まとめ

高級寿司屋のマナーと正しい食べ方34選

高級寿司屋のマナーと正しい食べ方34選

高級寿司屋に行くなら知っておきたいマナーと食べ方

寿司は日本人にとって馴染みのある料理ではあるものの、寿司または寿司屋のマナーについて詳しいといった方は少ないかと思います。また、食べる順や醤油のつけ方で味を風味も変わってきます。
ここでは高級寿司屋でも恥をかかないためのマナーと正しい食べ方について紹介していきます。

箸でも手でもOK

箸でも手でもOK

お寿司を食べる際は手で食べるのがマナーと思っている方も多いかと思いますが、実際には手で食べても箸で食べでも問題ありません。
手で食べた方がシャリが崩れにくい、箸で食べた方がネタの温度が変わりにくいなどそれぞれにメリットがありますが、自分の食べやすい、食べたい方法で食べて問題ありません。
ちなみに手で食べる際は親指と人差し指、中指の3本で3方向から摘むように食べるのが基本となります。

ただし、ガリは箸で食べるのがマナーです。

ネタに醤油をつける、寿司を横にする

ネタに醤油をつける、寿司を横にする

お寿司に醤油をつける際はシャリではなくネタに醤油をつけるのが正しい食べ方になります。シャリに醤油をつけてしまうと「醤油がつきすぎてしまう」「シャリが醤油で崩れやすくなる」「醤油皿の中にシャリが残り見栄えが良くない」などが主な理由でネタに醤油をつけます。

手で食べる際はもちろん、箸で食べる際もお寿司を一旦横に倒したうえで掴むと醤油をネタに付けやすくなります。また、この後記載する「ネタを下にして口に入れる」でもネタを返しやすくなるため寿司を摘む際は横にするのが正しい食べ方になります。

ネタを下にして口に入れる

マナーではありませんがネタを下にして口に入れると舌にネタがあたりやすくなり、より美味しくお寿司の味を楽しむことができます。
もちろんマナーではありませんので必ずしも返す必要はありませんが、お寿司屋さんからみれば通だと思われること間違いありません。

ネタをはがして醤油につけるのはマナー違反

ネタをはがして食べるのもあまり良いマナーではありません。もし高級寿司屋でやったら板前さんが眉をひそめているかもしれません。

軍艦はガリ・きゅうりに醤油をつける

軍艦はガリ・きゅうりに醤油をつける

寿司を横にしてネタに醤油をつけると記載しましたが、ウニやイクラといった軍艦はハケで塗るかのようにガリに醤油をつけて寿司に醤油を塗ってから食べるのが通の食べ方になります。また、崩れなければ添えられているキュウリなどで醤油を塗っても問題ありません。

必ず一口で

お寿司にかぎらず和食は「かじる」または「噛み切る」といった仕草はマナー違反されています。そのため寿司は必ず1口で食べるのが正しい食べ方となります。
また、天ぷらや煮物など大きなものは箸で割いてから口に運ぶのが和食のマナーとなりますが寿司は裂いて食べるのはマナー違反となります。
一口で食べきれないと言った方はシャリの量を減らしてもらうなどし、できるかぎり一口で食べるようにしましょう。

寿司を食べる時は白身に始まって味の濃いネタで終わる

寿司を食べる時は白身に始まって味の濃いネタで終わる

これもマナーではありませんが、「よりお寿司を楽しみたい」「食べ方を知っていると思われたい」と思っている方は味のさっぱりしたものから食べはじめ、味の濃いものに移っていくようにしましょう。

味の濃いアナゴや大トロなどから食べてしまうとさっぱりした味わいのタイやヒラメなどの味が分かりにくくなってしまうためと言われています。
そのため、穴子や大トロなどから頼むのはマナー違反ではありませんが、通の食べ方ではないとされています。

「白身→赤身→光物→玉子→貝類→アナゴやウナギ→巻物」と言った順に食べるのがおすすめです。特に「巻物は終わりの合図」と言われ、巻物を注文することで終わりを板前さんに告げていると言われており、通ほど最後に巻きを食べると言われています。

他にも「たまごから食べることでその寿司屋のレベルが分かる」や「コハダから食べるのが通の食べ方」とも言われていますが、先程も記載したように基本的に決まりはないので好きな順で食べても問題はありません。

ガリは寿司の合間に食べる

生姜を甘酢につけたガリは合間に食べるのが通の食べ方です。ガリのさっぱりとした辛味と甘酸っぱい味により前に食べたネタの味を引きずらずに次のネタを楽しむことができます。
特にアナゴやウニなど味の濃いものを食べた後にツブ貝やヒラメなどさっぱりとしたものを食べる際など、合間にガリ入れるとネタ本来の味を楽しむことができます。

「おまかせ」はNG、「おきまり」はOK

「おまかせ」はNG、「おきまり」はOK

「おまかせ」とはお店のおすすめのものをいつくか選び出してもらうこと。「おきまり」とは時期によって多少異なる場合もありますが決まってネタを出してもらうこと。「特上にぎり」・「上にぎり」や「松」や「竹」などがあるのが「おきまり」です。

非常に似ていますが、はじめていったお寿司屋でいきなり「おまかせ」を頼むのはNGとなります。「旬のネタ」などはあるにしてもその人の好みを板前さんが分からなければ、嫌いなネタも分かりませんのでいきなり「おまかせ」を頼むのはあまりおすすめできません。

ゲタはカウンターからおろさない

ゲタはカウンターからおろさない

ゲタとは「寿司台」や「寿司盛台」と呼ばれる足で履く下駄のような形状をした木製の台のこと。近年は様々な形状をしていますが、このゲタの上に握られた寿司が乗ることになりますのでゲタを動かさないのがマナーです。ゲタは板前さんとお客が届くちょうど良い位置に板前さん自らが置きます。そのためカウンターからおろしてしまったり、動かしてしまわないように注意しよう。

「おまかせ」や「おきまり」は左から食べる

「おまかせ」や「おきまり」は左から食べる

「おまかせ」や「おきまり」を頼んだ際にゲタの上にキレイにお寿司が並んで出てきますがこの時は左から順に食べるのが通な食べ方です。理由は「寿司を食べる時は白身に始まって味の濃いネタで終わる」で記載したように左から右に向かうにつれて味が濃くなるように置かれています。

2段に並んで出てくる場合は手前の左側が最もさっぱりしたネタになっています。

醤油にわさびは溶かない

醤油にわさびは溶かない

わさびを直接つけると刺激が強すぎると言った理由から醤油に溶かす方もいますが、これもお寿司に限らず和食全般でマナー違反となります。

醤油にわさびを溶かすことで醤油皿が汚れてしまうことはもちろん、わさびの辛味と同時に香りまで飛んでしまうためNGとされています。

出てきた寿司は早めに食べる

出てきた寿司は早めに食べる

ゲタにのせられたお寿司をいつまでも食べずに放置するのもマナーとしてあまり良くありません。
いつまでも放置するとネタが乾いてしまうだけでなく、味や風味も変わってきてしまいます。
板前さんなどと楽しく話しながら食べるのも通の食べ方ではありますが、出されたお寿司はできるだけ早めに口へと運ぶようにしましょう。

醤油のつけすぎない

醤油のつけすぎない

ネタやシャリにベッチャリと醤油をつけ過ぎるのも通の食べ方ではありません。醤油をつけすぎてしまえばネタ本来の味がわからなくなってしまいます。また、板前さんからすれば「味の分からないお客さん」として見られてしまうこと間違いありません。

醤油の出しすぎは注意

上記の理由から醤油皿に醤油をたくさん出すのもマナー違反となります。少量だけとることでつけすぎ防止にもなります。
少なくなったと感じたら継ぎ足しながら使うようにしましょう。

わさび抜きは恥ずかしくない

わさびが苦手という方はわさび抜きを頼んでもまったく問題ありません。
お寿司にわさびが使われるのは魚特有の生臭さを消す意味で使われています。そのため「生臭さが気にならない」「わさびが苦手」と言った方は注文前や予約時にわさび抜きを頼むようにしましょう。

シャリ少なめもOK

いろいろなネタを味わいたいが食べきれないと言った方もいると思います。そんな時はシャリを少なめに頼んでも問題ありません。
また、ダイエットのためにシャリをあまり食べたくないという方もいると思います。
逆にこの後紹介する「追い剥ぎ」と呼ばれるシャリだけを残すのはマナー違反となります。

ネタだけたべる「追い剥ぎ」はNG

ネタだけたべる「追い剥ぎ」はNG

近年回転寿司などで上のネタだけを食べる方が急増していると言われています。これはお寿司の業界用語で「追い剥ぎ」と呼ばれマナー違反とされています。
回転寿司でテーブルいっぱいにシャリだけ皿が並んでいるのはもちろん、回らないお寿司屋でゲタのうえにシャリだけ並んでいるのも美しい光景とは決して言えません。

上記で記載したようにシャリの量を減らしてもらうなどしてできる限りマナーよく食べるようにしましょう。

カウンターに座る

カウンターに座る

カウンターに座るのも通ならでは食べ方です。カウンターに座ることで「旬のネタ」や「おすすめのネタ」を直に板前さんに聞きながら食べることができます。

業界用語を使わない

どの業界にも業界用語があるように、寿司業界にも専門的な業界用語あります。例えば「アニキ」は古いネタのことを指し、「オトウト」は新しいネタのことを指す。しかし通のフリをして業界用語を連発する決して通のすることではありません。
むしろ間違えて使ってしまえば恥をかいてしまうことになりかねません。

お会計の時に「おあいそ」と言うのは間違った使い方

お会計の合図として「おあいそ」と言う方がいますが、正しくは間違った使い方です。「おあいそ」とは「(お愛想)なくても申し訳ない」の略語とされており、本来は店側である板前さん達が使う言葉であるため、お客側が使う言葉ではありません。

箸置きに箸を置く

箸置きに箸を置く

食事中に箸を置く場合には箸置きに置くのが正しいマナーとなります。ゲタの上や汁物が入ったお椀の上に置くことは「渡し箸」と呼ばれマナー違反となります。
お寿司屋さんで箸置きがない場合には醤油皿にのせてもOKですが、のせるのはあくまでも先端の付近のみで箸全体が浮かないようにしましょう。

また、割り箸で食べる場合には割り箸の入っていた袋を折りたたんで箸置きにしても問題ありません。

椀物は後半以降

椀物は後半以降

「寿司を食べる時は白身に始まって味の濃いネタで終わる」でも記載したように巻物を注文することは「終わりの合図」と言われているように味噌汁も後半に頼むのが通だと言われています。
もちろん、前半に頼んだからといってマナー違反となる訳ではありません。

椀物は終了の合図

銀座などの高級寿司店に行く際は、あらかじめ予算などを伝えておくと予算内で寿司を楽しむことができますが、デートや取引先などと食事をする際に「そろそろ予算いっぱいですが」と板前さんに言われたら格好がつきません。
その時は「椀ものをお出ししてよろしいですか」などと聞いてくれるので「椀もの」について聞かれたら予算いっぱいの合図だと思っておくようにしましょう。

酒とつまみから注文する

お寿司屋さんだからといって必ずしもお寿司から注文しなければならない、なんて決まりはありません。お酒を飲む場合は酒やつまみから頼んでも問題ありません。むしろ酒やつまみから頼むことで板前さんも寿司を握るペースを考慮することができと言われています。

腕時計・ブレスレットは外す

腕時計・ブレスレットは外す

カウンターに座る時は腕時計やブレスレットを外すのがマナーです。
高級とつくような寿司屋のカウンターは一枚板と呼ばれる大きな一枚の木でカウンターが作られていることが多く、傷がつくことを非常に嫌います。そのため傷をつけないように腕時計などは外してカウンターに置くか、しまっておくようにしましょう。

旬のネタを知っておく

旬のネタを知っておくのも通の食べ方だ。魚は種類や時期によって脂のノリが異なり、美味しい時期もあればそうでない時期があります。
もちろん好きなネタであれば一年を通して頼んでも問題はありませんが、旬のネタも混ぜることで寿司をより楽しむことができます。

注文しないのに長居しない

注文しないのに長居しない

これも寿司屋に限ったことではありませんが、満腹になったのにいつまでも居座るのも通ではありません。注文もせずにいつまでもいることで別のお客様が入ることができませんし、その板前さんも休憩することができません。

写真は断ってから

SNSやブログに料理や店内の写真をアップする方が増えてきていますが無断で撮影するのは良いマナーと言えません。店内でフラッシュがたかれれば他のお客の迷惑になりますし、勝手に公開されれば店側もあまり気分の良いものではありません。
写真を撮影する際は一度確認を入れておくのが社会人として最低限のマナーです。

時価は聞いてもOK

仕入れ値の変わりやすい寿司ネタは時価と記載されているものが多くあります。また、接待やデートなどで使われることの多い高級寿司手などではお客様のことを考慮し、あえて記載していない場合もあります。
しかし、値段が分からなければ頼みにくいこともあるかと思いますが、時価と書かれている物の値段を聞いても何ら問題はありません。もちろん、値段次第では注文を断ってもOKです。

ベストを着ておく

レストランなどにもドレスコードがあるように、寿司屋にも相応しい格好があります。特に高級寿司店では、味だけでなくその場の雰囲気を楽しむために通うお客も多く、スエットにパーカーでは店側はもちろん、他のお客の気分も害してしまいかねません。
高級寿司店ではベストなどそれなりの格好をしていくのがマナーです。

上着を脱ぐ

これも寿司屋に限らず上着を着たまま食事をするのはマナー違反です。席に着く前に必ず上着は脱ぐようにしましょう。

強い香りを振りまかない

特に女性の方はあまり強い香水をつけすぎないように注意が必要です。寿司は味覚だけでなくわさびなどの香りを楽しむものとなります。また笹やゆずなどネタによってはその他の香りを楽しむことができる料理となっています。
しかし強い香水の匂いをつけていては楽しむことができないばかりか、他のお客にも迷惑をかけてしまいかねません。

たばこもNG

たばこもマナーの観点からすればNGです。もちろん寿司屋によっては喫煙可能な店もありますが、隣の席の人が吸わないようであれば控えるのが粋な食べ方です。