.トタン(tutanaga)

トタン屋根の「トタン」とはポルトガル語の”tutanaga”が語源になっています。「亜鉛メッキした鉄板」を指します。
正しい英語は”zinc-coated iron sheet”または”galvanized iron”と言います。

009.バンガロー(bungalow)

夏の間だけ空ける簡単な山小屋と言う意味で日本では使っていますが、これはヒンディー語で、インドのベンガル地方独得の、「軒が深く、正面周囲にベランダのある平屋建小住宅」を意味します。
正しい英語は”a cabin”が適切です。

010,ビロード(veludo)

布地の種類で「ビロード」と言う言葉を使いますが、実はこれはポルトガル語の”veludo”です。
英語では”velvet”(絹ビロード),”velveteen”(綿ビロード)になります。

011.ピンセット(pincette)

医療の現場などで使われる「ピンセット」ですが、”pincette”はフランス語です。
英語では”tweezers”と言います。
医学用語はドイツ語やオランダ語が多いので英語以外の外来語が非常に多いです。

012.ブリキ(blik)

ブリキ缶などに使われる「ブリキ」は、オランダ語の”blik”からきていると考えられます。
正しい英語は”a tin-plate”と言い「錫めっきした薄い鉄板」と言う意味になります。

013.ペンション(pension)

旅行者が宿泊する、山や避暑地の家、中小ホテルに使われる言葉ですが、これはフランス語の”pension”(ポンション)と言う単語からきているものと思われます。
正しい英語は”cottage”です。
なお英語で”pension”は定年後に受けとる年金の意味になりますので、「ペンション」では全く通じません。

014.メス(mes)

医療の現場で使われる小刀のことを日本では「メス」と言いますが、実はドイツ語の”Messer”またはオランダ語の”mes”が語源となっているもので、英語ではありません。
英語では”a surgical knife”または” an operating knife”と言います。

015.ランドセル(ransel)

日本では小学生が使う鞄のことを「ランドセル」と言いますが、これはオランダ語の”lansel”がなまったものです。
英語では”school knapsack”と言います。

016.レッテル(letter)

日本語では「レッテルを貼る」などと「レッテル」という言葉を使いますが、「レッテル」の語源はオランダ語の”letter”です。
英語では”label”と言います。

2.日本独自の短縮形

2.日本独自の短縮形

もともと語源は英語ですが、日本に入ってきて定着する間に短縮されてしまった言葉が結構あります。英米人に短縮形で伝えても全く伝わりませんので、注意してください。

017.アクセル(accel)

自動車の加速するためのペダルのことを指す言葉ですが、これは英語の”accelerator”を、日本独自に短縮したものです。
ですから正しくは”accelerator”になります。

018.アパート(apart)

集合住宅のことを指して使われる言葉ですが、これは英語の”apartment house”を短縮したものです。
“apartment”だけでは意味は通じません。
“apartment house”で初めて集合住宅という意味になります。

019.アポ、アポイント(appo, appoint)

面会する約束という意味で広く使われている言葉ですが、これも英語の短縮形で、日本独自のものです。
正しい英語は”appointment”です。
ビジネスの場面で広く使われますが英米人には全く通じませんので、正しい英語の”appointment”を使うようにしてください。

020.インテリ(intelli)

頭脳明晰な人を指す言葉ですが、これも英語の短縮形で、日本語独自のものです。
正しくは”the intelligentsia”です。
どうも日本人は英単語を省略するケースが多いようです。
正しい英単語を知らないと通じないので、普段から気を付けて正しい言葉を使いましょう。

021.インフレ(infle)

経済用語で、急激に物価が上がることを指す単語ですが、これも日本独自の短縮形です。
正しくは”inflation”です。
経済用語なので、結構ビジネスのシーンで使われると思いますが、海外の方には何のことか
さっぱりわかりません。正しい単語を使うように癖をつけておきましょう。

022.エアコン(air-con)

空調機のことを指す言葉ですが、これも日本独自の短縮形です。
正しい英語は”an air-conditioner”です。
欧米人に「エアコン」と言っても通じませんので気を付けてください。

023.エンゲージリング(engage ring)

婚約指輪のことを日本では「エンゲージリング」と言いますが、これも英語の短縮形です。
正しい英語は”engagement ring”です。

024.クローク(cloak)

ホテルのフロントなどで荷物を預ける場所を指す言葉で、日本では広く使われていますが、正しくは”a cloakroom”と言います。
英語の”cloak”は「ゆったりして、そでのないマント」という意味になります。

025.スーパー(super)

食料品などを売っている大型の商店を「スーパー」と呼びますが、”supermarket”を略したもので、日本でしか通用しない和製英語ですので気を付けてください。

026.セクハラ(sex-hara)

日本語では「セクハラ」と短縮して言いますが、「セクシャル・ハラスメント」を短縮した和製英語です。
正しい英語は”sexual harassment”です。

027.センチ(centi)

日本人がセンチメートルの意味でセンチと略して言うのは和製英語で、欧米人には通じません。
“centi”は「百分の一」と言う意味の接頭語ですので、必ず後ろに単位がつきます。
正しい英語は”centimeter”です。

028.デパート(depart)

これは皆さんご存知だと思います。これも英語の単語を短縮した和製英語です。
正しい英語は”department store”です。
なお英語の”department”は会社の「部門」や「部」と言う意味で使われますので、”department store”と言わないと百貨店の意味にはなりません。

029.デフレ(defle)

景気が悪化して物の価値が下落することを日本では「デフレ」と言いますが、これは英単語の短縮形であり、日本でしか通用しない和製英語です。
正しい英語は”deflation”です。
経済学者などの偉い人が普通に使っている用語なので英語で通じると思ってしまいがちですが、通じませんのでご注意ください。

030.デマ(dema)

民衆を扇動する政治的悪宣伝や、悪意のあるうわさ話、中傷を「デマ」と言いますが、これは”demagogy”を短縮したもので和製英語になります。
正しくは”demagogy”です。
なお、「噂話」は”false rumor”と言います。

031.ネゴ(nego)

交渉という意味で使われる「ネゴ」は”negotiation”を省略したもので和製英語です。
正しくは”negotiation”とフルに言わないといけません。
しかも、普通は複数形で使います。
「裏取引」のことは”secret negotiations”,または”under-the-table negotiations”と言います。
ただし、”Price is a matter of negotiation.”のような場合には数えられない名詞として単数無冠詞で使います。

032.ファックス(fax)

これは英語の”facsimile”を短縮した言葉で和製英語になります。
正しくは”facsimile”です。
“fax”は英米人には”fucks”としか聞こえませんので気まずい思いをしてしまいます。
省略せずに普段から”facsimile”ときちんと使うようにしましょう。

033.ホームシック(homesick)

ふるさとを遠く離れて自分の家を恋しく思うことを「ホームシック」と言いますが、これは”homesickness”を短縮した形で和製英語になります。
“homesick”は形容詞になります。

034.ミス(miss)

日本語で間違いや失敗のことを「ミス」と言いますが、これは”mistake”を省略したものです。
“miss”は、「見逃す」などの意味で使われますが「失敗」という意味では使われません。

3.英単語を並べて作った和製英語

英単語を並べて作った和製英語

それぞれは英語の単語なのですが、文法や用法などを全く無視して、各単語の意味だけをくっつけて作られた言葉です。完全に日本語としてしか意味をなしません。英語では全く通じないどころか他の意味になってしまうものもありますので気を付けてください。

035.アフターサービス(after service)

英単語の”after”と”service”を並べた言葉ですので、英語と勘違いしやすいですが、これは完全な和製英語で日本語です。
正しい英語は”aftersales service”になります。
日本語のアフターサービスではなんの後なのかがわからないので、全く通じません。

036.オーエル(0.L.= office lady)

オフィスで働く女性のことを指す言葉です。英語の省略形かと思いきや、全くの和製英語です。
正しい英語は”an office worker”で、オフィスで働く人を指すので女性だけではなく、日本語のサラリーマンも意味します。
“office lady”と言っても全く通じませんので気を付けてください。

037.オービー、オージー(0.B.=old boy, O.G.=old girl)

日本語では、卒業生のことを指しますが、これも全くの和製英語です。
正しい英語は男性、女性をそれぞれ”an alumnus, an alumna”と言い、男女合わせて”a graduate”と言います。
英語でO.B.というと”out of bounds”のことを指しますので、気を付けましょう。

038.ガードマン(guard man)

警備員のことを指す単語ですが、これは和製英語です。”guard”(警護)する”man”(人)という意味で作られたのだと思いますが、英語ではありません。
英語では”a guard”と言います。
警察官が”a policeman”、消防士が”a fireman”というので同じような呼び方にしたのでしょう。

039.ガールハント,ボーイハント(girl hunt,boy hunt)

日本では英語として使われている言葉ですが、完全な和製英語です。
正しい英語は”pick up a girl,pick up a boy”です。
“hunt”は狩猟という意味になってしまいますので、通じたとしてもとても危ない意味になります。

040.ガソリンスタンド(gasoline stand)

日本ではガソリンを給油してくれるお店のことを指しますが、そもそも英語ではガソリンのことを”gasoline”とは言いませんので、全くの和製英語です。
正しい英語は”a gas station”(米国),”a petrol station”(英国)です。
特にヨーロッパではガソリンのことを”petrol”と言うのが一般的ですので、米語の”gas”と言っても伝わりませんので注意してください。

041.キャッチフレーズ(catch-phrase)

キャッチフレーズという言葉も普通に英語だと思って使われていますが、これも和製英語です。
“catch-word”,”headline”,”slogan”などが正しい英語になります。

042.キャンピングカー(camping car)

日本では宿泊することができる車を「キャンピングカー」と呼びますが、これも英単語を並べた和製英語です。
英語では”camper”と言います。

043.グリーン車(green car)

普段何気なく英語だと思って使っていますが、これも和製英語です。
正しい英語は”first-class car”です。
飛行機などでは普通に使っている”first-class”というのが正しい表現になります。

044.コインランドリー(coin laundry)

日本で使われている「コインランドリー」は和製英語です。
正しい英語は”a coin-operated laundry”です。
なお、”laundry”は「水を使った洗濯」を指します。
「石油系洗剤を使い、水を使わない洗濯」の”dry cleaning” とは区別されます。

045.コインロッカー(coin locker)

日本語ではコインロッカーという言葉をよく使いますがこれは和製英語です。
正しくは”coin-operated locker”と言います。
但し、長いので単に”locker”ということが多いようです。

046.ゴールイン(goal-in)

日本人は「イン」”in”を後に付加して和製英語を作る癖があるようですが、この言葉も和製英語になります。
正しい英語は”reach the goal”,”cross the finish line”などという言葉を使います。
なお「結婚にゴールインした」というのは”They finally got married.”と言います。

047.ゴールデンアワー(golden hour)

放送番組のうちもっとも視聴率の高い時間帯を、「ゴールデンアワー」と言うのは和製英語です。
正しい英語では,”the prime time”と言います。

048.コンプレックス(complex)

日本では劣等感の意味で使われていますが、英語のcomplexは、「異常心理(無意識)」の意味で、これだけでは通じません。
英語では「劣等感」を”inferiority complex”と言います。
何の”complex”なのかを特定しないといけません。

049.サラリーマン(salary man)

日本では「給料」”salary”をもらう「人」”man”と言う意味で使っていますが、これは和製英語です。
英語では”a salaried worker”と言うか具体的な職業名を言います。
“a salesman”,”an engineer”,”a computer programmer”,”a bank employee”などと使うのが一般的ですので、職業名を言うように心がけましょう。

050.Gジャン(G-JAN)

恐らく”jeans”の生地でできた「ジャンパー」と言うことなのでしょうが、英語では”jeans-jumper”と言う言葉はありません。
正しい英語は”denim jacket”になります。

051.シャープペンシル(sharp pencil)

良く使う筆記用具ですが、英語では”sharp pencil”とは言いません。和製英語になります。
正しくは”mechanical pencil”です。
同じく筆記用具でボールペンは”ballpoint pen”と言い「ボールペン」も和製英語です。

052.シンボルマーク(symbol mark)

日本ではよく使う言葉ですが、英語にはこのような言葉はありません。和製英語になります。
正しい英語は”an emblem”になります。
「シンボルカラー」の”symbol color”もまた和製英語で、”a candidate’s color” が正しい英語です。

053.タッチアウト(touch out)

野球用語で一般的に使われている言葉です。確かに走者に球をタッチするのですから英語の”touch”(触れる)に訳せると思いますが、これも和製英語です。
野球用語には結構和製英語があります。
正しい英語は”tag out”です。

054.タレント、テレビタレント(talent, Tv talent)

テレビに出演している芸能人や有名人を指す言葉ですが、これは和製英語です。
英語では”a TV starlet”,”a entertainer”,”a television personality”などが使われます。

055.ダンプカー(dump car)

荷台を傾け、積んだ土砂などを降ろすようになった車のことを「ダンプカー」「ダンプ」といいますが、この”dump”,”dump car”は和製英語です。
正しくは”dump truck”と言います。
日本語では車をとかく”car”と訳しがちですが、誤った言葉ですので注意してください。

056.デーゲーム(day game)

昼間に行われる野球やサッカーの試合のことを”day”+”game”で「デーゲーム」と呼んでいますが、昼間に行われる試合のことは「日差しの下で行う試合」ということで”daylight game”と呼びます。
「デーゲーム」では通じませんのでご注意ください。
なお、夜間試合のことを「ナイター」”nighter”と呼びますがこれも和製英語です。
正しくは”night game”です。
セットで覚えておきましょう。

057.テーブルスピーチ(table speech)

これも和製英語です。正しい英語は”an after-dinner speech”と言い、通常は食後に行われる「スピーチ」を指します。
日本のように食前に長々とスピーチすることは欧米件ではまれですので、食前に「スピーチ」をする機会があったら簡潔に済ませるようにしましょう。

058.デコレーションケーキ(decoration cake)

日本ではホール状のケーキのことをデコレーションケーキと言いますが、英語の意味は「装飾用のケーキ」となってしまい何が何だか分からなくなってしまいます。
正しい英語は”a decorated cake”と言います。似ていますが異なるものです。

059.ネームカード(name card)

名刺のことを日本では「ネームカード」と言いますが、これは和製英語です。確かに”name”が書かれた”card”なので正しい気がしますが違います。
正しい英語は”visiting card”です。

060.ヴァージンロード(virgin road)

結婚式で花嫁がウェディングドレスを着て歩く通路のことを「ヴァージンロード」と呼びますが、これも和製英語です。
正しい英語は”down the aisle”となります。

061.バーゲンセール(bargain sale)

英語では”bargain”も”sale”も「特売」という意味で、同じ意味の単語を並べることはありません。
正しくは”bargain”もしくは”sale”と言ってください。

062.バックミラー(back mirror)

車のフロントガラスの上部真ん中についているミラーのことをバックミラーと呼んでいますが、欧米人にこう言っても伝わりません。和製英語です。
英語では”rear view mirror”と言います。

063.ブックカバー(book cover)

英語の”book”と”cover”足した言葉で、一見英語のように思えますが、実は和製英語です。
正しい英語は”a book jacket”になります。
“book cover”は「本の装丁」「表紙」を指します。

064.プレイガイド(play-guide)

日本では映画やコンサートなどのチケットを売るお店のことを「プレイガイド」と呼んでいますが、これは和製英語です。
正しい英語は”ticket office”(米),”booking office”(英)と言います。
“play-guide”と言っても通じません。

065.ベースアップ(base up)

日本では賃上げのことを「ベースアップ」とか「ベア」とか言いますがこれは和製英語です。
英語では”a pay raise”と言います。
したがって「ベースアップする」は “raise the basic wage rate” と言います。

066.ペーパードライバー(paper driver)

日本では運転免許を持っていながら普段運転していない人のことをこう呼びますが、これに該当する英語は見当たりません。

067.ベッドタウン(bed town)

日本では都市部の周辺に建設された住宅地のことを指しますが、正しくは衛星都市と言うことになります。
ですから正しい英語は”satellite town”になります。

068.ホットケーキ(hot cake)

焼きたてを温かいうちに食べるので、”hot cake”と名付けたのでしょうが、英語圏ではあまり使われません。
正しい英語は”pan”で作る”cake”なので”pancake”と言います。

069.マイペース(my pace)

日本では良くも悪くも自分の時間軸で物事にあたる人をマイペースな人だと言いますが、これは和製英語です。
“one’s own pace”が正しい英語です。

4.日本では違った意味で使われている英語

日本では違った意味で使われている英語

もともと英単語ではあるのですが、日本では違った意味で使われているものがあります。そのまま伝えてしまうと、違った意味に取られてしまいますので、正しい英語の表現を覚えておきましょう。

070.エスケープ(escape)

日本では学生が授業を抜け出すことをエスケープするといいますが、これは正しい表現ではありません。
正しい英語は”cut”で、英語の授業を抜け出すという場合は”l cut English class this morning.”と使います。

071.カンニング(cunning)

試験で不正をすることを日本では「カンニング」といいますが、英語で”cunning”とは「ずるがしこい」という意味で、「不正をする」という意味ではありません。
正しい英語は”cheating”と言います。

072.グラビア(gravure)

水着の女性の光沢写真のページが何ページかあるのを日本では「グラビア」と呼ばれますが、和製英語のグラビアは”photogravure”が起源となっています。
“photogravure”とは、エッチングした金属の板やロールを使って、写真を雑誌や本に印刷するのに用いられる技術のことです。まったく違う意味になります。
正しい英語は”glamour photos”です。

073.クレーム(claim)

日本では苦情を言うことを指しますが、本来の意味は「強く主張すること」で、法律的な意味で使われるものです。
和製英語でいう「クレーム」とは英語では「苦情を言う」という意味の”complaint”が使われます。

074.サービス(service)

日本では無償で行う修理などをサービスと言いますが、この使い方は和製英語になります。
正しい英語は”lt’s free”となります。
英語の”service”には「無償」の意味はありません。

075.サイン(sign)

日本では「サインをする」と名刺的に使いますが、英語の”sign”は動詞として使われ、書類や契約書などに署名をするという意味です。
また”sign”の名詞としての意味は「信号」、「符号」、「記号」といった意味になります。
正しい英語は”signature”になります。
ホテルのチェックアウトの時のサイン欄やパスポートのサイン欄には”signature”と記載されていますのでご覧いただくといいでしょう。

076.ジンクス(jinx)

“jinx”と言う単語は英語にもありますが、本当の英語の意味は「不運をもたらす縁起の悪い人物または物事」を指します。
日本のように縁起を担ぐ言葉としては使われませんので、気を付けて使わないといけません。

077.スマート(smart)

日本ではプロポーションが良いことを「スマート」と言いますが、英語で”smart”は「頭が良い」とか「知性を備えた」という意味で使われ、痩せていることは指しません。
英語では”slim”と言うのが正解です。

078.チャック(chuck)

英語の”chuck”は工作機械で被加工物を把持するための装置のことを指します。
ファスナーのことを「チャック」と言うのは和製英語です。
正しい英語は”zipper”または”zip-fastener”と言います。
単に”fastener”と言ってもジッパーの意味にはなりませんのでそちらも注意してください。

079.テリトリー(territory)

日本では自分の守備範囲や得意分野のことをテリトリーと言いますが、英語の”territory”にはそのような意味は全然なく、もっぱら領土、地域と言う意味で使われます。
日本語で言う「テリトリー」に該当する英語は”specialty”です。
ですから自分の得意な領域などを指す場合は”That’s my specialty.”と言います。

080.ドキュメント(document)

英語で”document”は「書類」を指します。日本語でいうドキュメント番組は、正しくは”documentary film”と言います。

081.ネック(neck)

日本語でふだん使われるネックの意味は、英語のbottleneck「瓶の首」=「進行を妨げる人」という言葉が語源だと思われますが、欧米人に言っても伝わりません。
正しい英語は”weak link”「弱い結び目」などが使われます。

082.ハーフ(half)

日本では混血の人をハーフと呼びますが、これは和製英語です。正しくは”Eurasian”(欧亜混血),”African-Asian”(アフリカ系アジア人),”part-Chinese”(中国人の混血),”part-English”(英国人との混血)などを使います。
ハーフ(half)という言葉を使って混血種の人を指した英語表現は、差別的な意味合いが強く、昨今では社会的に許されないものです。決して使ってはいけません。

083.バイク(bike)

日本では、エンジンを積んだ2輪車のことをバイクと呼びますが、英語では自転車のことを指します。
正しくは”motorcycle”,”motorbike”が使われます。
自動で走る2輪車という意味で「オートバイ」”auto bike”という言葉もありますが、これも和製英語です。

084.ブラインド(blind)

日本では日光をさえぎるため窓に取り付けたものをブラインドと呼びますが、英語の”blind”は別の意味を持ちます。
正しい英語は”shade”です。
“blind”は「盲目」と言う意味になります。

085.プロダクション(production)

日本では、映画の制作所や芸能などの企画、興業を行う所をプロダクションと呼んでいますが、”production”は「製造すること」や「生産量」を意味します。
正しい英語は”agency”になります。

086.フロント(front)

日本ではホテルの受付のことを「フロント」と言いますが、英語の”front”にはそのような意味はありません。
正しい英語は”a front office”または”a front desk”と言います。

087.ボディーチェック(body check)

英語の”body check” は、ラグビーやアイスホッケーで、相手をブロックするために体当たりの攻撃をするときの動作を指します。
「身体検査」のことは英語で”security check”と言います。

088.マンション(mansion)

日本でいう「マンション」と英語のマンションとはまったく意味が違います。
英語の”mansion”は日本で言う「豪邸」を指します。
日本語で指す「マンション」の正しい英語は”condominium”や”apartment”(米),”flat”(英)などと言います。

089.モニター(monitor)

日本では「モニター」を、「テレビ視聴率の調査モニター」、「新商品のモニター」のような使い方をしていますが、これは和製英語です。
英語で”monitor”は「継続的に監視する」という意味で使われます。
正しい英語は”test user”になります。

090.ヤンキー(Yankee)

日本では素行の良くない不良の若者を「ヤンキー」と言いますが、英語では”Yankee”アメリカ合衆国民に、親愛をこめて使われることが多いのです。
ちなみにオーストラリア人は”Poms”ニュージーランド人は”Kiwis”、英国民は”Limeys”と呼ぶようです。

091.リフォーム(reform)

日本では家を改装するときなどに「リフォーム」という言葉を使いますが、英語で”reform”とは「改める」、「矯正する」といった意味になります。
英語では”alteration”を使います。

5.語源がはっきりしないもの

語源がはっきりしないもの

これまでの4つの分類には入りませんでしたが、知っておいたほうが良いという言葉もいくつかあります。語源がはっきりしないのですが外来語ではないかと思われるもの、英語には該当する言葉がないものなどを掲載しています。

092.コンセント(consent)

この単語は語源がはっきりとわからないのですが、和製英語になります。おそらく、電源が一ヶ所に集中していることから、”concentration”「集中」を略したものではないかと思われます。
英語では”a wall outlet”,”a wall socket”,”an outlet”などと言います。

093.デノミ(denomination)

一見すると正しい英語のように感じますが、これは外国では全く通じない和製英語です。正しい英語は”devaluation”です。
このように経済用語では和製英語が多く使われていますので、欧米人と会話するときには気を付けてください。

094.ドッキング(docking)

日本では何かと何かを合体させることを「ドッキング」と言います。
例えば理論と実践を「ドッキング」させるなどと使いますが、これは英語では”put~into…”,”join~up together”などが使われます。

095.フリーター(freeter)

日本では定職に就かずにアルバイトで生計を立てている人のことを指しますが、英語でこれに該当する言葉はありません。日本独自の文化なのかもしれません。
「part-time jobをしている人」に適する言葉が良いので、”a person doing part-time job”が適切ではないかと考えます。

096.フリーマーケット(free market)

注目すべきは、フリーマーケットの綴りが正しくは”flea market”であって、”free market”ではないということです。
“flea”は蚤という意味です。
日本でも「蚤の市」という言葉がありますのである意味万国共通なのかもしれません。
なお、”free market”と言った場合、入場料が無料と言う意味にも取られかねません。

097.ポスト(post)

日本では郵便物を入れる箱のことを「ポスト」と言いますがこれは和製英語です。
正しい英語は”a mail box”になります。
“post”は「郵便物」の意の名詞で、”in today’s post”とも言います。
ただし、この場合は”post”よりも”mail”を使うのが普通で、”today’s mail” と言った方が良いです。「郵便局」はa post office が慣用です。

098.ホチキス(Hotchikiss)

日本では紙とじ器を「ホチキス」「ホッチキス」と言いますが、これは和製英語です。
英語では”stapler”と言います。
“Hotchikiss”は米国人ホチキスが発明した機関銃のことです。

099.マザコン(マザーコンプレックス:mother complex)

「マザコン」は「マザーコンプレックス」の日本語発音からできた言葉で、これも日本人の民間心理学で広く使われる概念です。
これは自分の母親に対する度を越えた傾倒を表すときに使われ、英語ではそういう人のことを”mumm’s boy” や”momma’s boy”もしくはひどい場合には、”mother fixation”がある人、などと呼びます。

100.モーニングサービス(morning service)

日本では朝、喫茶店でコーヒーなどの飲み物を頼んだときについてくるものを「モーニングサービス」と言いますが、これは和製英語です。
英語であえて同様の言葉を言うなら、”breakfast special”といいます。
なお、アルファペット一文字の違いで”Mourning service”(哀悼の式)という言葉があり混同しやすいので注意して下さい。

海外では通じない和製英語100選

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