年俸制と月給制の違い(残業代・退職金・支払い方法などの違い)

年俸制と月給制の違い(残業代・退職金・支払い方法などの違い)

残業代・退職金・支払い方法などにおける年俸制と月給制の違い

スポーツ選手や外資系企業を中に多いと言われる年間の総支給額をあらかじめ決定する年俸制。厚生労働省の就労条件総合調査による年によって多少前後はあるものの10社に1社前後の割合で年俸制を導入している企業が存在しています。

また、年間で総支給額を決定する年俸制とは違い月単位で支給額が変動する月給制は多くの日本企業で利用されています。

ここでは年俸制と月給制の違いについて紹介していきます。

支払い方法に違いはない

年俸制と言っても給与が1年に1回まとめて支給される訳ではありません。
労働基準法により給与は毎月1回以上の支払いが義務付けられていることから年俸制も月給制と同様に毎月支払われます。
そのため月々の支払い方法については年俸制でも月給制でも違いはありません。

また、支給方法は契約した年俸を12割り均等に支給する会社もあれば、14や16で割りボーナス(賞与)として夏や冬に多く支給する企業も存在しています。

年俸制は途中で給与が変わらない

企業の業績が悪くなると従業員の賃金をカットする場合があります。
その場合、月給制では賃金カットが導入される月から減給される可能性があるのに対して、年俸制は1年間に支給される賃金を会社と労働者の合意の上契約しているため賃金カットを行えるのは次回の契約更新以降まで行うことができないと言った違いがあります。

残業代はどちらも支給されるが、みなし残業には注意

年俸制の場合には残業代が支払われないと考えている方も思いますが、年俸制でも月給制と同じように残業代が支払われます。
ただし、月給制も年俸制も注意が必要で給与にみなし残業としてあらかじめ残業代が含まれている場合には含まれている残業分の労働を行っても残業代を受け取ることはできません。

ボーナスが変動する月給制と変動しない年俸制

会社の業績などに応じて支給されるボーナス(賞与)ですが、月給制の場合には会社の業績が悪い場合にはその年のボーナスが支給されてない場合も存在します。
一方、年俸制では「支払い方法に違いはない」でも記載したように年俸を14分割、16分割で支給する場合にはボーナスが必ず支給されると言った違いがあります。

ただし、年俸制でも年俸が12分割で支払われる場合にはボーナスが支給されません。

また、12分割であれ、14分割であれ、会社の業績が予想以上に良い場合などは年俸にボーナスを上乗して支給されることがあります。

欠勤控除はどちらにもある

年俸制も月給制と同じように残業代などが支払われますが、遅刻や欠勤などによる欠勤控除される可能性は十分にあります。
欠勤控除の計算方法は会社によって異なりますが就業規則に書いてありますので必ず確認するようにしましょう。

退職金もどちらも支給される

最近は退職金制度を設けていない会社もありますが、退職金制度がある場合には年俸制でも月給制と違いなく受け取ることができます。