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ビジネス知識

一歩先へ行く!電卓の便利な機能の使い方

電卓の一歩先行く便利機能の使い方を学ぼう!

日常生活でも仕事でも、時々お世話になる機会がある電卓。
最近は携帯電話やスマートフォンでも簡単に電卓が使えることから様々な場面で電卓を使用する機会が増えているかと思います。

でも、電卓の便利な機能や使い方を知っていますか?
日頃は何となく「MC」や「M+」「M-」なんてキーがあるのは目にしますが、使い方、となると案外知らないものです。
単純な足し算や掛け算などの使い方だけでなく、電卓の便利な機能の使い方を覚えると、より素早く高度な計算ができます。

今回は、電卓の便利な機能の使い方についてご説明します。
加減乗除の使い方だけでなく、普段使わないキーの使い方を知ってより電卓を使いこなせるようになりましょう!

基本的な電卓の加減乗除の使い方

電卓の加減乗除の使い方

基本中の基本ですね。
足す、引く、かける、割る、の使い方です。

足し算の使い方
『+』キー
例:「10」『+』「20」「=」
→電卓の画面に「30」と表示

引き算の使い方
『-』キー
例:「329」『-』「294」「=」
→電卓の画面に「35」と表示

掛け算の使い方
『×』キー
例:「1024」『×』「64」「=」
→電卓の画面に「65536」と表示

割り算の使い方
『÷』キー
例:「131072」『÷』「16」「=」
→電卓の画面に「8192」と表示

一歩先行く使い方

電卓の加減乗除のちょっと便利な使い方を学びましょう。
電卓はメーカーにより機能が異なる場合がありますが、ほとんどのメーカーの電卓で使用できる使い方を紹介します。

ひとつの数字に、異なる数字を加減乗除する使い方
例えば、こんなシチュエーションの計算の時の便利な使い方です。

A駅からB駅を経由してC駅へ行きます。
A駅からB駅へは、複数の乗り継ぎルートがあり、電車代が異なります。
電車代が高いルートの方が早く到着します。
ちなみにB駅からC駅は274円のルートひとつです。

A駅〜B駅(ルート1)433円C駅到着→14:20
A駅〜B駅(ルート2)412円C駅到着→14:24
A駅〜B駅(ルート3)396円C駅到着→14:35
B駅〜C駅274円

ここで、電卓の便利な使い方の出番。
電卓を取り出して計算してみましょう。

さて、電卓にまず「433」『+』「274」「=」を入力します。
A駅〜B駅(ルート1)に乗った場合ですね。
答えは「707」。
さて、ルート1の交通費が出たところで次のルート2の計算「412+274」を行いたいですね。
ここで、先ほどの計算結果をそのままにしておいて、おもむろに「412」「=」と打ち込みましょう。
すると?電卓の画面には「686」!
先ほどの計算の「433」が「412」と入れ替わって、「412+274」の計算結果が出てきました!
同様に、そのままルート3を使う場合の「396」「=」と打ち込むと、電卓の画面には「396+274」の計算結果である「670」が表示されるはずです。

こんな使い方、ご存知でしたか?
最初に行った「433」『+』「274」「=」の「433」の部分が、その後に入力した「412=」や「396=」の数字と入れ替わりましたね。
これは、足し算だけでなく、引き算や割り算でも同じようにできます。

ただし、掛け算だけは「後ろの数字」が置き換わりますのでご注意を。

同じ数を何度も加減乗除する使い方

これも非常に便利で簡単です。
前の計算結果が電卓の画面に表示されたら、何も数字を入力しないでそのまま『=』キーを押してみましょう。
計算結果に対して、同じ計算が繰り返されます。

例えば「2」「+」「4」「=」5になりますが、そのまま『=』を入力すると画面には「9」が表示されます。
そのまま『=』をどんどん押して行くと、「13」「17」「21」「25」・・・
「4」が繰り返し足されていることが分かりますね。

「MR」「MC」「M+」「M-」キーの使い方

どの電卓にもある「M」系のキーです。
使い方が分からないうちは不気味な存在感を放って迂闊に触れない雰囲気を感じます。

このキーの使い方は、計算結果を一時的に電卓のメモリーに記憶させるものです。
そう、メモリー(Memory)の「M」キーなのです。

「M+」現在のメモリーの値に、現在電卓の画面に表示されている数字を足します
「M-」現在のメモリーの値から、現在電卓の画面に表示されている数字を引きます
「MR」現在メモリーされている値を表示します
「MC」現在のメモリー内容をクリアします。
※電卓によっては「MRC」キーがあり、「MR」と「MC」の機能を兼ねている場合があります。
その場合は一回押すと「MR」、もう一回押すと「MC」の機能を果たします。

分かりましたか?
・・・キーの意味の説明だけではピンと来ないでしょう。

例を挙げて使い方を学びましょう。

例1:一本371円のペンを2本、一冊162円のノートを4冊のセットを購入するといくらでしょう?

式は「371×2 + 162×4」ですね。
さて、これを電卓でどうやって計算するか。
ここで「M」キーの登場です。

「371」「×」「2」「M+」→742(「M+」キーを押すことで計算結果の「742」がメモリーされている値に足されました)
「162」「×」「4」「M+」→648(「M+」キーを押すことで計算結果の「648」がメモリーされている値に足されました)
「MR」を1回→1390(「MR」キーを押すことで現在のメモリーの値が電卓の画面に表示されました)

次の例に行ってみましょう。
次の計算を始める前に、「MC」キーを押して下さい。
電卓の画面では、「M+」を押した時に表示された「M」が消えるはずです。
メモリーされている値がクリアされて、「0」になります。

例2:今、財布の中に2665円あります。
一本371円のペンと一冊162円のノートのセットを何セット買えるでしょうか?

式は「2665 ÷(371+162)」ですね。
括弧が出てきました。
先に計算しなければなりません。
電卓で普通に頭から計算できないパターンです・・・
しかし、ここでまた「M」キーに登場してもらいましょう。

括弧の中を先に計算してメモリーします。

「371」「+」「162」「M+」→533(「M+」キーを押すことで、「533」がメモリーされている値に足されました)
「2665」「÷」「MR」「=」→5(「MR」を押すことで、メモリーされている「533」が呼び出されました)

つまり最大で5セット購入することができると言うことになります。

計算が終わったら「MC」キーを押せば、メモリーされている値がクリアされます。

さいごに

いかがですか?
「M」キーの使い方を知っていると、複数の掛け算の合算や、括弧内を先に計算するなどの計算が簡単にできてしまいます。
この使い方を知らないと、一回掛け算した結果をどこかにメモして、とか、絶対忘れないように覚えておいて・・・なんて手間がかかってしまいますよね。

電卓の一歩先行く便利な使い方。
覚えておいて損はありませんよ!

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